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旧える天まるのブログ
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『リモート・ボナール』カメラマン

2020-08-12 18:19:35 | DQX リモート・ボナール

<カメラマン>

「なに見てるの?」

「動画ライブ配信。アーカイブのだけど」

わこつ、わこつ、わこつ

今日は、屋上からの配信です

「この人BANなったんだよ」

「BAN?」

「あはは、まあ大変だよね」

街はまだロックダウン中です。BANはあけましたけど…

≪パティ二ヨール通り・ボナール≫

カメラをここに置いてっと

「水風船でヨーヨー?」

「そうみたいさ」

「それだけ?」

「BANになったのってどれ?」

「ちょっとまって」

わこつ、わこつ、初見さんいらっしゃい、わこつ

花火大会で盛り上がろうぜ!

リリリリリー!!!!!

あ!やばいどうしよう!スプリンクラーが!

消防車まできた!!!!

「あらら!」

「これでBANさ」

「で、なにを考えてたわけ?」

「カメラマンさ」

「カメラマン?」

「こないだのドラマ見たでしょ、夜10時からの」

「うん」

「あれ見て思ったんだ、ボクら自撮りでいいのかと」

「なんで?」

「これでも俳優業さ、依頼があればそれを演じる」

「まあ、あなたは受け身な人だからね」

「さっきの動画のひと、ボクら知ってるじゃん」

「哲学教えてる人だったわね」

「仕事ないんだろうな‥だから、あんなことしてるんだよ」

「コロモちゃんの追っかけだったね、そういえば。コロモちゃんもなにしてるんだろうね?」

「コンタクトとってカメラマンを頼めないかなー」

「向こうから、こっちの様子を映してもらうってこと?」

「うん。リモートで。そして、ボクときみとでこの部屋で演技をするのさ」

「まあ、自撮りとは違うくなるわね…」

「ボナールは、ルノワールの影響もうけてるのさ。ルノワールは貧困から脱出しようとしてたときに、ナダールという写真家と親交をもったようなんだ」

「へぇー。で、あなたも影響をうけようっていうこと?」

「まあ…」

「コロナちゃんのことなら妹に訊いてみようか。ママと今暮らしてるから、繋げられる?」

「ああ、だいじょうぶ。アカウントは聞いてる」

「あなたコソコソなんかやってないでしょうね?」

「きみに聞いてから、そうしようと思ってたよ」

「コソコソと?」

「きみのママにご挨拶」

「ヤキモチの『ヤ』がでそうになったでしょ?」

「いいや」

「じゃ、ご挨拶しましょ」

「はい」

「もうじき出ると思う」

「やあ、ひさしぶりー」

「あゝおねえさんもいたの」

「ちょっとまった!あなたその下、なにも着てないでしょ?」

「うん」

「ちょ!はやく着替えて!それとママ呼んできて!」

「ッたく、いいじゃない、プライベートなんだし…」

「よくない!よくない!」

「ボストさん元気?」

「やあー」

「もう、はやく!着替えてちょうだい!」

「あなた?ここのちっちゃいカメラお願い。着替えるから」

「ちっちゃい言うな!」

「もう…」

「あ、ママ、こっち見て?」

「おかあさん、ここを見てください」

「あら!」

「モニターから見えますでしょ」

「ママ、元気?」

「ご無沙汰してます」

「あら、まあ、こっちに来ないの?」

「ママ、今行けないのわかってる?」

「じゃーん、ママのお世話は私たちがするから」

「うつさないでよコロナ。でさ、コロナでコロモちゃんって言うのも悪いんだけど、コロモちゃんと連絡とれる?」

「うん。待機中だけど、とれるわ」

「リモートできそう?」

「リモートって、これ?」

「そう」

「何度か中継で話してるわ」

