エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

婚活するなら富山!?

2012年04月27日 | 地域

面白い記事を見付けたのでまずはご覧ください。

http://magazine.gow.asia/love/column_details.php?column_uid=00001190

 

ここに書かれていることはほぼ事実です。大きな持ち家も高額な世帯収入も。私の周りでも二世代三世代同居は珍しくはなく、いきおい世帯収入も大きくなる。月平均百万円以上の家庭もあるようです。だいたい一家族あたり自動車の保有台数も四台くらいには驚きませんから。

私も富山県人になって30数年になります。ただ中途採用なので逆に此処のちょっと変わった面もよく解ります。まず専業主婦は殆んどいない。転勤族の奥さんくらいかな。一般的な主婦は皆なんらかの収入口を持っています。また男女の別なく働ける年齢のあいだは働くので、定年になったからと自宅でヒマを決め込む人は少ない。例外は教員などの公務員くらいでしょう。それでも百姓なら農業に勤しんでいます。

この勤勉さは富山の気候や宗教からくる人生観かなと想像しています。よく「世界に誇れる日本人の特性」なんかにあらわれる性質が富山県人には色濃く見られます。だから結構なことだと思います。ただまだまだ大阪人の気質を残す私としては些か窮屈なのも本当です。周りに関係なくノンビリやっていくのも人生じゃないかと今は考えている次第ですが・・・

拙ブログの書きかけの草稿に「街の崩壊」と題する記事があります。勿論書きかけなんでアップしてません。今冬の豪雪で色々問題が出てきたことで思いました。かつては隣近所が助け合って生活してきた住人関係が綻び始めたような印象を受けたからです。冬の気候が厳しい北陸では互助の精神が重んじられてきました。それが崩れ出した様に見えます。

私の子供の頃は自分も貧しかったけれど周りの人々も貧しかった。電話がある家は少なく急用は電話を持つ家で借りるもんだった。またその家に電話をかけて近所の家に取り次いでもらったりした。大人から子供まで一人ひとりが携帯電話を持つ現在では考えられないことです。またTVも少なく保有する家庭に近所の人が集まって見たもんです。

こんなことが出来るのは近所付き合いが良好でなければ不可能です。困ったときはお互い様の気持ちが失われてきた感があります。それには悲しいことに空家が増えてきたことも原因でしょう。小さな古い街だから街中に残るのは高齢者世帯ばかり。除雪もままなりません。こんな時だからこそ助け合っていくべきなんだろうと思うのですが。どうも反対に繋がりがブツブツと切れ始めたように感じた今冬でした。さみしいねえ・・・