エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

ちょっと愚痴を・・・

2006年02月17日 | その他

 現在使用している私の携帯電話はボーダフォンです。契約した頃はJフォンでしたが英国の本社と関係強化する時に社名も変更したらしい。国内ではドコモAUの後塵を拝し三位の位置が続いています。

 先日ハッピーボーナスという割引契約の解消の手続きをしてきました。この契約は一度結ぶと二年に一回しか解約できないものです。要するに二年ごとに更新する形ですか。それ以外の期間に解約すると多額の違約金を請求されます。会社側にすれば客離れを防ぐための制度なんでしょう。

 一昨年に機種変更した際に急に迷惑メールが来出したことが原因です。全部商業メールで消費者金融や出会い系ばかりのメールが一日に30本くらいの数が来ました。仕方なくメアドの変更をしましたが不愉快な思いは残りました。その後家族や友人に聞くと同様のことを言ってました。

 事例をまとめてみると、どの店での機種変更も同じ結果になるようです。最初は私が利用した店舗だけの問題かと思っていたけれどそうではないようです。会社ぐるみで顧客情報を横流ししているんでしょう。この危なさから出来れば早急に会社を変えたかったけど電話番号まで変わってしまうのは不都合です。

 そんな状況の方は多いと思われます。しかし今年の秋からは会社を変えても番号はそのままのナンバーポータビリ制度が導入されます。今回の私の行動はそれに向けてのものです。ドコモやAUを使う知人友人の話でも機種変でのトラブルは聞きません。今度はじっくりと会社を選ぼうかと思っています。

 


似たもの

2006年02月16日 | TVタレント等

 世の中には自分に似た人が三人(自分を含めて)いるそうです。双子で生まれた人はすでにワンペアーはできてます。ノルディック複合の荻原兄弟も見分けがつきません。そんな私も双子ですからその苦労や楽しさは充分解かります。しかし全くの赤の他人が自分に似てたらどうでしょう?以下はそんなお話しです。

                

             

 今日ネットをしていたら見つけた写真です。皆さんは分かりますか?

 上の写真は今話題のトリノオリンピックのスケルトン日本代表の越和宏選手です。下は今日の中国映画界を代表する監督チャン・イーモウです。私は下の写真を見てスケルトンの記事かなとクリックしたら違ってました。と同時に一人で大笑いしました。

 珍しいけれどありますね、他人の空似って。そう言えば我が家の近所にこのお二人にそっくりな方が住んでられます。昔からの言い伝えでは「そっくりな他人が三人揃うと死ぬ」があります。このお三方が出逢わない事を祈ります。

                


罪作りな奴等

2006年02月16日 | TVタレント等

 トーク番組の帝王と言えばこの男、明石家さんまです。年齢は私よりも一つ若いらしい。トークの切れや切り返し、全体の流れのつかみ方など今のTV界ではトップレベルなんでしょう。確かに彼の番組を見ていると天賦の才を感じます。比較するのは気の毒ですが島田某よりも優れているようです。昔の番組ヤングOHOH!の同期では一番の出世でしょう。

 ゲストを招いての「さんまのまんま」には上岡龍太郎が苦言を呈していました。始めの頃はゲストに来て貰うことに感謝していたさんまが、途中から呼んでやる感じになってから面白くなくなったと。もう十年ほど前の話です。

 この番組のさんまのトークを見てるとあまりに下品です。どんなゲストに対しても結局は男女の話に落としていくから。当時トーク番組の代表は「徹子の部屋」でした。黒柳徹子が上品とは思いませんがさんまのそれよりはマトモでした。

 別にさんま一人の責任ではありませんが最近のTV番組は、こと男女の事に関しては下限の無い下品さです。困った事はそれが実際の生活とフィードバックしながら螺旋的に下降して行ってることなんです。

 「さんまの恋のからさわぎ」なんかを田舎の若者が見ると強迫観念にかられるでしょうね。常に誰かと恋愛関係にあらねばと。何かそんな若者の心理を煽るようなTV番組ばかりが目につきます。以前なら表に出せないような内容の番組が多過ぎると思う。

 最近のTVには高給取りのホストやホステスがよく出ます。年収が何千万円あろうと彼等は水商売です。客のご機嫌を取り男女の機微を使い市価の何倍ものボトルを買わせる仕事です。洋の東西宗教の違いに関係なくこの手の職業を褒めそやす国は今の日本以外にはありません。

