エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

岩牡蠣食ったった

2013年08月19日 | 食べ物

お盆休み最後の18日、石川県の黒崎海岸に行ってきました。たまたま見たテレビで紹介されていたのでネット検索すると、なかなか良さげなところです。「これは行かねば」

                                  
                        街の中の生活道路を迷いながら到着した海岸への小路。軽四がいっぱいの道幅。

                                  
                                    100mあまりの峠道を超えると見えてきます。

                                  
                                    道を下ると到着するのがこの浜茶屋「入の屋」さん

                                  
                                     さすがに休みも最後だからすぐに座れました。

                                  
                                              こんなメニュー

                                  
                                         浜茶屋だから席料はこんなもんか

                                  
                                         まずは本命の岩牡蠣ですね。

                                  
                                               サザエの刺身

                                  
                                       美味そうにほうばります。勿論ビールもね

                                          
                                            シャワー、トイレは当然完備

                                   
                                        店からの眺め、当たり前だけど海ばかり。

                                             
                                        店の食材を採ってくる兄ちゃん、爽やかでした。

                                   
                                      注文した岩牡蠣の殻を剥く人、無口な人

                                   
                                           注文を取りに来る人、陽気な人

                                   
                                           海岸に降りて見る店の全景

                                   
                                            今日は波が荒いそうです。

                                   
                                             子連れが意外と多い

                                   
                                      テント持参の人が多い、浜茶屋が混むからか?

                                   
                                      帰り際に振り返った海岸、やはり小さいな・・・

久しぶりのリフレッシュになりました。自宅から約1時間のところにこんな素敵な海があるなんて今まで知らなかったのが不覚。近くに加賀時代村があり、子供が小さい頃には近くまで来てたのに。ただ砂浜からはいきなり深くなっているので子連れには怖いかなと思いました。まあ親の姿を見てると海に慣れたサーファーみたいな人が多かったからそんなもんか・・・

近くに北前船資料館があったので帰りに寄りました。かつては日本の物流の大動脈だった日本海ですが、それより今も昔もお金持ちは贅沢な暮らしを満喫することを感じました。トホホな庶民であります。

                                   
                                       今日のプチ旅行はおしまい(´ー`)/~~

 

 


ブリが来た!

2010年12月24日 | 食べ物

長らくこのブログを休んでる間に息子が結婚しました。縁あって、賢くて可愛くて元気いっぱいの娘さんと一緒になりました。実にありがたく感じています。

今の時代に「嫁取り」なんて言葉はそぐわしくないと思っています。だからそれに伴う伝統的な風習にはさっぱり無関心でした。しかしここは古い文化の遺る富山県です。自分に関係がない時はそれも大事なことと言っていましたが・・・

富山県の特に呉西地区には嫁を出した家は初めての歳暮に嫁ぎ先に鰤を1本まるごと送る風習があるそうです。そう言えば以前に聞いた気がします。私自身は大阪の出身だからよく知らなかったんですが。お嫁さんは富山市(呉東地区)の出身だからそんな風習があるかは知りません。

今月上旬、彼女のお父さんから「鰤を持っていくので」とこちらの都合を聞かれました。家内と二人で驚きながら大慌てで近所のお年寄りや物知りに聞いて廻りました。後ほど聞いて知ったのですが、お父さんも知り合いの呉西出身の方から教えられたことだったそうです。

ともかく、その現物を目の当たりにして大きさに圧倒されました。長さは1メートル弱かな。重量は12kg程。「大きい!分が厚い!」そのボリューム感に感心しました。

そして頂いたその鰤をすぐに近所の魚屋さんに私とお父さんと二人で運びました。勿論重くて一人で持てないから。何故か?それは鰤を半身に捌いて片方を返すのです。つまり婚家と実家で半分ずつにするのです。昔からそうする風習なんです。私は知りませんでしたが。

先年亡くなった家内の祖母が娘(家内の叔母)の嫁ぎ先に鰤を送ったけれど半身返しが無かった事を50年経っても言ってたそうです。怖いですね・・・その他魚屋さんの知恵を聴いたおかげで無事に儀式は終わりました。

その夜から我が家は鰤三昧の食生活をしばらく続けました。有り難いことです。やはりスーパーで買う鰤とは全然違いました。大きな食の経験値に成ったのは間違いありません。美味かったぁ!