「だったらよかった。詳細はメールで送るわ。ママがずっとフリーズしてるから、あとでまたかけ直すね。ママ?」

「呼んでるよ」

「はい」

「あとでまた顔見せてねー」

「お大事に」

「こちらそこ…」

「姉さんまたあとで繋ぐわ。あなた?ちっちゃいカメラよろしくね」

「ちっちゃい言うな!」

「ふう…」

「おつかれさま」

「なんか冷や冷やしちゃった」

「コロモちゃんかー」

「あの時は大変だったわー。知ってる?ベーコさん」

「グラビアの?」

「共演する話があったのに、あなたまでねぇ…動けなくなって」

≪フォーンとニンフ・ボナール≫

「今は作家なんでしょ」

「うん。あ、そうだ、ツイッター見た?」

「なんの?」

「これ今、話題らしいわ」

「悔しみノート」

≪書きものをする女・ボナール≫

「映像だけじゃなくて、音で表現するドラマも今度あるみたい」

「8月16日。ラジオドラマか、何時からって書いてないなー」

「予定ってなってるから、そのうちじゃない」

「そういえば、副音声付きの映画もあるみたいだ」

「監督業も大変ねー」

『リモート・ボナール』人物のいる静物

 


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夏と恋とラブソング(後編)

2020-08-09 18:57:13 | 夏と恋とラブソング

夏と恋とラブソング(前編)

 前回は『夏と恋と20曲ラブソング・僕がオンエアしたらこうなった』前編10曲をご紹介しましたが、後編10曲、まず、この曲からスタート!

 

『イモ欽トリオ・ハイスクールララバイ』1981年・8月5日リリース。僕が中学2年生の頃の曲です。

「とにかくとびきりの美少女さ」からの歌い出して「100%片思い・・・」で、当時の中学生男子は、みんな普通になった気分を共有できた曲でした。1980年にYMOの曲が登場し、テクノサウンドにもマッチしていて、軽やかな夏の学生生活を思い出します。

 続いて、1980年に戻りますが、その年は中学生に上がった年で、それ以前の恋は一端、リセットされた年でした。だいたい、恋は春先に始まって、ザルにかけられ夏休みまでには振り落とされて、無の状態で夏休みを過ごしながら新たな恋のチャレンジを夢見ていました。

 僕が決定的にリセットしたのが中1の1学期。話しは、小学4年生までさかのぼります。当時、『ラブアタック』というテレビ番組が子供たちの間でも人気で、4年生の終業式にクラスのお別れ会を開きました。クラス内でかぐや姫役(マドンナ)を決めるんですが、挙手数で指名された女子がいました。その女子はピンクレディーの歌マネ振り付けが得意で、人気者でした。僕もその娘が気にいっていて『ラブアタック』のゲームのかぐや姫にプロポーズができる、候補男子に挙手をし、3人ぐらいでいくつかゲームをして、得点が高かった僕がかぐや姫にプロポーズする権利を得ました。そこで、その女子からOKを貰いゲームは成立。人生初の相思相愛を経験しました。豆電球でハート型の飾りを作って、実に本格的にクラスが盛り上がりました。ただ、それを行ったのは終業式の日のお別れ会。その年の春には5年生に進級し、パートナーになった彼女とはクラス替えで別々に。教室もお互いだいぶ離れた教室になり、顔を合わせることもほとんどなくなり、そこでの恋がリセットされました。

 その後、小学5年、6年生を経て、1980年に中学生に進学し、その時、1977年代までクラスを共にした、そのときかぐや姫だった、彼女と再び同じクラスメートになりました。1学期は席も隣で、授業中に勉強を教えてもらったりしました。小学時代の学習の遅れを中学になったら挽回しようと、中学に入って意気込んでいた時で、中学の授業をとにかく理解しようと、その娘に「今の話しどうゆうこと?」と、いったことを授業中にコソコソ聞いてましたら、そのうち担任に報告されて「勉強に集中できないから、やめてほしい」と注意をうけました。夏休み前のことでした。

 

