第１８回 衛生通信

今回は健康診断についてお知らせします。
定期健康診断の実施は事業者の義務であり、定期健康診断の受診については労働者の義務となっています。
エンジョイではヘルパーさんに、年に一度の健康診断(夜勤をしているヘルパーさんには半年に一度)をお願いしています。
ヘルパーさんの中には、多数の利用者さん宅でお仕事をしている方も多いので、なかなか健康診断のために時間を割くのは体力的にも難しいところだと思います。
しかし、定期的に健康診断を受診することで、生活習慣病の予防と早期発見が可能です。
特定健康診断(メタボリックシンドローム)に着目した健診の受診結果によると、生活習慣病の発症リスク(肥満・高血糖・脂質異常・高血圧の４つ)が１つも無い人は全体のわずか３割だけで、約７割の人はいずれかのリスクを持っています。
自分では健康と思っていても、生活習慣病の初期は自覚症状がない為、そのまま放置しておくと、心筋梗塞・脳卒中などの命にかかわる重大な病気を引き起こす恐れがあります。
エンジョイでは健康診断を受診したヘルパーさんに１０００円×２時間分の時給を支給しています。
ヘルパーの仕事は何と言っても健康であることが一番大切です。
「健康診断の受診」＝「仕事」という発想で健康管理をしてみていただけたらと思います。

★ストレスチェック実施のお知らせ
平成２６年「労働安全委衛生法の一部を改正する法律」により、ストレスチェック制度が新たに創設され、本年１２月１日より事業者にストレスチェックを実施することが義務付けられました。

■制度の目的
この制度は労働者のストレスの程度を把握し、労働者自身のストレスへの気づきを促すとともに職場改善につなげ、働きやすい職場づくりを進めることによって労働者のメンタル不調を未然に防ぐことを目的とした制度となります。

■対象者
・正社員（社会保険加入者）
・１年以上使用されることが予定されている者、または更新により１年以上使用されてい　るものであって、通常の労働者の1週間の所定労働時間数の４分の３以上労働している者
よって、週に1日しか働いていないような労働者に対しては、ストレスチェックを実施する義務がないことになります。