エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

運の良し悪し 2

2005年10月04日 | 妄想

 もう随分前の事件です。朝の通勤時に交通事故を起こした教員がいました。場所は刑務所の門の前、相手は暴力団員です。おそらくは毎朝の通勤に近道として刑務所の前を通っていたんでしょう。その朝は組長の出所だったもんで出迎えの組員が大勢門の前に集まっていました。そんな時に起きた事故でした。続報はありませんから教員がどうなったかは不明です。

 悲しい事に世の中には運の良し悪しはあるみたいです。単純な例えですが宝くじで億単位のお金を得る人がいるのは運が良いからでしょう。慎重な人は運を自分に限りなく引き寄せるために色々努力します。宝くじにだって当りが出やすい売り場があるそうです。わざわざその売り場まで買いに行くらしい。

 車のナンバーの数字を選べるようになりなど縁起を担いだ数字を選ぶ人が多くなりました。勝負事に関わる仕事をしている人は特にその傾向が強いです。それは人智を尽くしてもなお足らないものが有る事を知ってるからでしょう。何か分からないけれど大きな力にも助けて貰いたくなるんですね。

 有名な話です。剣豪宮本武蔵は真剣勝負の前に神仏に頼むことを誤りとしました。神仏は畏敬するものであって良い結果を頼むものではないと。現実の結果の源は全て自分より発することを自覚していました。道を極めた者でないと出来ない事ですね。

 私たちは自分の努力の範囲を狭めて運の範囲を広げてるんでしょうか。確かに怠け者の私なんかはそのきらいがあります。しかしそれでも運の良し悪は間違いなくあると思っています。


運の良し悪し 1

2005年10月04日 | 社会

 北海道の根室沖での海難事故の犯人が分かったようです。外国籍の船ならばおそらくはもう有耶無耶にされるかと思っていました。イスラエルという国はパレスチナとの間ではかなり強引ですが基本的に法治国家です。中東でも数少ない民主的な選挙が行われる国です。犠牲者の方々にはお気の毒でしたが、正直に言ってロシアや中国の船でなくて良かったと思います。

<漁船転覆>イスラエルの海運会社会長、衝突認め謝罪

 【テルアビブ樋口直樹】北海道根室市沖で漁船「第3新生丸」(19トン)が転覆し乗組員7人が死亡した事故で、イスラエルの船会社「ジム」のオフェル会長は3日、テルアビブの在イスラエル日本大使館に横田淳大使を訪ね、同社の大型コンテナ船「ジム・アジア」(約4万トン)が第3新生丸と衝突したことを認め、謝罪した。
 同社はこれまで事故への関与を否定してきたが、根室海上保安部などの調査でコンテナ船から採取された塗膜片と第3新生丸の損傷部分に付着していた塗膜片が一致したことなどを受け、衝突を認めた模様だ。ただ、オフェル会長は「(コンテナ船の)船長は衝突に気づいていなかった」と主張、当て逃げの疑いについては否定した。
 日本大使館によると、オフェル会長は、横田大使との会談で、死亡した乗組員への哀悼の意と遺族への弔意を表明し、「会社としてできることはすべてやる」と語り、遺族などへの補償を約束したという。
 同社は近く責任者を北海道へ派遣し記者会見を開き、遺族に謝罪する。日本の調査団と共同で詳しい事故原因の調査にあたる考えも示した。
 ジム社は、株式の49%をイスラエル政府が所有する「半官半民」の同国最大の船会社。85隻の船(うち75隻はコンテナ船)を有し、地元航路のほか三つの国際航路で貨物の運送業務を行っている。ジム・アジアは事故当時、米シアトルと韓国・釜山を結ぶ定期航路を航行中だったとみられている。

(毎日新聞) - 10月3日22時47分更新