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先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

卒業後3年以内の離職率と仕事選び、そして生き方について

2014年09月20日 23時02分32秒 | ▼▲退職⇒転職そして・・・つれづれ日記

(厚生労働省の統計資料から作成)

学び舎という学校を卒業後、今度は「社会に出て大人として
働く」わけですが、振り返ってみると、勉強をすることが
本業という学生時代は、幸せな時間だったと言えるのでな
いでしょうか。

「勉強しなさい」「あなたの将来のためだから」と言われて
も、学生時代にはピンと来ないのも分かります。

まだ「現実の社会」を見ていないのですから。

私も現役大学生のときは、色々とアルバイトをしましたが、
学生をしながらのアルバイト=社会経験と卒業後に本当に
腰を据えて社会で働くというのは、また違ったものでした。

「学校を卒業した。そして、今この会社で、この仕事をして
いる。5年、10年、そして定年までこうして、働き続けて
行くのか・・・」

ふと、そう考えるときが必ずあります。

そこで、1つの分岐点が訪れるわけですが、もう社会人
ですので、高校のように進路指導の先生などはいません。
大学のように就職センターでの就活支援や情報提供
などもありません。

全ては、「自分自身が歩む道を決めていく」
「就職も、そして選択も、全ては自己責任」
となります。

勤め続けるにしても、離職して転職するにしても、
「社会を生き抜くチカラ」を常に試され続けているわけ
です。

・・・

大卒、高卒の離職率を見ますと、
3年以内に離職した者は、当時の新卒者の1/3
つまり3人に1人は、卒業後3年以内に勤めた会社を
辞めていることがよく分かります。

そして、事業規模が小さな会社、中小企業になれば
なるほど離職率は高いです。

「仕事がキツい」「仕事が合っていない」ということ
での退職もありますが、私が勤めている会社では、
若者の80%超の退職理由が「給料が安い」という
統計結果が出ています。

卒業後、働き出して同級生と話をすると、随分と給料が
違う、自分の給料が安いということを知り、それが
不満となって辞めていく。

これは大企業と中小企業との明確な会社格差・企業格差
が要因の離職です。

上記の離職率を見ましても、従業員数が1,000名以上
の会社に勤めた新卒者のほうが明らかに離職率が低いと
いう結果が出ています。

それは、社内制度(福利厚生)や賞与、交通費の額、
手当、将来性等、どれをみても小さな会社よりも大きな
会社のほうが充実しているからです。

私も社内でよく聞くのが、「会社はここでいい」
「給料さえ、もう少し良ければそれで十分」という声です。

確かに、「給料が高い=辞めようと思っても、我慢する
チカラがかかる」

しかし、給料が安いと、「このくらいの給料なら、他の
会社へ行ってもすぐに貰える」と考えてしまい、ちょっと
したことですぐに辞めてしまったりします。

「給料や待遇は、1つの離職の抑止力になっている」
のは間違いないです。

そして、もう1つは、給料は世間並みか多く貰っている
人の中で、
「能力、体力の限界」「仕事がハード過ぎる」
「一日中、振り回されてあっという間に深夜」
「寝て起きて、働くだけの人生」という職場環境にある
人は、今度はお金の問題ではなく、付いていけない、
何やっているのだろうと思い考えての離職というものです。

・・・

しかし、世の中、そこそこの仕事量で、そこそこの給料
が貰えるなんて職場は、大手製造メーカーの事務職くらい
ではないでしょうか。
大手でも販売業は仕事量もハードで神経も使います。

数千人に1人くらいは、そういう環境で働いている人も
いるかも知れないですが、自分自身がそのポジションに
就けるというのは相当な努力と、あと「運」も必要に
なってくるかと思います。

・・・

私の職場でもありました。

ある部署で、「休みが無い」「動きっぱなしでしんどい」
と不満が出ていたのですが、とうとう誰かが労働基準監督署
へ通報したのでしょう。狙い撃ちで、その部署の勤務時間等
を調べに来ました。

その部署は、業務効率が悪く、赤字寸前の部署だったの
ですが、働いた時間、働いた分だけはきちんと給料を払
っていました。25歳、26歳の年齢の社員に総支給額
月40万円以上払っていました。全て実残業で。
何せ1分単位で残業をつける会社ですから。

私は、その点では「すごく立派な会社」だと思います。
サービス残業当たり前の世の中で、儲からない部署でも
きちんと残業代を払っています。

捌く商品は・・・商品1つ1つは片手で捌ける程度の
大きさのものです。
私も作業応援に行きましたが、流れ作業の現場です。そして
梱包、出荷前作業を行うのですが、そんな仕事で40万円
以上を貰っていた部署の正社員が労基へタレ込みしたわけ
です。

パートさんは時給850円。はっきり言って採算を考えると
監督者以外正社員など置けない職場です。
そこに、10名以上正社員が勤めています。

当然、会社も労基の指導を受けて、赤字関係なしで派遣社員を
十数名送り込み、一気に時間外労働が無くなりました。

そうしましたら、総支給額21万円の定時帰りでの給料に変
わり、今度は「暇」「給料が安くて生活できない」と不満の
声が出てきました。
手取りとなると17万円程度でしょうね。
しかし、言い方が悪いですが騒いでおいて・・・頭悪すぎです。

