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「エルマおばさんの愉快な人間ウォッチング」 エルマ・ボンベック

2005年11月05日 | ’05年読書日記
作者は米国のコラムニストで、1996年に亡くなった方だそうですが、どうも動物が好きなようで、動物の生態とそれによく似た人間の行動とを照らし合わせて(中にはあまり関係なさそうな、こじつけみたいな話もあり)おもしろおかしく語ってくれます。

私が驚いたのは、タツノオトシゴはオスが出産する、というところです。
アメリカのクリスマスで食べられる『フルーツケーキ』というものは、アメリカ人から結構嫌われている…最後の方をよんだ限りではそう感じましたが、この人の書いている事が、どこまでが本当でどこまでが冗談か分からないので、本当のところはどうなんでしょうね。
なにせ、「人間は、ショッピングモールの駐車場で(ばかデカイらしい)自分の乗って来た車が探し出せずに歩き回り、ついにはそのまま駐車場で、恐竜と同じように絶滅するかも」
…なんて言っているくらいですから。( ̄○ ̄;)

あとがきに、

すべての生き物は、自分の種族が絶滅しないよう、様々な逆境と戦っている。
私たちは生きるために食料や水の供給源を追い、天敵を避け、生殖のバランスを保って毎日を過ごす。
でも、そんな私たちの生活には、毎日を豊かにしてくれるもう一つの大事な要素がある。それは、笑いだ。笑いがなかったら、恐らく私たちはそう長いことやっていけないだろう。
…とありますが、私は結構笑わせてもらいました、この本。面白い本でした。
アメリカの面白いおばさんの話を聞かせてもらったような感じで。

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