 ちょっと前までは日陰の商売でした。マスコミも決して表立って扱かわなかった。私が子供の頃には親が水商売であることを隠してる人が殆どでした。それが今では収入が多いだけで持て囃されています。 この国は世界でも例の無い道を歩んでるように思えます。

 大体、恋愛という男女の関係には隠微な部分があって白日の下に曝すものじゃなかった。それが今ではお金になるならなんでもOK!そんな風潮が若者の間にも定着し以前なら恥ずかしいこともそうではなくなったようです。


No Border

2006年02月12日 | 友人・知人

 昨夜、息子の知り合いの外国人男性が我が家を来訪し深夜まで歓談しました。私は英語に自信がないので急遽外国語に堪能な友人夫婦に来宅してもらいました。今日はその顛末・・・

 彼はイギリスはロンドン出身の28歳の青年です。息子が高校時代に英語の補助講師として教えを受けた関係です。23歳の時に国際交流の一員として日本に来て以来この北陸の田舎町に住むようになったそうです。現在は二つの中学校で教鞭をとってるらしい。アルコールを飲みながらの国際交流だから途中からハチャメチャの状態になったんですが仕方ありません。

 ベッカム似のハンサムボーイがよくもこんな極東の国、しかもその中でも都会から程遠い街に居ついた事が私には不思議でした。外国人を前にするとどうしても質問攻めにする傾向が日本人にはあります。昨夜の我々も同様でした。

 彼曰く、本国にいた頃から空手を学びそれに伴いミステリアスな極東の島国に関心を持ったそうです。興味心の塊となって日本にやって来た。東京にも行ったらしいがやはりこの田舎町の方が彼にとっては居心地が良かった。

 面白い事を言ってました、「東京より大阪の方が好き感覚は分かります。大阪は全く知らない人でも隣り合えば会話が生まれます。東京にはその雰囲気がありません。私も出張時に不思議な違和感を覚えたものです。まさに東京砂漠かな、人間関係が乾燥しきっています。そんな彼なら田舎町の方が居心地が良いでしょう。

 彼との会話の中で自分の誤りに初めて知らされる事がいくつかありました。その一つが昔大流行の人形劇「サンダーバード」です。オープニングのフレーズを思い出して下さい。

        ThunderBirds A Go !

        ThunderBirds are Go !

 正解は下です。私を含め上の文章と思い込んでいた方は多いと思います。意味は「サンダーバード 準備OK!」くらいらしい。本場イギリス人と英語に堪能な日本人のおかげで長年の誤りを正す事ができました。

 この人形劇は英国製だと思ってたけど彼はアメリカで作られたものと言い張ります。声優や言葉使いがアメリカ人だかららしい。真偽の程は分かりません。まだ彼が生まれる前の作品だからこの件は保留ですね。

 私達は家に居ながら異文化に触れる事ができ大変楽しいひと時でした。しかし彼は自分の興味から思い立ったとは言いながらよくもこんな遠い国に来たもんです。私はそんな異国の青年に文句無く尊敬の念を持ちます。はたして自分の息子がこんな事を言い出したら賛成できるか不明です。自信はありませんね。

 最後に酒に酔った一人が随分と失礼な発言をしてたのを大人の態度でいなしていたのが印象的でした。さすがに異文化に関わって行こうかというだけあって心の広い青年です。彼を見てると壁を作るのは私たち自身の方なのがよく分かりました。CMの一説を思い浮かべます。

                 NO BORDER

      (borderのスペルが間違ってました、恥ずかしながら訂正します)


もうすぐ2月14日

2006年02月11日 | 社会

 言わずと知れたバレンタインデイですね。私が初めてチョコを貰ったのは大学生の頃でした。元来あまりもてなかったのか時代がそうだったのかは不明ですが高校生の頃はまだ聞かなかったように思います。いずれにせよ日本中の男女の思惑が交錯するこの風習はいつから始まったんでしょうか?

ことの発端は、神戸のモロゾフでした。昭和11(1936)年、英字新聞
のジャパン・アドバタイザ-紙(昭和15年、ジャパンタイムスが吸収)に、
モロゾフが載せた広告「バレンタインデーには、ファンシーケース入りのチョ
コレートを贈りましょう」が、日本におけるバレンタインデーの嚆矢とされて
います。その辺のことや、バレンタインデーの言われについては、モロゾフが
自社のホームページで誇らしげに語っていますので、興味のある方はどうぞ!

