エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

いよいよ大晦日!

2006年12月31日 | 家族

今年もやっと最後の一日になりました。なんだかんだと色々ありましたが、今日と明日との日付が変わる事で全てをリセットしようという便利この上ない先人の知恵です。しかし今日中に一年間の始末を付けねばならないから気ぜわしさの極みでもあります。

昨日も家内と二人で正月用の買い物に出ました。厄介な事にこの二人のペースが合わないのです。私は気が短いもんだから何でも適当に決めて買いたい方です。家内はと言えば正反対。「ああでもないこうでもない」と商品を前にして悩みまくる性質です。

         私     「もうこれでいいやろう」

       家内    「いや、こっちの方が。あっアレの方が良いかな」

こんな会話の果てにプチ喧嘩になってしまうのが毎回のパターンです。確かに後から急かされた買い物は納得いかない不完全燃焼になる。それが分かっていながら昨日もついつい急かしてしまった。

帰りの車中の家内は当然不満顔です。「やっぱりお父さんとは買い物したくないわと言う。彼女の気持ちもよく理解できます。しかし年末の買い物です。そんなにネットリと時間は使えません。家内にも私の気持ちを少しだけ分かって欲しいもんです。

ともかく今年もあと一日となりました。昨年は大晦日の夜から近所の友人夫婦が来宅してくれ年越しパーティになりました。朝七時まで続いた賑やかで楽しい宴会でした。さて今夜はどうなるか、まだ未定です・・・ 

 


缶入りのお茶

2006年12月28日 | 社会

本当にいつも思います。あの缶入りのお茶がいつ頃から社会に定着したのかと。最近の日本では欧米並みに水までペットボトルで購入します。それからすればお茶をお金を出してもとめるのも当然なのかな。

初めて缶入りのお茶を見たのは新大阪駅の売店でした。昭和40年代前半だったと記憶します。それは麦茶を250ccの細身の缶に詰めたものでした。とにかく「エッ お茶に金出すの!?」と驚いた事をよく憶えています。

当時はまだ飲料はビンが主流で、甘くどい味のジュースやコーラばかりでした。貧乏な子供でしたから味の薄いものにお金を出すのが悔しい気がして、ポカリスェットなんかとても買えませんでした。

そんな時代に家庭でいくらでも飲める麦茶の缶入りを見つけたんだから驚くのは当然ですね。時は流れ今じゃ私も専ら買うのはペットボトルのお茶ばかりです。こんな思い出にまぼろしチャンネル串間努さんが見事に答えてくれました。

          http://www.maboroshi-ch.com/sun/pharmacy.htm

 


一人でも出来る

2006年12月22日 | 自然

世の中には子供好きな方もいて、結婚はしたくないけど子供だけは欲しい」なんて言葉も聞きます。しかし我々人間は男女の両性がいなければ子孫は残せません。いや人だけじゃなく多細胞の高等生物(知性は関係ない)は殆どがそのはずと思っていました。しかし例外的な繁殖方法で単為生殖というのがあるそうです。

コモドオオトカゲが“処女懐胎”

 世界最大のトカゲとされるコモドオオトカゲが、交配せずに子どもをつくる単為生殖をしていたことを、英国などの研究グループが明らかにし、21日付英科学誌ネイチャーで発表した。

 脊椎(せきつい)動物の単為生殖は珍しく、報告例は約70種、全体の約0・1%程度にすぎないという。

 発表によると、英チェスター動物園で飼育中の雌が、雄と接触がないまま今年5月に産卵。ふ化前に割れた3個の卵の遺伝子を調べたところ単為生殖が確認された。残る8個の卵は、来年1月にもふ化する予定という。

 また、ロンドン動物園でも2年以上雄と接触がなかった雌が産卵。4匹の子どもが健康に育っており、遺伝子からやはり単為生殖と分かった。

 コモドオオトカゲは近年生息数が減少し、多くの動物園では雌だけを飼い、ペアリングさせるため雄が転々と移動しているのが現状。こうした雌の隔離飼育が単為生殖を誘発したとみられるが、単為生殖の子どもは必ず雄になるため、雄と雌の比率が偏り、遺伝的多様性が損なわれる問題点も指摘されている。

[2006年12月20日18時25分]

               (日刊スポーツの記事から)

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「古世界の住人」の川崎さんのブログにも面白い事が書かれています。

      http://ameblo.jp/oldworld/day-20051013.html


俺はストレスの原因か?

