13階段(著:高野和明) 2008-03-02 21:59:33 | 『た行・な行』の作者の小説 どんな小説にも大なり小なりテーマが存在します。 本作品のそれは、殺人と死刑。 「殺人という罪は赦されるのか?」、「死刑は必要か?」などの思想が登場人物によって語られ、物語が見事なまでに構成されています。 殺人の罪を償い仮出獄した青年と、その彼を見守っていた刑務官。 そんな二人が犯行時刻の記憶を失い死刑執行に直面している死刑囚の冤罪を晴らすために調査を始める。 加害者側の理由、被害者側の怒り、死 . . . 本文を読む