エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

子供は好きですか?

2006年09月15日 | 友人・知人

近所の奥さんとの会話です。

     私 「息子さん夫婦も子供が一人じゃちょっと寂しいね」

   奥さん 「うん、けど息子はどうも小さな子が嫌いみたいで」

     私 「へぇー、そりゃ仕方ないね」

   奥さん 「まあ正直なんやろう」

なんの変哲も無い会話ですが、この奥さんの心情では子供イコール可愛いという図式が出来上がっています。だから息子さんの子供嫌いが普通ではないように思えるようでした。

翻って我が家では家内も私も小さな子供はあまり好きじゃない。理由は簡単で、子供は喧しくて我儘で阿呆だからです。食事をしてもこぼしてばかりで口に入る量は周りに撒き散らす分の五分の一程です。後の掃除は大変でそれを思うとチューブで強制的に流し込む方が賢明な気がします。大体、こちらの意向が上手く伝わらないから苛々するばかり。奴等は頭の悪い酔っ払いと同じです。

友人の女性は子供相手の学習塾を経営してるけれど、やはり子供の対応には苦慮しています。本音は小さな子供は嫌いなようです。意思の疎通が難しい付き合いは疲れが大きいのだから当然だと理解しています。

今、天皇家に新たな世継ぎが誕生し世間は喜び一色です。個人的にはそんなに大騒ぎするような事ではないと思うけど、無用な議論で国会や役所が労力を使わなくてすむので良かったのかな。それにしても見るからに上品な秋篠宮家も嵐の卵を抱えて大変だなと同情してます。しかし付き人も沢山いるから我々下々とは比較にもなりませんかな・・・


文化の衝突

2006年09月14日 | 食べ物

今日Excite Bit http://www.excite.co.jp/News/bit/00091157927912.html で見つけた納豆ネタでまだ子供だった頃の事を思い出しました。今は普通に食べてる納豆ですが大阪では見たことも無かった。もう40年前の話です。

当時よく読んだ漫画には食事の描写で必ず出てきたのが納豆でした。しかし悲しい事に大阪の子供達は納豆がどんなものか誰も知らなかった。「ストップ兄ちゃん!」「おそ松くん」を読んでもこの場面だけは想像の範囲を超えていたもんです。実際私が納豆を食べるようになったのは富山県に来てからです。

狭い日本ですが食文化の壁はなかなか厚そうです。関西で普通に食べられてるメニューでうどん定食があります。貧乏学生だったから私も随分とお世話になった。値段のわりに腹持ちが良く、またうどんの汁に白い御飯がとてもマッチして美味かった。

            

しかしそんなうどん定食も関東では認知されていないらしい。確かに炭水化物の塊を食うわけだから栄養のバランスは最悪でしょうね。体形に気を使う若い女性には嫌われるだろうけど小遣いの少ない中年男性にはうってつけと思いますが・・・

その他ラーメン定食やお好み焼き定食もありますが、極めつけは焼き飯定食でしょう。焼き飯をおかずにして白飯を食すという恐るべきメニューであります。さすがに私もこれはまだ未体験です。食は文化である以上互いを理解しあうのは大変な作業なようです。

富山県の東端の一部地域には「塩味のおはぎ」があります。これには殆どの日本人がショックをうけるでしょう。アンコに砂糖ではなく塩を加えるのです。けっして甘味を補助する為ではなく塩味のアンコを作るのです。TVでインタビューされる地元の方はオハギは塩味と言い切っていました。まさに既成概念を打ち破る文化の衝突です。

狭い日本でこの状態です。現在世界中で起こる戦争やテロなどの不幸な現象も見方を変えれば異文化の間で生ずる齟齬です。この問題の解決はもう相手を認め合うことから始めるしかないと私は確信しています。憎しみの卵は無理解にあると思えます。


気持ちは分かります

2006年09月05日 | エロ系

もう何年も前の探偵ナイト・スクープでマネキン人形に恋した女性を扱っていた。人間の恋心とは恐ろしいもので、何千もの人形の中から倉庫の中の一体を短時間で探し当てたのには驚いたもんでした。

最近では女性フィギュアに萌える男も多いらしいので、許される範囲の恋かも知れません。実際私なんかも車の助手席に美人マネキンを乗せて走りたいなんて考えた事があります。知り合いが見たら驚くであろう顔を楽しむわけですな・・・

マネキンを持ち帰ろうとした容疑、男逮捕 福岡

2006年09月02日08時51分

 通りがかりに目にした和装のマネキンに「一目ぼれ」した男(33)が自宅に持ち帰ろうとして福岡県警に窃盗未遂などの容疑で逮捕されていたことが分かった。

 写真

盗まれそうになったマネキン=福岡県前原市内で

 福岡県前原市に住む無職の男は市内の公民館で8月上旬、和服姿の清楚(せいそ)なマネキンを見かけ、心奪われた。8月29日未明、2階から侵入し「彼女」のいる1階へ直行。

 「きれいだ」。警報器にも気づかず間もなく御用。我に返っての釈明は「近くで見ると不気味だったし、思いのほか重くて持ち帰るのはやめたのだが……」。

                                 (朝日新聞より)

          

ところで先日のナイト・スクープで「あの人のその後」を放送しており、件のマネキン女は人形とは別れたらしかった。せっかく番組中に結婚式までしてもらったのにね。きっと本物の人間との恋に落ちたのでしょう。


本当のワルは笑顔でやって来る

2006年09月04日 | 時事

いよいよ自民党総裁選挙が始まります。立候補は予定の三人で波乱は無さそうですね。勿論一番人気は安部晋三さんでおそらく次期総裁に選ばれるのは間違いないでしょう。

彼の選挙公約なんか見てますと「美しい日本」「周りから尊敬される国」とか「凛とした日本」と実に耳あたりの良い言葉が並んでいます。確かにここ数年の日本社会が箍が壊れて狂いだしてるのを感じる方は多い。特に中高年の人たちはそうでしょう。

親の子殺し、子の親殺し、猟奇的殺人また蔓延する振り込めサギとこればかりは枚挙にいとまはない状態だ。私見ですが、16年前のバブル経済が日本人の心の転換点になったように思えます。あの頃から経済活動に道徳意識が消えうせてしまった。それが生活全般の中で「結果主義」が台頭し過程が顧みられなくなった。

この拝金主義、自己中心主義は若い人たちに根深く浸透しているようです。ネット世界代表の2ちゃんねるを見てるとつくづく実感します。当ブログの「先送ったツケは?」http://blog.goo.ne.jp/eteponge730/d/20060824にも書きましたが、日本人はまだ先の大戦の総括をしていません。確かに今年のサッカーW杯の敗戦の原因究明さえ未だに出来ない国ですが・・・

                  

第一次大戦の敗戦で疲弊したドイツ国民の前に颯爽と登場したのがアドルフ・ヒトラーです。その後の歴史は周知の通りです。

翻って今の日本の世論をコントロールするのは実に簡単なようです。これはTVや新聞のメディアは心底実感しているでしょう。小泉総理誕生に一番尽力したのは彼らマスコミなんだから。

最近のワイドショー(あれは報道番組じゃない)なんかで北朝鮮の国情をよく放送しています。しかも面白おかしく。あれを見ていて笑える人は若い方で、中高年は辛いものを感じます。ちょうど61年前までの日本はあんな国だったんですから。

今の日本が正しいなんて決して思わないけれど昔に戻るのだけは願い下げです。美しい日本、他国から尊敬される日本は大賛成です。しかしその方法には色々注文があります。安部さんがヒトラーか金正日になるかは分かりません。ともかく今後の彼を注目する責任が我々にはあります。