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秘密   フィリップ・ソレルス

2008年06月16日 | 読書記録
ローマ教皇ヨハネ=パウロ二世暗殺未遂事件の真相を書いた『報告書』を上司に提出したら、それをなかった事にされ、左遷されてしまった主人公。


自分の息子や母親との関わりも交えながら、仕事でのいざこざから来た鬱憤を、辛辣に書き綴ったもの。


宗教、文学関係など、内容が少し難解でした。

人間の誕生…人工受精や代理母などの話は興味がありましたが…。


ホンの一行だけ、ランボーの詩の引用があり、そこを読んだ時は少し嬉しくなりました。

他に、プルースト、孫子などいろいろな文学作品の引用が出てきました。


でもやはり少し難解でした。


それでも何とか最後まで読めたのは、文体が辛辣でユーモアがあり、おもしろかったから。

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