2006年12月21日 | 男女もの

最近はシャイな日本人にもハグ握手と言う肉体を接触させるコミニュケーションが受け入れられてきました。人前でのキスはまだ世代により随分と受け止めが違うようですが。今日の記事はアメリカの夫婦の話しです。家内に聞くと、「手をつながれたら余計にストレスが溜まりそうや」の返事でした。国民性の違いか我が家の夫婦に問題があるのか・・・

 

女性のストレス、「夫の手を握ること」で解消=米研究

12月20日12時58分配信 ロイター


 

 [ニューヨーク 19日 ロイター] 米研究によれば、幸せな結婚をしている女性が、ストレスを感じた際に夫の手を握ると、ストレスが即座に解消されることが、脳のスキャンではっきりと示されるという。
 研究は、結婚生活が良好と見られる16組のカップルを対象に、神経科学を専門とするバージニア大のジェームズ・コーン博士らが行った。
 同博士は、ロイターに対して、夫の手を握るという行為が女性のストレスの程度に与える影響の大きさに驚いたと話す。同博士は「関係が良好であれば、傷が早く癒え、病気になる頻度も低く、長生きすることは、これまでにも分かっていた。しかし、親密な関係が精神面に及ぼす利点を量的に測ったのは、今回の研究が初めてのことだ」としている。
 研究は、「サイコロジカル・サイエンス」誌12月号に掲載された。



 


いよいよ始まりますね

2006年12月20日 | スポーツ

来年からこの雪国で野球の独立リーグが始まります。新潟、富山、石川と長野という雪深い地域での開催に感慨をいだきます。四国に続き二つ目のリーグですが、これ以外にも首都圏や九州でも同様の計画があるそうです。

息子の先輩も今回のトライアウトを受験し最終選考まで残っています。明後日結果発表の予定です。目下の我が家の最大の話題はこの選考の結果にあります。

独立リーグ北信越BC、雪国から新風

2006年12月19日(火) 10時0分 日刊スポーツ

 来春新たに発足する独立リーグ、「北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグ」4球団による合同記者会見が18日、都内のホテルで行われた。席上では、同リーグの初代王者が、四国独立リーグの優勝チーム戦う独立リーグ版“日本シリーズ”や夏場に選抜チーム同士で戦う“オールスター”などさまざまなプランが飛び出した。今日19日の最終トライアウトで初代メンバー100人(4球団)が決定する。欽ちゃん率いる「茨城ゴールデンゴールズ」に負けず劣らず、来季は北信越の独立リーグが熱くなりそうだ。
 記者会見に臨んだ同リーグの村山哲二社長は、感激の面持ちで切り出した。「今回のトライアウトに合計516人もの真剣に野球をやりたい若者が受験してくれました。1人1人の真剣な表情を見て、このリーグは必ず成功すると確信しています」。今年5月にリーグ設立構想を発表してから約7カ月。4球団の監督、コーチ編成も完了し、来年4月後半に開幕を迎える準備を整えた。
 今秋のドラフトでは“先輩”にあたる四国独立リーグから指名選手が誕生した。同リーグも一番の目的はプロに進む選手を育成すること。そのために全4球団すべにプロ野球OBの監督が就任した。初代王者に輝けば、来年10月末に四国独立リーグ覇者との独立リーグ版“日本シリーズ”を行う構想もある。村山社長は「まだ正式には決まっていませんが、石毛先輩(四国独立リーグ代表)に気持ちは伝えている」と意欲を語った。
 さらに設立構想時から支えた新潟県出身のアドバイザー、漫画家・水島新司氏が夢のプランを披露した。この日、応援キャラクターに「ドカベン」を起用することを発表。その上で「野球に対する熱い思いが、40年間野球漫画を書き続けた支えだった。まだ連載を持っている現役ですから、作品の中で北信越リーグと主人公を交流させたい」と話した。活躍次第で、漫画デビューも夢ではないのだ。
 今日19日のトライアウトで最終メンバー100人に絞られ、選手たちはその後に行われるドラフトで4球団に振り分けられる。生活面の不安はフルキャストが「キャリアサポーター制度」を提案。オフや引退後も地元を中心とした仕事をあっせんするシステムを整えた。夢を追う若者たちのために、野球が決して盛んとは言えなかった雪国北信越から、球界に新たな風を吹き込むことになる。【前田祐輔】


