今日はテーマも画像もエロい感じですねェ。いや、どうなるかは分かりません。書いている間にドンドン変化しますので私自身にも全く見当がつきません。
まだ飲み屋に日参していた頃だから30歳代の事です。行きつけの飲み屋の女将さんから聞いた実際のお話です。
50歳代の夫婦がおりました。ここの亭主は普通の働き者で、夕方仕事が終われば帰宅する生活をしていました。子供もいましたが皆成人して家を出て行きました。残ったのは夫婦二人だけになった頃からです。
すると奥さんの方がやたらとセックスを好きに成りだしました。勿論子供がいるくらいだから普通の性生活は送っていたのでしょう。しかし亭主の方は年齢と伴に徐々にエネルギーが減少してきています。
もうその頃には毎夜奥さんから催促されるようになったらしい。若い頃ならともかく仕事で疲れて帰宅して更に夜の勤めもという心境には彼はならなかったのです。
そこで亭主は一計を案じました。仕事の後飲み屋に立ち寄り、妻が寝静まる頃合いを見計らって帰宅しようと思いました。
ソーッと帰宅し寝所の戸を開け息を殺して蒲団に入ろうとすると、奥さんの目がギョロッと開き毎夜の如く催促してくるのでした。計画失敗ですね。相手の欲望の方が強かったようです。
とまあその男性が飲み屋の女将さん相手に愚痴ったのを私も聞きました。幸せな夫婦の話ではありますが当の本人にとってはなかなか大変な事態かもしれません。落語の「饅頭怖い」みたいな感もありますね。
実際色んなご夫婦の話を聞いていましても、奥さんから求めてくるケースは少ないようです。私共も家内から求めてきた事は殆どありません。日本の平均的な男女関係の姿なんでしょう。
若い頃ならともかく夫婦間のセックスは段々縁が遠くなってきます。そうなると蒲団やベッドも距離が大きく成りだします。私等も20歳代はセミダブルの蒲団で二人が一緒に寝ていました。
あれはなかなか便利で上げ下ろしの手間が一度で済みます。それに直ぐ横に妻の顔があっても煩わしくなかった年代ですね。しかしいつしかお互いの寒暖に対する許容範囲の違いで別々の蒲団で寝るようになりました。
先日60歳前後の男性達と話すと皆蒲団やベッドは別々でした。それどころか部屋まで別にして寝ている夫婦も案外いるようです。原因は相手のイビキや歯軋りなどの音です。若い頃なら我慢できた音も堪忍できなくなるのでしょう。
しかしここに大きな問題が出てきました。中高年に成ると健康に不安があります。実際私の周りでも就寝中に身体に異変が起こり亡くなったり障害が残った人がいます。手当てが遅れると命に関わる病気なんです。
別の部屋で寝ている相手の異変は気付きようが無い。出来れば同じ部屋で寝るべきなんでしょう。しかしイビキや歯軋りも喧しい。どうすれば良いのか?
先日TVを見ているとベッドをカギの字型に配置し、さらに本棚などで衝立をする方法が紹介されていました。頭の部分をなるべく距離を取るわけです。成る程これなら音も軽減されるけれど相手の気配は分かります。イザと言う時には心強い。
実を言うと私も家内も寝言が酷いのです。いや私自身の寝言は聞いた事が無いけれど家内がそう言います。そして家内のも大きな声で訳の解らない寝言なんです。何か悪霊でも取り付いたような声です。深夜に突然あんな寝言を聞かされたらビックリして暫くは寝付けません。
部屋数も少ない小さな家です。夫婦が別々の寝所を使うのは無理なのできっとこのままの生活が続くでしょう。身体の異変にはすぐに対応でき結構なんですが、あの恐るべき寝言の対策は未だ答えがありません・・・