『ビューティフルエネルギー・甲斐バンド』

その後は、スポーツに汗を流すことにまい進していって、恋は、テレビドラマの『1年B組新八先生』に夢中になってました。

『遥くらら・だれかさん』。3曲目は、『3年B組金八先生第2シリーズ』が秋からだったので、この年の夏恋曲はこの曲が代表曲になります。この年の夏休みを境にして、学習成績はガタ落ちになって、体育の成績だけでなんとか面目を保ってた状態でした。

 

 4曲目は『渚のバルコニー』 

 中学3年の修学旅行先で、彼女告白ドラフト会議たるものが、宿泊先の深夜にありまして、修学旅行後に告るという話し合いが男子生徒の中でありました。その後、1番人気の女子生徒と1番人気であろう男子がつき合うようになって、その後、結婚にまで至った生徒もいました。

 僕も挙手をして、気になってた女子の名前を語り、「あの娘もかわいいよな」という話しになって男子からの了承を得ました。その後、夏休み前に告白してなんとかなったのですが、そこからの壁は厚かったです。なかなか一般的な交際まではいきませんでした。ぶりっ子というあだ名がつくほど、田舎者の集団の中では品がいい女子でしたけど、片思いがずっと続いた感じでした。

 この曲は、修学旅行の夕食時の余興で他の女子生徒が歌ったのを聴いて、夏休みになっても耳からは離れませんでした。

5曲目は?

 

『キャッツアイ・杏里』 1983年夏、この年は高校に入学してさまざまなことに影響をうけました。アニメではこの曲が刺激的でしたし、黒のサングラスを「キャッツアイ」と呼ぶようになったのもこの頃でした。「キャッツアイ」と言っていたサングラスが、その後、僕に影響をもたらすことにもなります。

続いて6曲目は?

 

『ダイアン・レイン・ノーホエア・ファスト』 実際、声は別の方が歌ってたそうなのですが、映画で観るライブで、そのリズムには躍動感があって、ダイアン・レインの虜になっていました。1984年の夏はあまりいい思い出がないのですが、北原佐和子さんが学園祭に来たりとか、テニスのリサ・ボンダーが日本で人気になったりとか、とくにこの頃はテニス部に入りたかったな。でも、リサ・ボンダーはタイプだったんですけど、その頃、マニュエラ・マレーバ選手も登場して、マレーバ選手に気持ちがいっちゃたんですよね・・・どうも本命をちゃんと追っかけないんです。僕は。

7曲目は

 

『レベッカ・ラブパッション』。1985年、高3の夏、ワイルド&ハニーというアルバムカセットをずっと聴いてました。このテープを持って”キャッツアイ”のサングラスをして、夏休み前に出会った彼女をつれて、海水浴場でキャンプまでした忘れられない思い出の夏でした。

8曲目は

 

『冷たいキス・ICE BOX』。ちょっとイケない恋をしてた時代に流行ってた曲で、清涼菓子ではとてもおいしくも感じました。

 

9曲目は

 

『バニラ・橘いずみ』。(注・Amazonではプライム曲ではございません)1993年、9月リリースのようですが、それまで、僕の夏恋はコテンパンにやられてきまして、その時、残暑がまだ厳しい中だったんですがTVをつけたら音楽番組で『バニラ』という曲が流れてました。「なんだこのひとは!」と、今まで喚きたい叫びの声がこの曲から感じとれました。この時代を境に初めて無になれた気がして、それから数年後に結婚といったことにもむすびつきました。

前編、後編、計20曲。ラストは、僕の曲で閉めたいと思います。8月16日までにはもう少し吟味して、リクエストに応募できたらなと思います。

『人為なき雨音』

人為なき雨音

 


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『リモート・ボナール』マティス

2020-08-08 00:19:27 | DQX リモート・ボナール

 