何か懐かしくて・・・

2006年12月19日 | TVタレント等

コネタですが、漫画「巨人の星」がインデックスに流れてるとついつい見逃せません。これも病気かもしれませんね。あの貧しさがたまらなく好きです。トホホ・・・

ご存じ、梶原一騎と川崎のぼるの名作、『巨人の星』。昨年、花形満を主人公として再編集&新作カットを含めた作品『猛虎 花形満』がWOWOWで放送されたり、最近も「ズレ勤の星」とかいって、地下鉄のオフピーク通勤のイメージキャラクターとして、ポスターなどで使われたりと、まだまだ「ご健在」である。
実は作中、「父・星一徹は全然ちゃぶ台をひっくり返していない」などは、すでにかなりの人に知られているが、改めて原作を読んでみると、世間一般のイメージが実際と大きくかけ離れていることの多さに気づく。
その最たるものが、飛雄馬の姉・明子のキャラだ。

“星明子”と聞くだけで、このマンガを知る、おそらく8割以上の人が、
「ああ、木とか電柱の陰でいつも見守って、泣いてるお姉さんでしょ」「控えめで、内助の功みたいなひとね」と言うだろう。

だが、彼女、実はけっこうキツイ。えげつない。
たとえば、講談社KCスペシャルシリーズに見る『巨人の星』6巻P53では、大リーグボールの真価についてご近所さんたちに熱弁をふるい、感動の涙を流す父・一徹の後ろで、明子はニヤリ。明らかにその表情には、「また泣いてるわ」的な感情が見てとれる。お父さんをバカにしてるじゃろ?
また、7巻P37では、一徹を前に、弟・飛雄馬のことを「野球人形のムード」「若いのに青春がないのね」などと、残酷に指摘する。真実であるだけに、残酷すぎます。

そして、気になるのが、明子の常に「上から目線」なところだ。
同じく7巻P117では、新年の挨拶にわざわざ訪れた近所の皆さんに対し、このセリフ。
「長屋のみなさんありがとうございます(ぺこり)」。
飛雄馬はじめ、誰もが貧しい住まいに対して引け目を感じ、「こんな長屋」などと日々、グチッているのに、わざわざ「長屋のみなさん」って……。そんな挨拶ありますか。
飛雄馬も飛雄馬で、姉・明子とともに立派なマンションに越す際には、親友の伴宙太をこきつかい、挙句、
「ああけっこう ほんとうに伴よ ご苦労さんだったな」(7巻P187)と、まるで部下に手伝いをさせた上司のような厚かましさ。しかも、傍らで、明子はというと、
「あたし はでなことのきらいな宙太さんが飛雄馬がマンションに引っ越すのを手つだってくださるなんて意外だったわ」
と、どこか見下した発言をしている。伴宙太、もう踏んだり蹴ったりですよ。

この「上から目線」は、まだまだ続く。飛雄馬に近づくタレント・「オーロラ三人娘」の橘ルミと初対面のときは、明らかに怪訝そうな顔で、
「あ…あなた、どなた?」。
彼女と弟・飛雄馬の付き合いを反対する伴が、「もうちっとましな女はおらんのかっ」「た…たとえば……明子さんのごとき…ですな!」と、真っ赤な顔で必死で告白した際にも、不敵な笑いでこう言ってのけるのだ。
「ほほほ…いまの飛雄馬はいろんなことをためしてみたいのよ。自分は若くて野球人形でないことをたしかめるため!」
少しぐらい謙遜したって良さそうなものなのに。何より、思い切って告白した男の純情が、あまりに軽く流されすぎです。

他にも、父・一徹に対し、さらりと「お父さん、たまにはいいことを言う」などと、いかにも言外に「普段はろくでなし」という意味をふくんだコメントがあったりもする。
おとなしく控えめに見えて、その実、常にグサグサ人を傷つける物言いをする明子。そして、ゆくゆくは花形夫人になり、幸せな毎日を過ごす明子。
そんな明子こそ、まことの「鬼」だと私は言いたい。
(田幸和歌子)
 