●モロゾフ⇒http://www.morozoff.co.jp/valentine/2006/topics.html

 この広告は、日本在住の外国人向けでしたので、全く話題にもなりませんで
した。次に動いたのが、元モロゾフの社員が、東京で興したメリーチョコレー
ト。モロゾフの広告から22年が経った昭和33(1958)年、当時のアル
バイト学生(とは言っても、創業者の息子さん。今の社長)が、欧州の知人か
ら仕入れたバレンタインの話を元に、新宿伊勢丹とタイアップしてキャンペー
ンセールを仕掛けます。が、その時売れたチョコレートは、3日間でたったの
3個。惨憺たる結果でした。普通の人間なら、大方ここで諦めてしまいますが、
この学生は器が違った。これを機に、「バレンタインデーを、絶対に日本に定着
してみせる」が、彼の新たな生きる目標となり、果てしない営業活動が始まり
ました。
 
 彼の、執念ともいうべき営業活動は、次第に森永などの他メーカーをも追随
させ、さらに、業界団体であるチョコレート・ココア協会が、2月14日を「チ
ョコレートの日」と強引に設定するに至り、業界全体が挙って「バレンタイン
デー・キャンペーン」を始めるのでした。が、当時の大人は、そんな甘ったる
い、みえみえのセールス・キャンペーンには一瞥もくれず、黙々と働いて高度
成長を支えていたのです。
                            (まぼろし通信より)

 始まりは昭和33年、仕掛け人は菓子屋の倅だそうです。迷惑な執念を持った奴でした。まぼろし通信にはこの続きがあり、この風習が定着したのは団塊の世代が社会人になった頃らしい。やはり昭和40年代後半でしょうか。

 初めて貰ったのはチョコとウィスキーのミニチュアボトルがセットになったものでした。当時はウィスキーが高価でそちらの方がすごく有り難かった。彼女も私の好みをよく理解してくれて嬉しかった憶えがあります。付き合ってれば分かるか・・・

 就職してからは義理チョコもありすっかり定着した風習でした。一度はセクシーな下着を頂いたこともありました。ちょっとサイズがきつかったのを憶えています。もうその頃は送る方も貰う方も年間の行事に認定してましたね。

 それに付随するようにお返しのホワイトデイも盛んになってました。最初の頃は女性に下着をお返しするなんて聞きました。何を送れば良いのか分からないから照れ隠しも兼ねてたのかもしれません。このお返しにはよく悩んだものです。人様に何かを送るのは難しいもんです。

 最近は家内とたまに娘から貰うくらいです。家内は自分の好きなチョコを買ってきます。私が甘党じゃないのを知ってますから、どうせ自分に回って来る予定で選びます。まあ自分の欲しいものを人にあげるのがプレゼントの基本ですからそれも間違いじゃないんですが・・・


ディープはご用心

2006年02月10日 | エロ系

 最近は憶えが少ないですが確かに上手な人はいましたね。共通するのは舌が長い!私は舌足らずなのかな・・・

キスにご用心―髄膜炎の危険潜む=バレンタイン前に英医学誌警告

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キスにご用心―髄膜炎の危険潜む=バレンタイン前に英医学誌警告
 
【パリ10日】複数の相手とフレンチキスをすると髄膜炎になるリスクが4倍近く高くなると警告する論文が14日のバレンタインデーを前に英国医学ジャーナル(BMJ)オンライン版に出た。髄膜炎は命にもかかわる恐れのある病気。
 10日発行のBMJ最新号によると、研究者たちは1999年と2000年に髄膜炎で英国の病院に入院した15-19歳の若い男女114人の行動記録を調べ、他の健康なティーンエージャーと比較した。その結果、複数のパートナーとディープキスなど親密な方式のキスをする人は髄膜炎にかかる可能性が3.7倍高くなることが判明したという。
 研究はオーストラリア・シドニーの免疫研究・監視全国センターのロバート・ブーイ氏の指導の下で行われた。髄膜炎はウイルス性のものと細菌性のものがあり、セキやクシャミで伝染する可能性があるが、キスの際の舌の接触で感染する危険の方がはるかに高いとされる。

(時事通信) - 2月10日13時8分更新

究極のハンバーガー

2006年02月09日 | 妄想
「日本のバーガー 侘(わび)」を発売 モスこれは嘘ニュースです

 全国にハンバーガー店をチェーン展開している株式会社モスは、今月5日から、全国で「日本のバーガー 侘(わび)」を期間限定で発売すると発表した。価格は980円(税込み)。

