エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

閉ざされた組織 ?

2005年10月03日 | その他

 大学の友人に警察官になった男がいます。人相は強面ですが心は実に優しい男で大丈夫かなとも思いましたが、なんとか今に至っても勤続しています。私たち一般人からすると法の守り手としての頼れる面と、交通違反の取り締まりの時に見る憎たらしい面があります。どちらにしてもその制服には権威を感じます。

 先日来報道されている自衛隊員の薬物汚染も深刻な問題です。これも制服を着る公務員です。両者に共通するのはその組織自体が非常に閉鎖的なことです。自衛隊は軍隊です。海外の評価も世界でも有数の力を持つと言われています。この件については出来るだけ早く事実を認めて憲法を改めて欲しいもんです。「カラスは黒」ですから。

 軍隊の性質の一番の特徴は個々の人間が駒となって些細な感情や道徳を持たせない事です。上の命令を忠実に実行できる集団こそが有能な軍隊なんです。命令とあらば幼い子供やか弱い女性も殺さなくてはなりません。残念な事ですが私達はこの真実の上に胡座をかいて日々に生活を送らせて貰ってるわけです。

 価値観が世間とは隔絶している、こんな事情で自衛隊は閉鎖的な組織になるんです。当然ながらその中では様々な非常識な行動がとられます。自衛隊を中途除隊して帰ってきた若者には精神を病んでる人が多く見られます。原因は間違いなくこの辺にあります。

 自衛隊程ではありませんが警察組織にもこの傾向はあります。世間一般と乖離した感覚が私たちにも見ることが出来ます。前述の友人もこれが原因で随分悩んだようです。本人は言いませんが奥さんのお話しからは窺えます。田舎の駐在所勤務なら出世は無いけど気持ちは楽なんではと思います。どちらの組織も心優しい人には負担が大きな職場ですね。

 私は集団行動が嫌いです。人間が団体になって動くという図を客観的に俯瞰したらぞっとします。だから最近は集団での行動は避けています。しかし私が集団行動が苦手なわけではありません。むしろ逆で得意な方です。先頭に立って旗でも振ってるかもしれません。そんな自分が嫌いなんです・・・