その他で驚いたのは半身の返し方ですね。私は三枚におろして返すのかと想像してたんですが大違い。もう鰤の頭から大胆に真っ二つに斬り割るんですね。確かにこんな芸当はプロの職人でないと不可能ですわ。

まあ人生に二度三度とあることはない経験をさせて頂き大変勉強になりました。日本全国地域により異なる風習がありますが、富山県の呉西地区に残る珍しい儀式を体験させて頂きました。若嫁さんのお父さんの義理堅さに感謝し御礼を申します。

                             


カレーパン

2009年09月19日 | 食べ物

以前ご紹介した記事の中でカレーパンがありました。

      http://blog.goo.ne.jp/eteponge730/e/3ff22a0bd8e6a31eb65317c926e9416e

その画像をアップします。

なんか遅きに失した感がありますが、先日家内が作ってくれて食べながら「アッそう言えばあの記事に画像が無かったんじゃ・・・」と思い出して調べたらやはりそうでした。

あまり上手には撮れてませんが現物であります。現物は文句無く美味しゅうございます。


悪食

2009年08月12日 | 食べ物

以前、探偵ナイトスクープで沖縄でセミを食べるネタをやっていた。探偵は石田だったと思います。最初はゲテモノ扱いしていたけれど食べてみて宗旨変更をしてました。エビに近い味でかなり美味そうでした。

長野県など海が無い内陸部の地域では虫が重要な蛋白源になっているのは昔から言われています。しかしそれはまだまだ地域限定な嗜好でしょうね。

我々が普段食べている食材は日常からは遠いものが多いようです。理由は簡単、生きている状況を知らないから口に出来るから。例えば家禽として飼っている鶏を鍋にするのはかなりな勇気が要ることでしょう。

その生きている姿を見て知っていると言うのは大きな壁になります。スイスでしたかチーズにわざわざ蛆虫を仕込んだものがあります。私は絶対に食えません・・・デイリーポータルZのほそいあやさんの記事です。可愛い顔をしてとんでもない娘です。

             http://portal.nifty.com/2009/08/12/c/


父の日に備えて

2009年06月05日 | 食べ物

この世に父の日なんてあったのかどうか・・・記憶にはあまりありません。子供の小さい頃に何か手紙を貰ったような。おそらく通っていた保育園の行事として書いたものでしょう。まあそれでも有り難いんですが。

前置きはこんなもんで、実際特別なイベントは我が家ではありませんでした。母の日も最近はしないから夫婦共々ここはイーブンですね。そんな生活でしたが今年はちょっと違うかもしれません。

一升瓶のビールをネットで購入しました。二本セットで4620円!

エキサイト・ビットのコネタで見た記事に惹かれサンクト・ガーレンのHPを覗いてみました。http://www.excite.co.jp/News/bit/E1242808304523.html

やはり貧乏人には「お得な」という文字は一番の魅力です。即決注文しました。そのビールが今夕来ました。要冷蔵なので冷蔵庫の中を極限まで整頓して二本の一升瓶を納めました。

ところが問題があります。若い頃なら1,8リットルのビールくらいなら一晩で飲み干していました。しかし今はもうそんな体力はありません。一度封を切ったビールを保存するのは無理なんで誰かの助けが必要です。

家内は甘い酒しか飲みませんし息子は暫く帰りません。頼みの友人夫婦は娘さんの部活が佳境に入るので忙しくて来宅できません。「困ったなぁ」と思いながら二本の一升瓶を眺めています。

まあ腐るものではありませんが注意書きにはお早めにと書いてあります。なんとか都合をつけて来週中には賞味にあずかりたいと思っていますので詳報は後日のブログにアップしたいと思います。ご期待ください・・・