自分で自分の首を絞めておいて、さらに文句を言う。
休みたかったのではないのか、カネより余暇だったのでは
ないのか、と呆れました。

・・・

このように「人は、こちらが解決すると、また今度は違う
不満を言う」という生き物です。

労働基準監督署に密告しなければ、20歳代半ばで、パート
さんがやるような仕事内容でありながら正社員として月40
万円以上もらえていたのです。

「休みが欲しい」「ほどほどがよい」

世の中「ほどほど」に仕事が出来て、給料もほどほどなんて
あり得ませんよね。

手取12万円から14万円の低給か、30万円以上の高給の
どちらかしかない、それを分かっていない時点で社会人と
して、すでに失格です。

仕事の発注元の社員には、管理薬剤師が大勢います。
いわば、医療・衛生品のプロです。
薬剤師そして管理薬剤師になるまでにお金もかかっている人材
です。

こちらは、運転免許以外、何の資格も持っていない、薬学部を
出ているわけでもなく、高卒が大半、医療・衛生品関係の知識
などゼロ、せめて毒劇物の資格でもと思うのですが、取得者ゼロ、
そして単純作業、室内で長時間働くだけの人材です。

それで月40万円も給料がもらえたのですから薬剤師並みです
よね。

そういう世間を知らない社員が多いのも私の会社の「負」でも
あると思います。

稼ぐか稼がない(稼げれない)か、2つに1つです。
自分の都合の良いような労働時間なんてあるわけない。

そうしましたら、今はパートや派遣の人が大勢いるのに、
お金が欲しいと、正社員は月30時間から40時間の残業
をするようになりました。就業規則や36協定の範囲内
での残業をして、少しでも給料を増やそうとしています。
パートと時間帯が被っても帰らずに生活残業するわけです。

・・・

と、色々な不満から離職していくわけですが、私自身は、銀行
を辞めたのは正解だと今でも思っています。
3年1ヶ月で辞めました。
給料や賞与は世間並みにはありました。

しかし、ハード過ぎて体重が63キロから50キロを切るまで
落ちました。174cmの身長で。
今は、80キロ・・・

お金ではなく、「これはもたない」と感じて退職しました。
精神的に病んで入院して、最後には自殺した同期もいます。

ですので、単に「辞めるのはマッタ」とは言いません。

・・・

離職、転職を経験してきたので言えることですが、

「自分の身の丈に合う会社・仕事」

そこが重要だと思います。要は「妥協も必要」だということ
です。

確かに「運」よく大手企業の事務系職種に就けている人も
大勢います。それは、その人の「運」と「タイミング」で
あって、自分とは違います。

私は給料は安いですが、今の経理職に就くまでには、
ブログ内で書いてある通り、その時その時には努力をして
きて今があります。

若い頃は、もっとより良い会社へ勤めたいという気持ち
が強かったのですが、その「良い会社」の定義を自分
自身の中で、

「気楽に働ける職場」
「賞与はいくらかでも出る会社」
「福利厚生や交通費等の社内制度がきっちりしている会社」

これがクリアできていれば、それで良いと考えるように
なりました。

経理職の仕事も、若干はやりたい仕事と言えますが、
「生きるために『今の自分の能力(技)で出来る仕事を
している』」という感じで、特別、どうこうという思いは
ありません。

ただ、私の勤めている支店の管轄エリア内で働く正社員
300名超の中で、男性で経理職の正社員は私と後輩君の
2名しかいませんので、「経理職に就きたい(就こう)」と
思ってもそう簡単には就けないことも理解しています。

ですので、私は今の会社に留まっているのでしょうね。

・・・

離職することに対して、良し悪しは言えませんが、

辞めた後どうするのか、何を求めているのか、そして
自分自身はどう行動して、どういう努力をするのか。

そこをきちんと明確にしていないと転職人生しか待って
いません。そして、転職歴が多くなると、まともな会社で
働くことは出来なくなってしまいますので要注意です。

・・・

先週、人事部が京都大や大阪大の学生も就活で面接に来て
いると言っていました。

数年前には、地元国立大や地方国立大の新入社員が多く
驚きました。5人に4人が国立大学出身でした。

京都大学や大阪大学ほどではないですが、国公立大学でも
旧帝大と言われる国立大学出身者は毎年います。

「世の中、そんなもの」「人材などはいくらでもいる」
時代なのです。

通関士の有資格者が欲しいと求人募集して、外大出身で
通関士を持っていて、愛想も良かった、でも実務未経験
だったので不採用にした(20代)という話もあります。

「えっ?そんなに条件を付けて贅沢じゃないの?」
会社側に対してそう思いましたが、それが今の世の中。

世知辛い世の中です。

私は、3交代の現場作業員の中途採用の募集に応募した
ところ、経理職に欠員があり、経理はどうかと言われて
今の職に就いています。

中途採用では、地元国立大出身で日商簿記2級の資格取
得者でも不採用でしたし、新卒で地元国立大学出身者で
在学中に日商簿記2級を取っているのに現場職となった
社員もいます。

「土俵に立つまでには『努力』が必要不可欠」
そして、その後の結果は、「運」なのだと思うことを
しばしば見てきました。


私もその「運」「タイミング」を掴んで今があると思っ
ています。

・・・

就職、離職、転職

人生を歩んで行く中で、色々な壁にぶつかりますが、
「希望」と「妥協」、そして納得も必要ということでは
ないでしょうか。
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