 「侘(わび)」は、従来のハンバーガーからハンバーグ、チーズ、レタスなど一切の具を取り払った「究極の一品」。群馬県嬬恋村の契約農家が栽培した完全無農薬小麦を使用したパンを2枚重ねた。

 「今までのハンバーガーはパンの味が具に邪魔されて分かりにくかった。パンそのものの味を思い出してほしかった」と、開発担当者は語る。

 ハンバーガーは1個100円で販売されるなど、デフレ時代を象徴する食べ物として話題になったが、最近は値段より味や安全に配慮した本物のハンバーガーを味わいたいというニーズが高まっている。

                         (虚構新聞より)

             本物の記事です

カツカレーもバーガーに

 モスフードサービスは、ご飯を使ったハンバーガー「モスライスバーガー」の新商品「カツカレー」を24日から4月上旬まで発売する。脂肪分の少ない豚ヒレ肉を揚げたトンカツに、カレーソースをたっぷりかけ、ご飯を焼いて固めたライスプレートで挟んだ。350円。(電)03・3266・7171

2006年2月19日  読売新聞)

庶民は強い

2006年02月08日 | 社会

 今の世は一般人にも情報があまねく行き渡り多少の天変地異にも驚きません。私も数年前の獅子座流星群の天体ショーは息を呑む思いで楽しませてもらいました。あの感動は生涯忘れられない体験になりました。

 日付も変わった深夜の2時か3時頃だったと思います。蒲団の中でも気になっていたのか、何となく目が覚め一人夜の街を散歩しました。見上げた夜空に白い光跡を残して次々に星の欠片が流れていく様は、神秘というより神の存在すら感じさせるものがありました。これ以来天体ショーに嵌り○○流星群が来ると知ると夜中でも起きるようになりました。

 天体ショーにも色々あります。日食、月食さらに彗星の接近と様々です。現代の我々はそんな異変の理由も知ってるし、さらにはそのスケジュールまで調べる事ができます。だから皆既日食にも慌てる事無く対応しています。それが原因で天地がひっくり返らない事を知ってるからです。しかし知識も情報も無い昔の人たちは違います。

 天体ショーの中でも派手なのが彗星の大接近です。時間も長いし毎日の変化も分かります。明治時代の末にハレー彗星が地球に接近しました。この彗星は76年周期で太陽の周りを回るから過去に何度も騒ぎを起こしています。当然色んなデマも流されました。次の一文もその代表の一つです。

 フレンマリオン氏は・・・(中略)・・・尾の内に含まれる水素が地球の空気中に存在する酸素と化合すれば、人類は皆窒息して死滅する。もしまたこの反対に空気中の窒素が減ずる場合には人類はいきおい狂気の極に達し、踊ったり跳ねたりして、ついにやはり死滅せねばならぬはずだと述べた。・・・・(中略)・・・・ハレー彗星の太陽面経過が我が国の真昼間に起こる以上、欧米の各国にあっては、この現象があたかも夜間に属する勘定。したがって欧米地方は裏側ないし横側から包まれるるわけで、頭上から直接に遣らるるのは我が国をはじめ、アジアの東部、豪州、マレーの方面のみといわねばならぬ。

大阪朝日新聞 明治43年5月19日

                   

 しかしこんなデマにも庶民は強かったようです。結局大騒ぎしたのは一部の知識人や報道関係者だけだったらしい。多くの一般大衆は勿論知ってはいたがそれに関係なく日常を送ったそうです。そんなどうなるかも分からない事を心配するより今日の糧を気にかけたんでしょうね。

 関東や東海地方の大地震が話題になって久しい。私の親戚や知り合いもこの地方に多くいます。それどころか日本の中枢は殆どこの地域に集中し人口比率も高い。しかし誰も避難移住しません。その時に考えようと思ってるんでしょう。昔から庶民は強かでしぶとかったんですね。


大人の漫画

2006年02月07日 | その他

 今世界各地で風刺漫画が原因のデモや騒動が頻発しています。発端はその漫画なんでしょうが西洋社会に対するイスラム圏の鬱積した不満が爆発したのでしょう。たかが漫画されど・・・ですね。

 漫画が肩の凝らない時間つぶしから今のような文芸的な評価をされるようになったのはいつからだろう。子供だけではなく大人も楽しめ、またそれなりに読み込まなければならない作品が登場した頃ですね。

