薬膳火鍋

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薬膳火鍋専門店「天香回味（テンシャンフェイウェイ）　日本橋本店」へ。

タモギ茸コースにはシイタケやエリンギなど
他のキノコ類もどっさり。
最近よく耳にするタモギ茸、
野球のバットをつくるタモの木に生えているという黄色いキノコだ。
免疫力を高める要素が他のキノコ類より豊富なんだとか。
サツマイモ、キャベツ、チンゲンサイ、トウガン、長ネギ、ニンニクなど
野菜もたっぷり。
豚肉スライスに加えて、
グルナビ特典で白身魚の変わりにふかひれと海老がプラス。

これらを、赤い鍋「天香鍋」と白い鍋「回味鍋」で煮て、
それぞれのスープでいただくのだ。
そもそもが、天香回鍋はチンギスハンが考案したモンゴルの鍋料理なんだとか。
数十種類もの天然の植物エキスを抽出したスープが特徴で、
タレを必要とせず、食材を入れて煮るだけでそのまま食べることができるもの。
滋養強壮、体力増強、美容効果も満点。
…ということで、近年人気急上昇なのだ。

数十種類の天然植物と香辛料を煮込んで作る「天香鍋」は
スパイシーながら旨味たっぷりで、辛いけれど胃にやさしい感じ。
一方、辛くないほうの「回味鍋」も、
自然の甘みと香りがたまらない。
どちらにもクミンやナツメなど薬効高い植物が浮かんでいる。
スープは、店員さんお勧めの通り、白２：赤１の割合が絶妙。

最後のクロレラ入り麺も鮮やかな緑色で
もちもちした食感を味わいながら、つるりと胃袋に。
デザートはオウギョウのゼリー。
オウギョウ（愛玉子・おうぎょうち）とは
台湾の新高山の山麓に密生する植物で肝臓の妙薬とか。
まあ、ここにまで薬膳効果が！

怖ろしいことに、翌朝、昨日着ていた洋服から薬膳の香りがぷんぷん。
それでも治らない風邪のしつこさにはいささか閉口気味ですが…。