 
                             (Excite Bit ニュースから)

サルから人へ・・・

2006年12月18日 | 自然

先日の朝刊書物広告欄の面白そうなのが出ていました。反★進化論」気になったのでちょっとググッテみました。まあ予想通りかなという感想ですね。

キリスト教の中でも原理主義派ではダーウィンは目の敵です。特に福音派と呼ばれる人たちの間では神の造りたもうた世界が変わるわけが無いらしい。だから私たち日本人が学校で教わる進化論なんて神への冒涜以外の何ものでもないそうです。

アメリカと言う国は不思議な国で、科学技術の先端を行く面もあれば上述のような意見を真面目に主張します。それは現在の米国の成り立ちにも原因があるんでしょう。元はと言えば新天地を求めたピューリタンの国ですから。

サルが進化して人間になったなんて大間違いと主張します。しかし口の悪い人に言わせれば「ブッシュさんはサルが退化して大統領になった」らしい。写真を見てるとあながち間違いではないような・・・

冗談はさておき、確かに原初の地球において無機物から有機物が発生した過程などは科学的な証明が難しいらしい。そこら辺にID(インテリジェント・デザイン)なる発想が入り込む余地が出てきます。

いずれにしても道徳と科学は全く異なる立脚点を持つものなので、それを忘れて(意識的に)混同するのは如何なものかと思いますが・・・案の定サンケイさんですが。

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/050926etc.html


再び戴きました

2006年12月16日 | その他

今日私がとってるメルマガ「まぼろし通信」のプレゼントコーナーにて素敵な景品を戴きました。それは「ふりむけば昭和」です。

お気に入りサイト「まぼろしチャンネル」内の一つのコーナー立石一夫氏の受け持つ「昭和脇役列伝」http://www.maboroshi-ch.com/ata/players.htmを一冊の本に纏め上げたものです。昭和を彩ったスターではなく脇役たち掘り起こしスポットを当てたものです。実に渋みの極みであります。

「まぼろし通信」さんには同洋品店の「象美人シャツ」に引き続きお世話になりました。私のような籤運の無いものにもラッキーを分けてもらいました。言葉にするのも勿体無いご恩を感じています。有り難う御座います。

今回抽選に漏れた方は「ふりむけば昭和」立石一夫著、発売所星雲社にてお求めください。とりあえず宣伝させて頂きます。(ささやかなご恩返しです)

 


やっぱ怖い国でした 

2006年12月14日 | 時事

私が子供の頃大好物だった食べ物、ピロシキ!パルナスのピロシキと言えば大阪人で知らない人はいない。だけどなかなか高価だったらしく母親はめったに買いませんでした。しかしこんなに美味しいものを作る国だから暮す人たちもきっと素敵な方ばかりと思っていましたが・・・

 

プーチン大統領、暗殺関与を否定これは嘘ニュースです


 ロシアのカラシニコフ通信は13日、元ロシア情報機関員のリトビネンコ氏を放射性物質によって殺害した容疑について、プーチン大統領のコメントを伝えた。この声明の中で、大統領は自らの関与を否定しているという。

 ロンドンで変死したリトビネンコ氏は、その反プーチン姿勢から、プーチン大統領とその関係機関による暗殺説が浮上している。殺害に使われたとされる放射性物質ポロニウム210の痕跡が、すでにロンドンやベルリンで発見されているが、入手困難なポロニウムがロシア軍の格納庫から持ち出されたという説も出ており、プーチン大統領らクレムリン強硬派の関与が疑われている。

 カラシニコフ通信によると、プーチン大統領は12日地元紙「フカツェリ」との会見に応じ、この中で「私だったら、放射性物質を使うような回りくどいまねはしない。直に殺(や)る。」と答え、事件への直接的関与を否定した。

 プーチン大統領は、KGBに勤務、若い頃から柔道やサンボをたしなんでおり、過去政敵を直接闇に葬ってきたとの噂も絶えず、歴代大統領・書記長の中でも最強との呼び声が高い。

