素人なのに
気の利いた、面白い文章を書く人って
いますよねぇ。
悩んだようにも見えず、一気にすらすらと・・・。
私のブログ友だちにも
そういう才能のある人が何人もいます。
どんなに美文でも
内容が伴わないと、空虚で魅力を感じないし・・・。
文章にはその人の生き方や
モノを視る目が反映されるのでしょうか。
昨日、たまたま目にしたブログ。
鳥取県にスタバがオープンしたことを受けて、
ここまで引っぱれるとは!
独断と偏見、まさに言いたい放題ですが、
自分の意見を持った、ユーモアのある
おっさんだな、と私は感じました。
好き嫌いは別として。
興味のある方はお読みくださいませ。
↓
ニュースによると、
47都道府県の中で唯一、大手コーヒーチェーン
「スターバックスコーヒージャパン」の店舗がなかった鳥取県に
23日、 第1号店がオープンした。
同社によると午前6時55分の開店前に
国内での出店時として最多の約1千人が列を作った。
スタバは2013年3月に島根県に進出。
唯一の「空白県」となった鳥取県の平井伸治知事が
「スタバはないが、スナバ(鳥取砂丘)はある」と発言し、
出店が注目を集めていた。
友人と前日の午後1時から並び、
一番乗りした地元の大学生、宮川惇さん(19)は
新商品の ストロベリークリームフラペチーノを注文。
40人近い報道陣に囲まれ、
「鳥取に生まれて19年。ずっとあこがれていた。
今までなかった味でおいしい」と笑顔を見せた」と報道された。
ご苦労さんというより、列に並んだ皆さんには申し訳ないが、
バッカじゃないの、と思うのである、
たかがコーヒー屋さんじゃないか。
コラ!、一番乗りの大学生、他にすることはないのか、
学生なら勉強に専念しろ、このバカタレが、
と言いたいのである。
そもそも私は列に並ぶのが大嫌いである。
美味いラーメン店だと言って列を作っているのを
テレビなんかでよく見かけるが、
たかがラーメンじゃないか、
されどラーメンではないのである。
私は美味いと言われるラーメン屋に行って
美味いと思ったことは一度もない、
ラーメンはどんなに頑張ってもラーメンなのである。
ラーメンなら日清のチキンラーメンに限る、
3分待てばいい、並ばなくてもいいのだ、
そしてこれが結構美味いのである、
卵を乗せるとさらに美味い。
この日清のチキンラーメンが発売されたのは
私が小学校の頃だ。
家でラーメンを食べることができる、
とたいそう感激したもんだ。
私は決して味音痴ではない、味覚は鋭い方だ。
一口食べただけで
牛肉と豚肉の違いを瞬時に見分けることができる。
そのくらい味覚に鋭い私が言うのだから、
日清のチキンラーメンはうまいのである。
私が住んでいるところも随分田舎だ、
鳥取市よりもっと田舎だ。
スターバックスがあるかどうか知らない、興味もない。
コーヒーなら家で心静かに
音楽を聴きながら飲むネスカフェがいい、
並ばなくても飲める。
こんな私でも旅に出たときには
列車の時間待ちをするときにスタバに寄ることがある。
しかし、何回入ってもなじめない、
というか常におどおどとせねばならんのである。
まず、メニューが多すぎる、
コーヒー屋さんにしては多すぎるのである。
カウンターで女店員さんに注文するのであるが、
その場でメニューを眺めてもすぐには注文できないぐらい、
メニューの数が多いのである。
カウンターの前で迷っていると
後ろにお客さんが並ぶ、私は焦る、
口がカラカラになるくらい焦るのである。
「まあ、この爺さん、トロイわねぇ、どこの田舎もんかしら」
なんて思われているのではないか、
とますます焦るのである。
そこで、カウンターに行く前にメニューを点検し、
「カプチーノ」と決めておいて、そして注文をするのだ。
「ホットコーヒー」なんて言うといかにも田舎もんみたいだ、
「カプチーノ」と言えばちょってしゃれているじゃないか、
と考えたのである。
「カプチーノ」と自信を持って注文したところ、
こんどは「サイズはどういたしましょうか」
と女店員さんが聞くのだ。
「ウェストは90センチです」というわけにもいかないし、
つい「普通でいいです」、と言うと
「トールですね、お持ち帰りでしょうか、
それとも店内でお飲みになりますか」
「あ、あ、あ、ハイ、ここで飲みます」
もう手に汗を握り、足は震え、
はやくこの場から逃れたい、
と言う気持ちになるのである。
やっとこさカプチーノを受け取り
空いたテーブルに向かうことになるが、
こぼしてはならんと緊張で再び汗をかくのである。
カプチーノの味もそこそこ店を出ようとするのだが、
今度は、ここはセルフサービスなのだろうか、
カップを自分で返さんといけんのだろうか、
と悩むのである。
まわりをキョロキョロとみて、
他のお客さんがカップを返却するのを見て、
ああ、ここはセルフサービスなんだ、とカップを返却し、
無事店を後にすることができるのである。
ホッとするのである。
ひたすら緊張のコーヒータイムなのである。
だから、私はスターバックスは嫌いだ。
私の街にスターバックスがなくても
いっこうに差し支えない、
なくてもいい、ない方がいいのだ。
以上、
引用部分の方が長くなってしまいました。