美味しいトーストの焼き方

2009年02月24日 | 食べ物

昨年のこと長年使っていた電熱式オーブンが壊れた。しばらくトーストが食べられず食パンを買う事もなかった。しかし朝の忙しい時のパン食は便利なもんです。

仕方なくガスコンロに付いている魚を焼くグリルを使ったりしていました。けれどあれは時間も掛るし後の手入れも大変です。そんな時にふと思いついたのがフライパンでした。

ガス台で熱したフライパンに食パンを乗せるだけ。あっという間に焼けます。片面10秒も掛らないくらい。ひっくり返す手間を入れても20秒です。目玉焼きなどを作った後そのまま使用しても油分を吸収してくれ実に簡単で手間いらずでした。

そして何より美味しい!外側はカリッとしているのに中はふんわりと柔らかい。ガスの強火がトーストにはピッタリなようでした。そんなことを思い出す記事がありました。エキサイトビットのコネタから田幸和歌子さんの記事です。

オーブンレンジで「トースト」を焼きにくい理由

学生時代、十数年前に買ったトースターレンジ。機能的にはまだ十分働けるが、見た目がひどい「鉄クズ」のようになってしまっている。

そこで、オーブンレンジを購入したのは良いが、重大なミスが発覚した。
トースターレンジがついていないのである。

ちゃんと確認しなかった自分のミスだが、仕方なくポップアップ型のトースターを別に買い、ロートルレンジと別れようとすると、今度はトースターが故障。
結局、いま、「故障トースター+鉄クズレンジ+オーブンレンジ」の3台に、豪邸でもあるまいに、信じがたいスペースを占領されている。

世の中には「トースター機能つきのオーブンレンジ」も一応存在しているわけだが、それにしても、なぜトースター機能がついてないオーブンレンジが多いのか。
あるいは、トースター機能がついていても、「時間がかかる」「トースターのように美味しく焼けない」「ひっくり返さないといけない」などの声は多く、私と同じように「トースター+オーブンレンジの2台持ち」「電子レンジはあたため専用で、オーブントースターをメインで使っている」といった人は多いようだ。

オーブンレンジとトースターは、なかなか相容れないものなのだろうか。シャープのお客様相談センターに聞いてみると……。
「オーブンレンジにはトースター機能がついているもの、ついていないものがあり、それは庫内容量によって分かれています」
どのように分かれているかというと、シャープの場合、自動トースト機能があるものは「庫内容量が20L以下」「上下ヒータータイプ」「丸皿使用のオーブン仕様」なのだとか。

つまり、早い話、「『大きいオーブンレンジ』にはトースター機能がついていない」ということだが、これはなぜ?
「庫内の大きいオーブンレンジの場合、食パンとヒーターの差がひらいてしまいます」
どういうこと?
「上と下にヒーターがついているモノですと、庫内が広すぎると、食パンとヒーターとの距離が離れていることで、火力が弱まってしまい、ヒーターの熱がパンまで届かないんです。手動でパンを裏返すと時間がかかりますし、こんがり焼けるまで待つと、それも時間がかかり、パンの水分が抜けてスカスカしちゃうんですよ」
庫内が広いと、その分、どうしても焼けるのに時間がかかり、水分が抜けて「美味しくふっくらのトースト」にはならないのだという。

ちなみに、オーブンレンジにトースター機能がついているかどうかは、カタログを見ればわかるそうだが、所要時間は書かれていないそうで、
「お店の人に聞くか、こちらにお問い合わせいただくのが一番だと思います」とのこと。
やっぱりトーストは、トースターで焼くのがいちばんなのね……。
ところで、ある飲食店のママは、オーブントースター、レンジのグリル、魚焼き網など、様々な方法でトーストを焼いてみた経験から、こんなアドバイスをくれた。
「トーストは実はフライパンで焼くのが、いちばん早いし、ふっくら焼けて美味い! 角をこがさないように注意が必要だけど」

朝の忙しい時間、美味しいトーストを短時間で食べたいですよね。
(田幸和歌子)