 写真=プーチン大統領

         (勿論ネタ元は吾等が「虚構新聞」です)


やり直したい気持ちは分かるが・・・

2006年12月13日 | 社会

子供がTVゲームをしていていきなりリセットする場面をよく見ます。まあ望み通りにならない時の必殺技ですかな。実際の人生でもやってしまう奴がいるようです。

成り済まし男は“蒸発中”の元警官「新たな生活を…」

 大阪市西成区のあいりん地区の約45平方メートルの宅地に約3300人が住民登録していた問題で、別人に成り済まして住民基本台帳カードを不正に取得したとして有印私文書偽造などの疑いで京都府警に逮捕された契約社員の男(33)が、失踪(しっそう)中の福岡県警の元警察官だったことが12日、分かった。

 男は、府警伏見署の調べに「別人になって不倫中の女性と結婚し、新たな生活をしたかった」と動機を供述。妻子があったが、離婚しないまま別の男性名で今年5月に女性と結婚した。6月には派遣会社にも就職し、別人としての〝新生活〟を始めていた。

 福岡県警によると、男は同県警銃器対策課の巡査長だった2003年8月中旬、乗用車で自宅を出た後「用があるから出かける」と電話し音信不通となった。同県警は同年10月、長期の無断欠勤を理由に分限免職処分とした。

 伏見署の調べでは、男は失踪後、京都市内に居住。インターネットの裏サイトで西成区の無職男性(38)の住民票や保険証を60万円で購入。転出届を取得し、昨年12月、伏見区から男性名義の住基カードなどの交付を受けた。

 福岡県警警務課は「借金や仕事上の問題もなく、仕事熱心だった」としている。

ZAKZAK 2006/12/13


お墓考

2006年12月12日 | 社会

今朝のNHKでお墓をテーマにした番組が放送されていました。なかなか興味深いものでした。東京の新宿にあるお寺の墓地が流行ってるらしい。その理由を一組の夫婦を引き合いにして解説していました。番組をご覧になっていない方が多いと思うので若干解説します。

     ① 家族単位ではなく故人の墓とする。

     ② 遠い郊外ではなく住まいに近い都心にある。

     ③ 永代供養をしてもらえる。

     ④ 遺影や法要の面倒もみてもらえる。

     ⑤ 生前に墓を製作した方達どうしで趣味の会を作る。

最後の⑤だけは以前のNHKの同様の番組から付け足した項目です。つまり死んでから墓を立てるんではなく生前に業者と契約するわけです。生きてる間に自分の始末をつけてしまうんですね。

それにしてもTVで紹介されてたご夫婦はなんとも幸せそうな様子でした。葬儀やお墓の心配が無くなり、溜めたお金で海外旅行をしまくってるらしい。羨ましい限りですね。

整理してみましょう。自分かパートナーが亡くなった時、慌てなくて良いように準備が出来た。遺影から葬儀まで生前に契約を済ましたから完璧ですかね?もうたっぷりと悲しみに浸れます。

個人の墓を永代供養契約してるから子供や親戚に負担掛けなくてすむのが魅力らしい。残された者達に出来るだけ迷惑を掛けたくない」これが一番支持された理由だそうです。(アンケート調査から)しかしどの理由も現代ならではのようです。

実は先月、五十歳台後半のご夫婦から同じ話を相談されました。娘が二人いたけれど嫁に出したから子供に負担を掛けたくないそうです。「どこか良い霊園かお寺はないですか?」みたいな話しですね。

同様の悩みをお持ちの方は日本全国に大勢いらっしゃるようです。だから商売になるんでしょう。これに対する私の答えは素っ気無いものでおそらくご夫婦には答えにならなかったと思います。

人間は木の股から生まれたわけじゃない。男と女がいてこの世に生を受けました。親とか先祖がいて今の自分が有る訳なんですね。だからそんな自分を確認するためにも一年に彼岸お盆があっても良いんのでは。子供に掛ける負担とすれば小さいと思う。莫大な借財を残すわけではないんだから。

この問題から感じられるのは、現代社会に生きる私たちがどんどん個人に収縮してるように思えます。面倒な親戚付合いから離れるのは少し分かるけど子供に対しても同じ動きが見られるのはちょっと違うように思います。

