ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

雨の筑波山吟行

2016-02-26 06:09:32 | 歌を詠む
160220.sat.

土曜日、筑波山でなにが辛かったかって、、、
今季初、いきなりの花粉症全開!でしたよ。(涙)

 

朝7時半、秋葉原駅にて、フリー切符を支給されました。
これからつくばエキスプレスで筑波山へ〜〜🎶
やっぱり午後から雨か〜〜・・




百名山のひとつでもある筑波山は、男女二つの霊峰を抱え、
古くは万葉集にも詠まれた信仰の山。
西側の男体山871m、東側の女体山877mと、
さほどの高さではないものの、案外強者でした。



今回は山登りではなく俳句の吟行故、行きはロープウェイ。
といえど、女体山山頂までは残雪あり、大岩ありで、
頂上から見下ろす関東平野のなんと雄大なこと。

 




下りも延々と、途中でガマ岩やセキレイ岩を愛でつつ。

 



曇り空ながら、素晴らしく幻想的な関東平野の眺めを一望しました。
予報通り雲行きが怪しくなってきたので、
男体山は見上げるのみにとどめ、ケーブルカーで下山。



 ガマの油、買いました!

 

筑波山神社はさすがの風格。
御神木は空高く伸び、紅白梅も凛として境内を彩っています。
池を覗き込む夫婦ガマ?もカワイイ!

 

ここから下ってゆく「つくば道」が醸し出す歴史ある風情に、
一同感嘆の声を抑えきれません。うーん、予想外。

  



 


昼に立ち寄った蕎麦屋「ゐだ」。

 

ここでも度肝を抜かれるおもてなし。
ようこそのお抹茶に始まり、
名物かも汁は店主自らがつきっきりで食べ方を指南してくれます。
5mmはある田舎蕎麦の7種類のいただき方をすっかり堪能いたしました。
(まあ、賛否両論でしょうけどね~σ(^_^;))

 

〆は「おしゃれコーヒー」。(なんスか、それ?ってことで、注文してみた)
6オンスのカクテルグラスにブランデーを注ぎ、
恭しくアイスコーヒーを注(つ)ぐ店主。
その上からクリームを入れると、おやおや不思議と沈まない。
流麗なお点前を見ているような、「おしゃれな」コーヒーでしたわ。



ゐだ流蕎麦道に舌鼓を打っている間に、激しく降っていた雨は幸い上がってくれて、
さて、後半の散策の始まりです。

 



筑波の二峰を背に、1時間ほど歩き続けてたどり着いたのは、
筑波の正倉院と呼ばれる平沢官衙遺跡。
1000年以上も前、奈良・平安時代の常陸国筑波郡の役所跡なのだと。
想像もしていなかった高床式倉庫をはじめとする遺跡群にびっくりです。
日本、いたるところに歴史あり、を実感しつつ、帰途に着く。

 つくばのマンホールです。

つくばエキスプレスで秋葉原に到着して、行く先は、神田「みますや」。
創業1905年、言わずと知れた伝説の居酒屋の暖簾を十数年ぶりにくぐります。

 

 

奥へ分け入っても分け入ってもオヤジしかいない・・・という記憶もはるか彼方、
土曜日だったせいか、若い女子の姿も多く、
時代は変わったのかも、とある意味しみじみ。
こういう日は(も?)燗酒うまし。

え?句ですか?
ネタは仕入れたので、ゆるゆるとまとめまする。


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