欲望に限りなく・・・

2009年01月24日 | 食べ物

人には様々な欲があります。プリミティブな欲望の中でも食に対するものは生存を賭けてますから切迫感がありますね。けれどもそこに個々の嗜好が表れるとちょっと笑える事件になります。

私も甲殻類は大好きです。以前はカニも好きでしたが、身を抜くのが面倒で最近は専らエビばかり狙っています。外国の話ですがやはりエビやカニは人気なんでしょうかね?この男もやはり面白い奴です。

そこまでして食べたかったか……

RSS

2009年1月23日
[米ニューヨーク州アムステルダム 21日 AP] アムステルダムに住む男(57)が地元スーパー『プライス・チョッパー』でロブスターを買い、自宅で食べた。しかし、中身を食べ尽くしても、まだまだ満足できなかったらしい。

そこでロブスターの殻を組み立てて元の姿に戻し、購入したスーパーに戻り「このロブスターは腐ってた」とクレームをつけて、別のロブスターを手に入れようと画策。

スーパーの経営者は、お詫びに27ドルのタラバガニの脚を渡そうとしたが、その時、ロブスターがただの殻であることに気がついた。しかし男はカニの脚をひっつかみ、走って逃げた。

その後、男は自宅で逮捕されたが、すでにカニの脚は食べ尽くされていた。

男は軽窃盗罪で起訴された。

伝統食も風前の灯

2009年01月23日 | 食べ物

30年程前になりますか、料亭にてツグミを出されました。当時すでに禁猟になっていたように記憶します。珍しい料理として気を利かしてくれたんだと思います。しかしその姿に驚いたことは憶えているけれど口にしたかは記憶がありません。

そしてさらに遡って学生時代には伏見稲荷神社によく行きました。そこの大鳥居を潜ると境内の店にスズメが姿焼きで売られていました。味がどうのと言うわけじゃなくその姿に怯んでとても食べる気はしなかった。懐かしい記憶ですがそんな伏見稲荷のスズメが今危機にあるようです。

<スズメの焼き鳥>100年の名物ピンチ 退治、御利益ありすぎた?--京都・伏見

1月19日20時3分配信 毎日新聞




【スズメの焼き鳥のアップ写真など】

 京都市伏見区の伏見稲荷大社の参道で、大正時代から続く名物「スズメの焼き鳥」を売る店が今年の三が日でまた一つ姿を消し、2店だけになった。スズメを捕る猟師の高齢化や禁輸による中国産の在庫切れなどで、原料が手に入りにくくなったのが原因。参拝客からは惜しむ声も出ているが、販売を中止した料理屋は「ないもんはしゃあない」とため息をつくばかり。市井の伝統料理が幻の味になる日も近い?【木下武】

 ◇猟師減り材料難、残るは2店

 伏見稲荷大社は商売繁盛と五穀豊穣(ごこくほうじょう)の神様。名物の焼き鳥は、穀物を食い荒らすスズメ退治のために始まったとされ、参道で販売されてきた。

 材料は中国産スズメが多用され、参道やその周辺の飲食店6、7店で売られていたという。しかし、中国政府が99年12月に食用の加工品も含めた野鳥の輸出を禁止。店の関係者によると、在庫の中国産冷凍スズメに頼るか、国産への切り替えを余儀なくされた。その冷凍モノも昨春ついに在庫が切れ、2店が撤退。別の1店もこの正月三が日をもって販売を終了した。

 国産もピンチだ。スズメの生態に詳しい立教大理学部の三上修・特別研究員によると、町中で営巣する緑地の減少などから近年急減している。

 国産で販売を続けている食事処(どころ)「稲福」は京都、兵庫、香川県などの猟師から仕入れているが、確保できる量はピーク時の3分の1にすぎない。値段も1本450円と中国産の約2倍。スズメ猟の後継者は少なく、今後も先細りしそうだという。

 稲福の本城忠宏社長は「国産スズメのおいしさを知ってほしいが、猟の技術が受け継がれなければ息子の代にはスズメの焼き鳥がなくなっているかもしれない」と危惧(きぐ)している。

 ◇食文化忘れないで--小泉武夫・東京農大教授(食文化論)の話

 穀物を食べる野鳥を追い払うために食べるのは「鳥追い」と呼ばれる文化の一つ。伏見のスズメの焼き鳥は私も大好きで、廃れていくのは寂しい。「スズメの焼き鳥」という伝統的な食文化を忘れないでほしい。


牛乳飲んでも大丈夫?