人間は一人では生きられないのは皆知っています。生きると言う事は結局何がしか影響を与え合っていくことなんです。それを迷惑と考えるか助け合いと見るかの違いと思います。それにしても番組中の夫婦が後顧の憂いを片付けて毎日を喜んで大切に生きている姿は私にも良い参考になりました。


パチモン天国

2006年12月11日 | 時事

日本だけではなく外国でも人気の高い「クレヨンしんちゃん」が中国では売れません。いや正確には本来の商標権を持つ日本の出版社の権利が中国では認められていないのです。中国の企業がいち早く商標権を取得してしまったらしい。彼の地の裁判所の判断です。

中国だけではなく韓国や台湾などのアジア諸国との間でこの手の問題は数多くあります。先日は自動車メーカーのホンダが自社のデザインの盗作で中国企業を訴えました。ともかくバイクから家電まであらゆる物に模倣がされています。韓国などではTV番組やアニメなどもキッチリパクっています。

「知的財産権」という言葉はこれらの国にはどうやら存在しないみたいですね。その親分みたいな国が北朝鮮でしょう。日本の煙草をそっくり真似て作り販売し利益を上げるのはまだ可愛い方で、偽ドル札を作られたアメリカの立場はとても笑ってられません。通貨の発行は国家の専権事項ですから。まさにパチモンの王様です。

しかし模倣品を恥ずかしげも無く作り販売するのはどうもアジアの国に多いようです。思うにこれは中国を源とする文化と思われます。漢字文化には手本を真似て技術を磨く事を旨とします。だから真似る事自体が恥ずかしいという意識はあまりありません。

売れていると言う事はその製品が優秀なんで言わばお手本なのです。その手本に如何に上手に似せるかが技術力と考えてるわけです。こんな考え方の国民たちといくら議論しても埒はあかないでしょう。

韓国のアニメが日本のネット界ではよく揶揄されます。まあ2ちゃんねるの住人たちにはアニメあたりが卑近だからでしょうが。しかしこの日本も当然ながら歴史的事実として中国の漢字文化の範疇に入ります。スッポリとね。

戦前からそうでしたが、戦後の日本経済を発展させてきたのはこの模倣技術なんです。欧米のレベルに追いつけ追い越せと頑張ってきた私等の父親の世代からズッとそうして来たんです。優秀な製品に出来るだけ近づけるかを日本企業は競ってきました。

工業製品のデザインやネーミングには後発企業がどんなに頑張っても近づけない壁があります。北欧の家具やイタリアのデザイン、イギリスの階級社会の伝統などは基礎文化の違う日本人には本当に越えがたい壁です。

今日でこそ世界一の声も掛るあのトヨタ自動車でさえヨーロッパの名車のデザインをよくパクっていました。いやそれどころか伝統あるクルマの名前さえ国内で商標登録し海外の本来の企業が使えなくしていました。今の「しんちゃん」と同じですわ・・・

周りと同じ行動をし同一性を心良しとした文化の中ではなかなか独創性は育ちません。今流行の?イジメにも繋がりますが、異なる異分子を仲間から追い出そうとする文化や伝統には明るい未来が期待できないのでしょう・・・

             

 

         (写真はいずれも「げんれい工房」さんからです)


伝えたい事

2006年12月09日 | その他

今NHKの朝の連ドラが人気です。藤山直美主演の「芋たこなんきん」ですね。私も恥ずかしながらこのドラマのファンであります。昭和40年代の大阪をメインの舞台にしていいるから、自分の子供の頃の記憶を確認できるので楽しみにしています。

先週から今週にかけては主人公の思春期の時代をえがいています。具体的には戦争中の庶民の生活が放送されています。主人公の「軍国少女」ぶりがリアルにえがかれています。

私がここで何故リアルだと思うかです。実は母親(故人)が田辺聖子さんのファンでよく氏の本を読んでいました。母親は田辺聖子さんと似た年齢で暮らす地域も大阪だったからとてもシンパシィを感じていました。そんな母親からいろんな話を聞かされたからです。

