ラジオ局に勤める女性が、犯罪・・・女性が被害者の・・・をテーマにした番組作りを上司に命じられる。
そんな時に、彼女のアパートの、すぐ前の部屋に住む女性が殺害された。
話が進むにつれて、お向かいに住んでいた、被害女性を取り巻く複雑な事情が明らかになる。
・・・が、よく読んでいると、単純に犯人が悪いとも言えないような気がしてきたり、でもやはり犯罪は悪いはず…いやいけないに決まってる…などと思ったりして、何だか複雑な気分になりました。
人間て複雑で深くて怖いんだな、と改めて思ったり。
読んで良かったな、と思った一冊でした。