昨夜、息子の知り合いの外国人男性が我が家を来訪し深夜まで歓談しました。私は英語に自信がないので急遽外国語に堪能な友人夫婦に来宅してもらいました。今日はその顛末・・・
彼はイギリスはロンドン出身の28歳の青年です。息子が高校時代に英語の補助講師として教えを受けた関係です。23歳の時に国際交流の一員として日本に来て以来この北陸の田舎町に住むようになったそうです。現在は二つの中学校で教鞭をとってるらしい。アルコールを飲みながらの国際交流だから途中からハチャメチャの状態になったんですが仕方ありません。
ベッカム似のハンサムボーイがよくもこんな極東の国、しかもその中でも都会から程遠い街に居ついた事が私には不思議でした。外国人を前にするとどうしても質問攻めにする傾向が日本人にはあります。昨夜の我々も同様でした。
彼曰く、本国にいた頃から空手を学びそれに伴いミステリアスな極東の島国に関心を持ったそうです。興味心の塊となって日本にやって来た。東京にも行ったらしいがやはりこの田舎町の方が彼にとっては居心地が良かった。
面白い事を言ってました、「東京より大阪の方が好き」。感覚は分かります。大阪は全く知らない人でも隣り合えば会話が生まれます。東京にはその雰囲気がありません。私も出張時に不思議な違和感を覚えたものです。まさに東京砂漠かな、人間関係が乾燥しきっています。そんな彼なら田舎町の方が居心地が良いでしょう。
彼との会話の中で自分の誤りに初めて知らされる事がいくつかありました。その一つが昔大流行の人形劇「サンダーバード」です。オープニングのフレーズを思い出して下さい。
ThunderBirds A Go !
ThunderBirds are Go !
正解は下です。私を含め上の文章と思い込んでいた方は多いと思います。意味は「サンダーバード 準備OK!」くらいらしい。本場イギリス人と英語に堪能な日本人のおかげで長年の誤りを正す事ができました。
この人形劇は英国製だと思ってたけど彼はアメリカで作られたものと言い張ります。声優や言葉使いがアメリカ人だかららしい。真偽の程は分かりません。まだ彼が生まれる前の作品だからこの件は保留ですね。
私達は家に居ながら異文化に触れる事ができ大変楽しいひと時でした。しかし彼は自分の興味から思い立ったとは言いながらよくもこんな遠い国に来たもんです。私はそんな異国の青年に文句無く尊敬の念を持ちます。はたして自分の息子がこんな事を言い出したら賛成できるか不明です。自信はありませんね。
最後に酒に酔った一人が随分と失礼な発言をしてたのを大人の態度でいなしていたのが印象的でした。さすがに異文化に関わって行こうかというだけあって心の広い青年です。彼を見てると壁を作るのは私たち自身の方なのがよく分かりました。CMの一説を思い浮かべます。
NO BORDER
(borderのスペルが間違ってました、恥ずかしながら訂正します)