2008年02月20日 | 食べ物

息子は現役のスポーツ選手なもんだから冷蔵庫から冷たい牛乳を取り出したらグビグビ飲みます。横目で見ながら羨ましくなる事があります。

私も子供の頃には何の躊躇いも無く飲んでいました。しかし大人になってから段々と飲まなくなりました。いえ、飲めなくなったと言うべきか。

理由は牛乳を飲むとお腹がゴロゴロとして酷い時は下痢をするからです。特に冷たい牛乳は要注意ですね。効果覿面です。そんな私だからあえて飲む時は電子レンジで少し暖めてから飲むようにしています。

その原因がどうやら判りました。乳糖不耐症という身体の症状らしい。牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が年齢と伴に減少する症状です。長年の胸のつかえが取れた思いです。エキサイトビットの田幸和歌子さんの記事です。

   http://www.excite.co.jp/News/bit/00091203007506.html


ヒロタのシュークリーム

2008年01月09日 | 食べ物

昨年は散々メディアに叩かれた食品業界でした。ミートホープは論外ですがちょっと気の毒かなと感じるケースもありました。赤福餅もその一つです。

子供の頃初めて食べた時は「世の中にこんな美味しいものあるのか!」と感激したものです。餅を包む口当たりの良い漉し餡に上品な大人の甘さを感じました。

昭和30年代当時は大阪市内では手に入らなかったんじゃないでしょうか。伊勢の周辺かせいぜい名古屋くらいでしょう。だから私等の口には滅多に入りません。

それが高校生になる頃には時々頂くようになり嬉しかったもんです。ひとえに冷凍技術のおかげです。私には多少の日付くらいは構わないのですが・・・

しかし赤福餅の箱は小さく数も沢山入っていません。それを当時の家族数の5で割ると二つか多くて三つしか貰えません。それがなんとも残念で悔しかった覚えがあります。

心ひそかに「大人に成ったら自分のお金で買って、一箱全部自分一人で食べてやると誓いました。口卑しい子供でした。

そんな大人買いの対象の筆頭候補がヒロタのシュークリムでした。柔らかなシューの中のカスタードクリームが堪りません。異国の味がしたんでしょうね。10個でも20個でも食べられる気がしました。

けれども嗜好なんて年齢でいくらでも変化します。酒を飲むように成ってからは甘味からはドンドン遠ざかりました。今じゃ食後のデザートさえ残すくらいです。

そんな私ですが値上げのニュースを見て過去の誓いを思い出しました。ZAKZAKからです。

シュークリーム値上げ…ヒロタが来年2月から

 洋菓子のヒロタ(神戸市)は26日、シュークリームなどの直営店での販売価格を来年2月1日から順次値上げすると発表した。乳製品など原材料価格が高騰し、この傾向が今後も続くと判断したため。値上げは約16年ぶり。

 オリジナルシュークリーム4個入りを、現在の270円から300円に引き上げる。シューアイスは、来年4月から1個80円を100円にする。

 焼き菓子やギフト商品なども今後値上げする可能性があるという。

 また、J―オイルミルズは26日、家庭用マーガリンの出荷価格を来年3月3日から値上げすると発表。容量を減らすことなどで、出荷段階の実質単価を平均で約10%引き上げるとしている。


食は文化なり

2008年01月04日 | 食べ物

最近は食品の分野でもレトロブームで復刻版が相次いでいます。上の写真はオリエンタルカレーです。この味を知ってるのはもう中高年だけでしょう。私なんかも母親が作ってくれたのはこのカレーでした。

