映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

エーデルワイス(映画「サウンド・オブ・ミュージック」)

2005-07-01 20:14:22 | 映画音楽
 この映画が公開された1965年は我が国が、高度成長路線を歩み始めた頃で私も「働き蜂」の一匹(?)として日夜頑張っていました。劇場映画も殆ど観る暇がなくなりこの映画を観たのは、40年もたった今年の
正月のテレビ放送でした。しかも私は主演のジュリー・アンドリュースの名も、この作品が65年度アカデミー作品賞と監督賞を、ダブル受賞した大作だったことも全く知りませんでした。
 それが何故この映画を観たのか?といえば、私のお目当ては脇役として出ていた女優「エリノア・パーカー]だったのです。彼女は私が生まれて始めて観た天然色(カラー)映画「ヴァレンチノ」の主役スターでした。
 しかし雄大なアルプスや紺碧の水をたたえた湖水を背景に、展開される物語に思わず引き込まれて行きました。ナチス・ドイツのオーストリア併合の直前に、脱出を図り成功した音楽一家の物語ですが、見る人々を楽しませてくれたのは「ド・レ・ミの歌]「エーデルワイス」などの歌曲でした。
 「エーデルワイス]…聞いたことはあるけれど、具体的にどんな花なのか知らなかった私は、好奇心に駆られて調べてみました。
 エーデルワイス…キク科植物 アルプス原産の花、夏のアルプスの人を寄せ付けないような岩場に自生する植物で、アルピニスト憧れの花 花言葉は「毅然とした勇気]…
 
さて、私が十七歳の頃憧れた女性の1人…エリノア・パーカーは美しさにも益々磨きがかかり…ここで
突然に五十年ほど昔にタイムスリップします。
 たそがれ時 海辺の風景…颯爽と赤い乗用車で現れた女性…エリノア・パーカー…こんな場面があったのかどうか、それも怪しいのですが…映画「ヴァレンチノ」は二十世紀初頭にアメリカで「熱砂の舞」に主演して直後に突然、病により他界、全世界の女性方の涙を誘った…という伝説のスター ルドルフ・ヴァレンチノの恋と芸の遍歴を描いた作品でした。
 彼女がアカデミー主演女優賞にノミネートされたのは「探偵物語」です。鬼刑事(カーク・ダグラス)の妻の役でしたが、かなりショッキングな作品だった…とだけ申しておきましょう。
 
「サウンド・オブ・ミユージック」は美しい自然風景や数々の名曲、若々しいスターたちに彩られたいつまでも心に残る名作だったと思います。                    たそがれ