 白土三平の作品は間違いなくその中に入るでしょう。私は「サスケ」から読みました。その後兄の影響で「カムイ伝」「忍者武芸帳」に接して白土ファンになった一人です。夢中になって読んだのは高校生の時分かと思います。

 同じ忍者ものでも横山光輝などとは異なり理屈っぽく絵も男性的な荒っぽさがありました。作中の解説も所謂疑似科学の手法でなんとなく納得させられました。何より学校で学ぶ実際の歴史をからめて壮大なストーリーが展開されるんだから生意気盛りの高校生には面白くて仕方ない。

 歴史の闇の部分に光を当て、被差別の存在なんかも「橋の無い川」ではなく「カムイ伝」で知った輩でした。幸福の絶頂にあるヒロインがあっけなく惨殺されたりで決して小学生が喜んで読む代物ではなかった。そこには骨太な作者の世界観がたっぷりと練り込まれていました。

                 

 もう一つは「ゴルゴ13」でしょう。ご存知さいとう・たかおの代表作です。今ではパロディにされるくらいの有名キャラ、デューク東郷が主役の硬派?の漫画です。しかしこれも背景にリアルな国際社会を描いてるから存在感があるんです。たまに単行本のページ数の為に付け足された作品にはただの成人向けエロ漫画があります。

 いずれにしてもゴルゴのダンディズムは多くの男性の憧れになりました。ライターで火をつける時はいつも気持ちはゴルゴです。しかしこれは漫画だから許される面があり、映画「ジャッカルの日」を観るとあの非情さが実写ではちょっと辛かった。

 子供の頃には近所に貸し本屋さんがありました。絶滅職種の代表ですね。そこには子供向けの漫画本とは一線を画して大人向けの本も沢山並んでいました。勿論漫画だけではなく小説や月刊誌、週刊誌の類もあります。店に入ると子供ながら関心は大人の本にも当然ありました。しかし正面に貸し本屋の親爺がデンと座っていつも見張ってるから手に取ることすらかないません。

 今は成人向けの本やビデオが自販機で売られています。子供達はなんの怖れも無くそれらを購入できます。またインターネットをすれば大人でも恥ずかしくなるような画像を小学生でも見られます。一概に昔は良かったなんて言う気はないけど確かに良かった事も沢山あったと思います。子供では入れないカギの掛った納戸があるのは大人にも子供にも好都合な事と思っています。

 


ちょっとワクワク

2006年02月03日 | 自然

 UMAに関しては以前から書いてるように関心を持っています。今回は東南アジアからの情報です。

マレーシアの密林に巨大生物!?足跡50センチ
体長3メートルの毛むくじゃら

 マレーシア南部のジョホール州にある密林で、体長約3メートル、2足歩行する毛むくじゃらの巨大生物の目撃証言が相次いでいる。密林では長さ約50センチの足跡も発見されており、同州当局が未確認生物が存在する可能性もあるとみて、調査に乗り出すことになった。

 巨大生物が目撃されたのは、約4万9000ヘクタールの「エンダウ・ロンピン国立公園」の密林。昨年11月、複数の公園従業員が3体を目撃。2体は体長約3メートル、1頭はやや小さく子供のようで、いずれも全身毛むくじゃらで2本足で密林の中に立っていたという。

 従業員らは驚き、いったんは逃げ帰ったものの、あとで現場に戻り、残されていた足跡を写真撮影した。足跡の長さは約50センチで、付近には抜け落ちたとみられる毛や食べかすとみられる魚の骨が散乱。地上2-3メートル地点の樹木の枝がいくつも折れていたという。

 当時は生物の存在を裏付ける証拠は全く得られなかったが、その後も「川のそばで立っていた」「木に体をぶつけていた」などとの目撃証言が相次いだため、州公園管理当局は未確認生物が存在する可能性もあるとみて、公園内にビデオカメラを設置するなどし、調査に乗り出した。

 同国では、密林の奥深くには「出っ歯の幽霊」と呼ばれる未知の生物がいると伝えられている。同州当局は「調査で存在が確認できれば今後の研究につながる」と話している。(夕刊フジ特電)

 かつて存在した大型の類人猿ギガントピテクスの生き残りが期待されています。イエティ、野人、ビッグフットそれにサスカッチと地域によって呼び方は違いますが、その目撃談は数多く報告されています。

 20世紀ならば珍種や稀種の生物は捕まえて見世物として公開するのが当たり前でしたが21世紀は違います。そっと遠くからその生息の様子を観察する時代です。その辺がキングコングの時代とは異なりますね。