レトルトカレーではボンカレーが、そして懐かしの三ツ矢サイダーが復刻されてるようです。いずれも昭和の時代を感じる食べ物ですね。

食の好みは幼少期に決定される事が多いようです。だからそれぞれの家庭の味が大きく影響します。「おふくろの味」なんて看板を出してる店がありますがあれは嘘です。作ってるのはオバチャンかもしれないけどあくまで他所の母親です。騙されてはいけません。

しかし母親の味覚がそのまま子供に遺伝するわけではありません。反対にその味が嫌いになるケースもある。実はこの私がそうなんです。

大阪で育ったからかもしれないが、うちの母の味付けはどうも甘辛いのが多かった。特に煮込む料理にはその傾向が強かったようです。魚でも野菜でも濃い目の甘辛味でした。だから私は未だに酢豚甘辛煎餅は苦手です。

しかしその好みも年齢と伴に変化するのも事実です。以前は苦手だったものが好きになったり、反対に嫌いにもなります。

子供の頃大好きだったサツマイモが今は食えません。見ただけでお腹がモッキリします。逆に苦手だったサトイモの類いが好きになりました。これは飲酒という食生活の変化が大きな理由と思われます。

            

北陸地方にはナレ寿司の種類が多い。これは寒い冬場の保存食の文化が色濃いのでしょう。上の写真はカブラ寿司というものです。カブラの間にブリなどの魚を挿み米麹で漬けます。見た目はなんともグロテスクでとても箸は付けません。

私は当地に来て30年になりますが初めて食べたのは10年前なんです。やはり見栄えが食欲を阻害したのです。一度食べたら「オッ案外いけるかな」と思いましたがやはり好物とは言えません。

だいたい家内が漬物嫌いなので我が家の食卓には上がりません。彼女の好みもハッキリしていて匂いの強いものは一切ダメなのです。以前体に良いと思いラッキョウの酢漬けを買って来たら知らぬ間に捨てられていました。

このカブラ寿司を土産で関西に持って行ったら麹を綺麗に洗い流して食べたそうです。おそらく初めて見た人には上に乗った麹が汚く感じたのでしょう。当地の正月料理の代表も形無しですね。

事ほど左様に食に関しては人々は保守的なのです。巷では焼肉屋が繁盛しています。しかし私はこれが苦手なんです。大阪でのホルモン焼きのイメージを引きずってるからです。若い頃からあまり好きじゃなかったんです。

こちらに来てからお気に入りになったのが昆布しめです。北前舟の中継地だった富山では昆布を使った料理が多いのです。北海道から良質の物が大量に入って来たからでしょう。

淡白な白身魚の刺身なんかを昆布で挿んでやると旨味成分が魚に染込みこれは絶品です。こちらではなんでも昆布でしめます。時には山菜なども見かけますがあれもなかなかの味です。

こうして見ると食にはその地方だから成り立つ要素が非常に多いことに気付きます「美味しんぼ」みたいな言い回しですが土地に根付いた料理には重さがあります。だからこそ楽しいのでしょう。しかしそれでも私は滋賀県の鮒寿司だけは食えません。


メガトマトを食う

2007年12月17日 | 食べ物

今日の昼食に遂に食べました。あのマックのメガシリーズ!出先で丁度マックが近くにあったもんだからついフラフラと寄りました。以前息子がメガマックに喰らい付いている姿を見てからいつかはと思っていました。

セットはしんどそうなのでホットコーヒーのSだけを付けました。率直な感想は「あれは中高年が食べるものじゃない」と思いました。特別にダイエットやメタボを気にしているとかの人でなくてもです。

食べても食べても減らないのです。まるでTVに出てる大食い大会の選手みたいな気持ちになってきました。味はマックだから推して知るべし。しかしこれだけの大きさになると単調な味が苦痛になってくるのです。

ビッグマック同様で紙の箱に入ってます。直接ハンバーガーを持つはめになります。指の間からソースが垂れてレタスが落ちてと行儀の悪い事。他のメニューは紙に包まれてるのにと恨めしくなりました。

