マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

<京都3兄妹殺害>いい歳しての「無職」もつらいものです。。。

2007年07月05日 10時47分15秒 | □私の気になる記事
<京都3兄妹殺害>尾子容疑者「月給30万円」は母から
7月5日3時10分配信 毎日新聞

京都市伏見区の民家で3兄妹が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された父親の尾
子(おおじ)光明容疑者(42)が「毎月の生活費は自分の母からもらっていた」
と供述していることが4日、京都府警の調べで分かった。尾子容疑者は在籍したこ
とがない室内装飾会社を勤務先とし、妻に給料として毎月30万円を手渡してい
た。府警は金銭関係が動機解明の手掛かりになるとみて追及していた。

調べでは、尾子容疑者は現在は無職。同居する母(72)から毎月渡される現金
で、1年以上前から家計を維持していたという。妻らにあてた遺書には「自分が死
んだ後、子どもを大学へやる金がない」「幸せな間に(子どもを)いかせてやりた
い」などと記していた。

府警は、定職に就いていない尾子容疑者が将来を悲観して無理心中を図ったとみて
いるが、母親からも事情を聴き更に詳しく動機を調べる。

・・・

この事件の動機は、そういうことだったのですか。。。


母親から月30万円貰えるという環境は、他の同年代の無職の人から見れば
「何言ってんだ。有難いじゃないか。」「しっかりしろよ。」
と言われることでしょう。
頼る身内がいなかったり、頼れなかったり。


TVで報道を見てて、私の母親に
「結構大きな家に住んでいて、こどもも3人もいて円満そうなのに、何があったん
だろうねぇ。」
と話していました。

殺害に至る動機。。。
「今のままでは大学にやれない」「働いていない」「無職」だからですか。

・・・
一言でいうと「甘ったれるな!」ということになってしまいますが、

私、この父親の動機、分かるような気がします。
(殺人は絶対に駄目です。)

・・・

ハローワークへ行ってみて、
「確かに求人募集は増えたけど、雇用条件が・・・」
という求人ばかりです。

この父親は42歳ですよね。
42歳だろうが、20歳だろうが
中小企業の求人募集の条件は、
「未経験の者は月給18万円、良くて20~22万円程度」です。
京都だって、都会ですがそんなに雇用条件は高くないはずです。
(西陣ハローワークを利用して税理士事務所を紹介してもらったことがありますか
ら分かります。)

これでは、夫婦とこども3人の5人は喰っていけません。

技能職(設備や建築関係)の中途採用なら30万円近く貰えるところもありますが
華々しい実績(NTTや関電に勤めて工事を15年やって来た等)でもない限り、
25万円程度からでも雇ってもらえたら万々歳でしょう。


「転職・再就職して最低3年間は『奉公(安月給で働く)』する。」
という風潮がとても強いと、ハローワークの求人募集を見ててそう思いました。

ハローワークでは、かなり年齢制限などは無くなってきましたが、まだまだ。
リクナビNEXTなどの求人情報では、35歳を過ぎるとグッと求人数は減ります。

そういうことを言いますと。。。
未経験、年齢不問、学歴不問で
月40万円貰える仕事だってあるじゃない!
必死さが足りない!仕事を選んでいる場合か!
という方もいます。

ありますよ。確かにあります。

生命保険会社の営業や、不動産でも宅建資格なんていらない、ただ口八丁手八丁で
バンバン契約を取ってくればいい建築営業という仕事ならそうです。
あとは、わけの分からない商品を売り込む飛び込み訪問の営業とか。

そういう求人は、いつでも求人募集が上っています。

しかし、そんな仕事を60歳まで勤めることができるわけないでしょ。
100人に1人くらいは生き残る人もいるでしょうが、私はこの父親のような5人
家族という状況なら、もっと日々安定した収入のある仕事をしたいと思いますね。
それに、いくらたくさんくれるからと言って大手の全国転勤がある会社に勤めると
いうのも、躊躇する気持ちもわかります。

安定した収入を得て、5人を食べさせ、将来はこどもの進学も。。。
となると、そりゃ悩みもするでしょう。

ただ、言っておきますが、どんな理由があるにしろ、
「父親の身勝手な考えと犯罪」であるということは間違いありません。


しかし、ですね・・・
「明日は、我が身」
と思って受け止めないといけませんよね。

今独り身の私でさえ、
「この先どうしよう。。。」
と考え込むときだってあります。


「家族があり」
「仕事もなく」
「母親から生活費を貰って食い繋ぐ」
この状況も、かなりの精神的ストレスが溜まることと思います。


このお父さん、真面目なんでしょうね。
家庭を顧みないおやじも多い世の中、もっと気持ちを楽に出来ていたら、こんなこ
とにはならなかったと思います。

楽天家で、深く物事を考えない性格の人が羨ましい。


相談相手もいなかったのでしょうか。。。
今の世は世知辛いですからね。
「お前、頑張れよ!」「なに言ってんだ!」「気合いれろよ!」「家庭どうすんだよ!」
なんて激励されたりしたら、余計にプレッシャーで崩れますよ。

人って、追い詰められ・・・いざとなったら弱いもんです。

・・・

こう書くと。。。嫌なヤツっぽいですが、あえて。。。

最終学歴は、立命館大学大学院博士前期課程修了
職歴は、8年2ヶ月 元銀行員、元不動産営業マン
資格は、宅地建物取引主任者、管理業務主任者、日商簿記2級
2級建設業経理事務士と、LECやTAC、大原簿記でもよく聞く
メジャーな資格を取得
学位は経営学修士号ですので、世間でいうMBA(国内)です。

でも。。。

それでも・・・現在、ハローワークで仕事を探している身です。
無職歴3ヶ月と5日目。

「努力が足りない!」・・・そうかも知れません。
「根性がない!」・・・・そうかも知れません。
「競争社会なんだから、甘ったれるな!」・・・すみません。。。

私にだって、
「なにくそっ!」「やったるわぃ!」
って時代もありました。
吉備国際大学 → 立命館大学大学院 
お分かりの方もいると思いますが。。。
自分でも分かってます、そうです「学歴ロンダリング」です。
世間が認める認めないよりも、自分が納得いくかどうかでした。
でも、頑張りました。頑張ったのは7年前のことですけど。

なぜ経営学なのか。会計が好きだったというのもありますが、
胸のうちは、「税理士試験簿記論,財務諸表論の2科目免除」と「経営学修士号」
が取りたかったからです。
やりたい勉強をして色々取れる。これだと思ったわけです。
「有名な大学の大学院で税理士試験免除に好意的な教授がいるか否か。」も、
もちろん調べました。
当時は特に「大学院へ行くにしても、『有名な大学』でないとあかん!」と思って。
他大学(吉備大)で取った高等学校の教員免許(公民)を基に、大学院では
学部の聴講生をさせてもらって、教員免許(商業)も取りました。

大学院の2年間で、そういう生き方もしてきました。



しかし、今は。。。

この事件の父親と同じく
「安定」「平穏」そして、そこから来る「幸せ」が一番。
もちろん、安定のために色々と身につけて来たわけでもありますが。。。


私が42歳となったときに、この父親と同じ境遇だったなら、どうするでしょう。。。

「人生、先のことなど分からない。」
おやじ狩りにあって、命を落としているかもしれませんし。

ホント、分からないです。
そして、分からないときには。。。
「目の前にあることを、一つ一つやっていくしかない。」ですね。
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