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〈本文は、敬称略〉

「鮮カキ」初入札会が開催されました!

2012年10月16日 | 復旧・復興への取り組み

11月15日(月)に石巻市内で『平成24年度「鮮カキ」初入札会』が開催されました。
例年は、9月29日に解禁される「鮮カキ」の出荷が、今年は、夏場の猛暑による高水温が影響して、9月下旬の事前検査で「卵もち」・「実入り不良」となり、2週間程遅れた初入札会となりました。
しかし、漁業者の話しでは、この2週間で実入りはずいぶん回復したとのことでした。


「鮮カキ」の品定め(見付け)は、今年、国の補助事業により「JFみやぎ」が整備した施設内で行われました。
この保管室には、手洗い、長靴の殺菌、帽子の着用、サニタリールームを通過して入室します。
また、保管室は、徹底した衛生管理と「カキ」の鮮度を保持するため、室温が5℃以下に保たれています。
写真は、買受人が品定めをしているところです。


多数の報道機関も訪れ、漁業関係者や買受人に様々な取材をしていました。
漁業者関係者は、取材に対し「この日を待っていた。特に若い漁業者は」と感激の様子でした。


こちらは、入札会場です。
カキの入札は入札システムを使用した電子入札方式となっており、写真は、カキの品定めが終わった買受人が入札システムに購入希望のカキに入札金額を入力しているところです。
今回の入札会には24者の買受人が来ていました。
また、正面奥の黒板には、「245本」と記載されており、これは、今回の入札に出荷(集荷)された「鮮カキ」の数量を示しています。
業界では10kg入りの樽を1本とカウントします。今回の出荷量は、2,450kg(2.5t弱)となります。
今会場の入札は、志津川から石巻にかけて7つの浜からの集荷となり、塩竈地区の1浜を入れた当日の県内における「鮮カキ」集荷量は2,520kgとのことでした。


こちらは、買受人の入札状況がリアルタイムで把握することができる部屋です。
「関係者以外」立入禁止です。


入札は午後4時で終了し、その後に「鮮カキ初入札会」のセレモニーが開催されました。
冒頭に「JFみやぎ」の阿部理事長から、
「国、全国からの温かい支援により何とか生産を再開することができた。『安全・安心なみやぎのカキ』を全国の皆さんに早く提供したい」
との感謝のあいさつがありました。
※昨年から一部の地域では鮮カキの生産を再開していますが,入札方式による出荷は,今年からです。


最後に、今年の大漁・安全を祈願し手締めで初入札会は閉められました。

初入札会の終了後に、「JFみやぎ」の方から、今回の入札結果を教えていただいたところ、
最高値で50,030円/10kgで最安値でも23,100円と御祝儀相場での取引となりました。
(参考:平成22年の平均単価は 14,386円/10kg)

みやぎの旬の美味しいカキを是非ご堪能ください!

(kimi)


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