彼女から聞いた話では、当時の人々はこの戦争が負けるなんて思ってなかった。どんなに爆弾が落ちても最後には「神風が吹く」と大人達が言ってたそうです。だいたい現在の私達はこの戦争が昭和二十年には終わることを知っています。だから戦争中のドラマを見ていても「あー後2年や」なんて思います。

しかし母親達は、当時この戦争は「100年戦争」と教えられていました。当然ながら「じゃまだ90年以上は続くね」と考えたそうです。それを思うと当時の庶民の閉塞感は如何ばかりかと偲ばれます。

近所の婆ちゃんの話しです。少女の頃工場で働いていました。主にはダミーの戦闘機を作ってたんだけど、時にはゼロ戦などの燃料タンクも製作したらしい。その製品には軍関係の検査官が不定期に調べに来たそうです。そりゃ飛んでる最中に燃料が漏れたら大変ですから。

当たり前ですがそんな時は工場中が大変で、恙無く検査官が帰ってくれることに専ら腐心するんです。戦争中の庶民の口には入らないはずの食べ物や芸者さんで歓待したそうです。やはり機嫌良く出来るだけ早く退散して欲しかったんですね。何時の時代も同じで役人は卑しかったんでしょう。

これは別の婆ちゃんの話し。大掃除ってやりますね。私の子供の頃は大晦日の前にしていました。大阪ではそれが普通でした。当地は雪国だからその時分は寒いし雪も降ります。だから真夏のお盆の前にやります。それだけなら単なる庶民の生活なんだけど・・・

これは敗戦前のことです。「巡査はんが一軒一軒ちゃんと大掃除してるか見て回ったもんじゃ」。私たちの常識からすれば、なんとも不思議な事ですね。しかしそれにはちゃんとした理由があったのです。

当時の日本は今の北朝鮮と同じみたいなもんです。いやもうちょっとましかな?ところでなんで警察官が?という疑問が残ります。答えは「衛生」のためです。当時は今よりずっと不衛生な生活でした。だからこれは国家的な課題だったんです。その促進の為に大掃除を奨励したんです。

今なら保健所の管轄かなと思いますが一般人に対する強制力と顔見知り性から近所の巡査が廻ったのかなと思います。その話を初めて聞いた時は殆ど理解できませんでした。しかし当時の情勢や雰囲気を考えたら少し納得しました。

以前にも書いたかもしれませんが、戦前の日本人の大陸に対する憧れは大変なものだったらしい。当時は庶民的には農本主義だったから土地が基本でした。長男だけが引き継いだら次男三男はあぶれ者です。また小作人も沢山いました。彼らの生きる道は中国大陸しかなかったというのが当時の社会の雰囲気だったそうです。

 

いろいろ書きましたが何を言いたいかというと、大所高所からではない庶民の目線で残す歴史が必要なのではと思うのです。いやどちらかだけではなく、両方が大事なんです。大本営発表は活字に残りますが下々の民の声はその時だけのものです。
そんな事を常々思ってたら「芋たこなんきん」で主人公が「私は書き残さなあかんと言って先週からの放送になりました。母親から聞いた話の断片を思い出しながらこれは自分にとっても大事な責務やなぁと思いました。知ってる事は出来るだけ次の世代に伝えたいと思っています。

 


「どこでもドア」が欲しいですか?

2006年12月07日 | 妄想

ドラえもんの秘密の道具の中で最も人気のあるのが「どこでもドア」ですね。行きたい所へ瞬時に運んでくれる機械です。いや解説なんて不要なくらい有名なメカです。

私のお気に入りサイトでこの「どこでもドア」の考察をやってます。読んでいてなんとも可笑しかったんでご紹介します。裏ドラえもんですな・・・

         http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/gakuFrame.html

 

      (イラストは「朝目新聞」のギャラリーから拝借しました。)


喰い合せ

2006年12月06日 | 食べ物

今日我が家で娘が大変な代物を発見しました。昭和と言う時代を生きた庶民生活の貴重な資料と言えるでしょう。

ご覧の通り昔年寄りから聞いた「喰い合せ」の表です。富山が発祥と言われる配置薬の箱に貼られた紙です。絵の説明にあるカタカナの「ト」の字が時代を感じさせますね。これは是非VOW総本部に送らせて貰います。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/e4/889904dcee34cfd769844214b225f7ed.jpg