<マティス>

「何読んでるの?」

「ん?」

「マティスの本のある静物」

「マティス?」

「キャスティングを考えてたんだ」

「キャスティング?」

「マティスを登場させたいなーと思って」

「でも、ボナールの師匠は…たしかゴーギャンでしょ?」

「それは遡って確かめて描ければいいかなと」

「マティスはどう決めるの?」

「まだ模索中…でも、ちょっとツイッターを見て?」

「メールマガジンでリモート飲み会があるみたいなんだ」

「え!8月8日土曜日、夜9時からって!行って見なさいよ!」

「う、うん」

「脚本も少し習ったら?」

「え!訊けないよ」

「でも、台本も自前なんでしょ?」

「ねぇ?ドラマもあるみたい」

「ああ、このひと・・・8月10日夜10時からか」

「観ておいたほうがいいわ」

『リモート・ボナール』カメラマン


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夏と恋とラブソング(前編)

2020-08-06 10:08:05 | 夏と恋とラブソング

 文化放送『ミスDJリクエストパレード』にて、8月16日「夏と恋と20曲ラブソング」といった特集をやるようで、それに便乗しまして、僕がオンエアしたらどうなるか?をご紹介いたします。20曲ということですが、まずは前編10曲をご紹介いたします。

 

一発目でピンときたのが『北原佐和子・マイ・ボーイフレンド』。大ファンということでもなかったのですが、可愛らしいかたで、友達がファンだったのを思い出します。北原佐和子さんは学園祭にも来てくれまして、代表曲の「マイ・ボーイフレンド」を歌っていただいたというご縁のある思い出もございます。

続いて二曲目は『山口百恵・ひと夏の経験』

小学生時代に流行っていた曲です。夏恋といえば、この曲が思い浮かびました。

 

 続いて、3曲目は『アグネスチャン・ひなげしの花』。アグネスチャンが流行っていた頃は、僕は幼稚園ぐらいで、恋心をおぼえ始めたというか、感じ始めたのがこの曲からです。夢にまで見た!きっかけの恋ソングです。

 それを超えたのが、次の曲『岩崎宏美・ロマンス』。

 森昌子・桜田淳子・山口百恵さんら、ご三方が人気だった時代でしたが、あの時代、僕は岩崎宏美さん派でした。夢にまで出てきて恋した曲のひとつといいますか、僕にとっての代表恋ソングです。

ここまで4曲ご紹介しましたが、続いて5曲目は?

DQX<祈りの踊り子>

『DQX<祈りの踊り子>』僕が作詞作曲した曲です。いろいろと影響をうけて曲を作りました。

 続いて6曲目は?

 

 『さとう宗幸・青葉城恋唄』。宮城県ならびに仙台市の代表曲になりましたけど、小学生時代に流行り、その後にも影響をうけた曲です。

7曲目は『石野真子・狼なんか怖くない』。

 

 石野真子さんがデビューしたのは、僕が小学校4年、5年生の頃で、そのルックスに衝撃をうけました。

 

8曲目は『サザンオールスターズ・いとしのエリー』。

小学生時代、初めて買ったシングルレコードで、あの当時も恋はしてました。

 

 9曲目は、二枚目に買ったシングルレコードで、『ツイスト・燃えろいい女』。

 同級生に世良公則さんの大ファンの娘がいまして、ザ・ベストテンにもすごくブームで、とくに『銃爪(ひきがね)』が大流行していた時は「キャーキャー」言ってました。世良さんにひっかけて話しをするとすごく喜んでいて、それにお付き合いするようにレコードを買いました。

前編ラストの曲となりますが、僕が作詞した曲で閉めたいと思います。後編はどの曲になるかはお楽しみにー

いつもと違う予感


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『リモート・ボナール』見物

2020-08-02 17:23:03 | DQX リモート・ボナール

「動画配信ってどんなことやってるの?」

「いやーみたことないんだよね・・・」

「ツイッターでなんか宣伝してなかった?」

「インスタライブは観たことあるんだけど、それ以外観てないや」

「勉強しなさいよ!もっと」

「きみにも言いたいけど、素直に聞くよ」

 

 

「これがいいんじゃない?」

「植物ベランダー書いた人だね」

『リモート・ボナール』マティス

 


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