現在6時です。約6時間がたちました。それでも私のお腹の中にはまだそいつの存在を感じます。いや堂々と鎮座してるようです。とても夕飯を食べる気になれませんね。やはり770kカロリーは私達の年齢には重すぎる事を実感しました。


春の色食堂

2007年12月07日 | 食べ物

当ブログの初期にも紹介したお店を再度もう少し詳しく紹介したいと思います。名前自体からしてなんともムードのある食堂です。「春の色食堂」いいですねぇ・・・しばしばTVや雑誌に取り上げられ県内外からの来店も多いようです。

南砺市の旧福光町に大正時代に作られた店です。当時は高級な食堂として認知されていました。店舗の二階には立派な座敷があり当初は宴会などにも利用されていたそうです。勿論現在は商用としては使われずおそらく物置になっているのではと想像します。

            
         入り口横にあるガラスケースには人形やら色々入ってます。

            
私が初めて訪れた30年前と異なるのはステンレスの扉のこの冷蔵庫とその上のテレビくらいでしょう。以前は木の扉がついたガッチリした冷蔵庫でしたが古くなり故障が多く買い換えました。

            
   あと変ったのはこの値段表です。ビールや酒が値上がりしたから仕方ない。

            
              カウンターの板も年季が入っていますね。

            
一番人気はオデンです。大正時代からの汁は平成になり一度途絶えましたが暫くして味は元に戻りました。中でも豆腐が出色の一品です。これは他では味わえません。

            
食べさしで恐縮です。その他ではラーメンが昔懐かしい味で人気があります。私個人的にはカツ丼がイチオシであります。

            
          TVでもよく出るのでタレントたちもしばしば来店します。

            
         我が家の息子と同級生のお孫さんも店の手伝いをします。

椅子やテーブルなど何も30年前と変らず、何時この店内に入ってもホッとさせられます。おそらく私だけでなく常連となる人は皆そうだろうと思います。勿論初めての客は懐かしさに驚く人ばかりです。

しかし逆にこの点が「春の色食堂」の難しさにもなっています。現在メインで働いている夫婦も若くないので後継を考えねばなりません。けれども若い人に引き継ぐ場合は店舗の改装も必要でしょう。

変化がまた客の動向にも必ず影響を招く事になります。変らない事が魅力のこの食堂が新しくなったら従来の客は来てくれるのか?この辺が一番の問題とファンとしては心配しています。


卑しい「美味しんぼ」

2007年09月21日 | 食べ物

        http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3355101.html?ans_count_asc=20

まずは上のURLをクリックして下さい。「教えて!goo」の投稿質問です。質問者は若くてなかなか物知りな方ですからおそらく冗談質問でしょう。実際にはそんな小学生はいないだろうし、いたとすれば非難の集中砲火でしょう。

ともかくグルメ漫画の金字塔を打ち立てた作品であることに異論はありません。もう随分前になりますが、およそコミックには縁が無さそうな中年の親爺どもがこぞって読んでいましたから。動機は自らの薀蓄の為です。

日常の中で私等も「これは美味しい、これは不味い」なんてことはよく言います。それは普通の行為だろうと思います。しかしここに出てくる人物たちは美味い物を食べる事に人生を賭けています。この辺はやはり漫画で現実には出会うことが無いキャラ達です。

まあ「食」がアニメやコミックに入れ替われば秋葉原あたりには多数いるそうですが。それを我々はオタクと呼んでいます。いずれにしてもなかなか社会と上手く付き合えるかは難しいところですね。

この漫画の代表的キャラが海原雄山ですね。モデルは魯山人らしいが、実際の魯山人とどこまでかぶるのかは不明です。ただ気難しい人物には違いなかったそうです。所謂「変人」タイプなんでしょう。

この漫画の読後に残る印象はいつも何か卑しさでした。そう俗に言う「口卑しい」感じです。私も貧乏な庶民の家に生まれ今もその延長上にいますが、食物は頂く事自体に感謝しています。それに何のかのと注文はつけられません。