                  イラストは「古世界の住人」より


呪文

2006年02月02日 | 妄想

 毎日次から次に新たなニュースが飛び交っています。ブログを書いてるとネタにしたい記事が幾つもあります。最近のニュースの中では「ハーレム親爺」が一番惹かれるネタですね。しかしあまりにベタなもんだから誰もが記事にしていてちょっと遠慮してました。

 女性からの視点と男性のそれとは随分異なる事件でした。今更解説などする気もありませんが、報道された当初はオームに似た匂いも感じたもんです。年配の方は「イエスの方舟」を連想されたでしょう。私もその一人でした。しかしその後の報道を見る限り少し違うようです。

 人間は生物の本能からかなり遠く離れた生き物になってしまいました。生物のオスとすれば自己の子孫を多く残す事に生涯のエネルギーの大半を注ぎますが我々はそうでもありません。そのエネルギーを昇華させて様々な形で生存の証しを残そうと努力します。実はそれが見つからないところに人としての悩みが生まれるわけなんですけれど。

 今回の事件を見た男性の中にも受け止め方はかなり違います。率直に羨ましく感じた人もいれば、俺は願い下げすると思った方もおられるようです。私は後者に近いですね。体力的な問題もさることながら神経を使わなければならない対象が今以上に増えるのは気が重い。

 しかしそんな私もこの親爺が言う呪文には興味が湧きました。その実体はおそらく大したものではないでしょう。特殊な状況でのマインドコントロールには興味はありません。しかし普遍的な環境で他人をコントロールできる術があるのなら話は別です。それはアラビアンナイトの魔法です。

 日々生活してると自分の力ではどうしようもない場面が多くあります。普通の人はそれを仕方ない事として受け入れながら暮らしてます。またそれこそが当然の現実の姿なんですが。けれどその現実の重さに耐え切れなくなる時があるんですね。そんな時にこのアラビアンナイトの魔法があればとつい思う事があります。


殿様商売

2006年02月01日 | 地域

 大阪の街で買い物をすると、たとえタコヤキ一人前でも「おおきに!」の大きな掛け声が返ってくる。そんな大阪の商人根性が私は好きです。笑顔や元気は無料ですね。しかし実はこれが一番大事なんです。

 私が当地に来て一番驚いたのが商売屋の愛想の悪さでした。買い物をしても殆どの店で後味の悪さを感じて店を出たもんです。元気の良いあの「有り難う!」の言葉が追いかけて来ません。お店によっては売ってやると感じる店主も沢山います。この違和感の原因が最近少しだけ解かりました。

 話は昭和のはじめ頃、戦前になります。よくお話を聞くお年寄りの方が子供の頃です。当時は現金収入が毎月ある(今のサラリーマン)家庭なんか殆ど無かった。役所か電力会社に勤めてる家庭くらいでした。民間会社の多くはまだお盆と年末に給金が支払われる程度でした。しかし商売屋さんにはそんな頃でも現金がありました。

 殆どの家庭の収入は農業もしくは手作業の賃加工収入に限られていました。要は貧乏だったんです。小学校でも牛乳が飲めるのは商売屋の子供だけで他の子供等はその飲む姿を眺めるだけでした。どの家庭の子供も同じような服を着て同等な生活をしてる今日からは想像できない格差がその時代はありました。

 そんな状態はおそらくは戦後もしばらく続き、昭和30年代までは残ったようです。その年代が今、店主かその父親になってる世代です。僅かづつですが愛想の悪さは改善されてるようですがその時は少し遅すぎたように思えます。

 県内でも二番目の都市、T市の駅前商店街も多くの店がシャッターを下ろしています。今になって活性化を叫んで頑張ってますが、各商店の横柄な接客は有名でした。私に言わせれば「何を今更・・・」です。

 中心商店街の荒廃を言われる街は全国にも数多くあります。私の住む田舎町の商店街にもこれは当てはまります。勿論その接客態度だけが全てとは思いません。しかし買い物をしてくれた客に感謝の態度を素直にあらわすのは商売の基本に違いないでしょう。選択肢が増えれば当然心地よい店に客は向いますから。

 一概に殿様商売と言い切ってよいのかは分かりません。この地に長く住んでみて、大人しく万事控えめな気風が関係してるのかとも思います。しかし未だに売ってやる精神の店主がいるのは間違いない気がします。