伝聞ではありますが、高貴な方は与えられた物に文句は付けないそうです。それは周りが自分の為に精一杯の事をしてくれてる事を知っているからだそうです。つまり文句ばかり言ってるのは卑しさの証明なのかもしれませんね。


フィレオフィッシュのこと

2007年02月27日 | 食べ物

写真はメガフィレオフィッシュです。マックの定番メニュー、フィレオフィッシュのダブルサイズメニューです。私が始めて来店した頃からあるメニューの一つがこのフィレオです。

マックが日本に上陸したのは昭和46年東京の銀座です。私が住む大阪には何時何処にオープンしたのかは判りません。うろ覚えの記憶ですが、梅田の地下街の店に行ったのが高校3年生ではなかったかと思います。昭和47,8年くらいでしょうか。

その後関西にもドンドン店舗展開したのは周知の通りです。しかし学生時代はマックで買い物した憶えは殆ど無い。理由は高かったから。一番安い定番のハンバーガーで80円です。財布に5円だけで一日を過ごした学生にはとても手が出ません。

そんな私もたまに懐が温かい時には四条川原町の店に行きました。そこで買うのは決まってフィレオフィッシュでした。白身魚のフライとなんと言ってもあのタルタルソースがお気に入りでした。

勤め出してからは適当に小遣いがあったのでマックから遠ざかり専らモスバーガーに出入りしました。味で選べばモスには勝てませんよね。それでもマックに行かざるを得ない時はフィレオフィッシュにしていました。

そんなフィレオの誕生秘話です。なるほど宗教が理由だったんですね。そう言えば海外のマックでも牛肉がダメな国では重宝されているそうです。

フィレオフィッシュ開発秘話 「宗教的理由」着目  .

フィレオフィッシュの生みの親、ルー・グローエンさん。写真にあるマクドナルドのシンシナティ地区1号店(1959年開業)のオーナーだった

フィレオフィッシュの生みの親、ルー・グローエンさん。写真にあるマクドナルドのシンシナティ地区1号店(1959年開業)のオーナーだった

 バーガーチェーン、マクドナルドのメニューの1つ「フィレオフィッシュ」は年間3億個も売れるヒット商品だ。その開発には秘話がある。

 シンシナティで初めてマックのフランチャイズ店を開いたルー・グローエンさん(89)は45年前の1962年、経営に四苦八苦だった。原因は明白。住民の87%がカトリック教徒だったことだ。

 カトリック教徒は金曜日には肉食を避ける。このためグローエンさんの店の金曜日の売り上げは75ドルにしかならなかった。

 「フリッシュズという魚のサンドイッチを売る店があって、金曜日にはうちの客もみなそこへ行くんだ。それで、魚を素材にしたサンドイッチを開発しようと決めた」とグローエンさん。

 当時のマックの社長ロイ・クロック氏も肉を使わないサンドイッチを開発していた。パイナップルを挟んだ「フラバーガー」だった。どちらが売れるか賭けをした。

 発売日、フィレオフィッシュは350個売れた。フラバーガーの売れた数はいまだに明らかにされておらず、メニューにはない。

 素材にオヒョウを使ったが、1個当たり30セントかかり、25セントで売ると赤字になる。そこでタラで代用した。「チーズを添えて味を調えたが、オヒョウの方が味はずっとよかった」という。

 今でもフィレオフィッシュの23%はカトリックが肉類を控えるレント(受難節=灰の水曜日から復活祭までの40日間)に買われるそうだ。(USA TODAY)


               
                これはメガチキンフィレオ

マックもここ数年来メニューが増えてます。近所に店舗がある事と合せて最近はマックでの買い物が圧倒的に増えました。家内も私もトマトチキンフィレオえびフィレオが定番メニューになりました。なんと言ってもモスより安いのが有り難いですね。参考にまぼろしチャンネルから串間努さんのコラムを紹介します。なつかし話満載です。

          http://www.maboroshi-ch.com/sun/pha_20.htm