Eat well, Live well.という味の素のコマーシャルが流れています。
「上手に食べる、上手に生活する」といった意味でしょう。
これを見たら、日本の英語教育の悪影響を受けた人は、「動詞の大文字、それも原形で始まるのは命令形なり」と判断するでしょう。このコマーシャルを作った人は、「上手に食べ、上手に生活しなさい」という意味を伝えようとしたかどうかわかりません。
しかし日本人以外はそうはとらえないと思います。そのまま「上手に食べる、上手に生活する」と言葉のイメージが浮かべます。
Eat well, Live well.
だから、以下のようなことばとしての展開表現となるのです。
I eat well, live well.
I ate well, lived well.
I will eat well, live well.
I can eat well, live well.
I want to eat well, live well.
I have to eat well, live well.
I am eating well, living well.
I have eaten well, lived well.
日本人は英文読解のための手法を学んだが、話すための手法、つまり英語を話すためのトレーニングがまったく欠けていたのです。どうですか。このブログを読まれてきて日本語訳は必要ですか?
[今日の学習]
●getの本質的意味について
さて、getの本質的な意味を一つのことばで表現するのはむずかしい。それは結びつくことばによって様々な意味となるからだ。無理矢理ことばをひとつ選ぶなら、私は単純に「得る」とするのが適当だと考えている。ただし、得る対象は人や物だけではない。
「場所を得る」といった場合には、それは「到達する」ということにも、あるいは「状態を得る」ということなら「ある状態になる」、つまり「状態への到達」を表すことになる。
[1] getをV→O感覚で使う
●V→O感覚について
V→O感覚の動詞フレーズの特色は、動詞(V)がそれを対象・目的とする名詞を伴い、動詞+名詞の形でひとまとまりの意味ある単位を作り上げることだ。このように使われた名詞を目的語(O)と言う。
一般的に言えば、get somethingやget someoneなどのパターンとなる。
【英語発想を身につけなさい】
Get a cold.
風邪をひくよ
↓
I am getting a cold.
風邪をひきそうよ
【もっと自由に英語を話したい-1】
●動詞フレーズを様々に展開させるヒント
S:先生、動詞フレーズに様々なファンクションフレーズをつけて表現すれば、場面に応じた表現ができるんだということはおおよその見当がつくのですが、具体的にどうすればいいのか、よくわからないのですが。
T:確かにそうだと思います。しかしポイントは自分がどんな表現がしたいかにかかっていると思うよ。例えば、前ぺージに次のような表現が出ているね。
(18) I think I'm getting a cold.
私は風邪をひきそうです
T:しかし、これを一文丸暗記したところで、それだけのことですね。私は、まずこのgetting a coldを、get a coldにしてそれを丸暗記しなさいと言っています。
S:get a coldを「風邪をひく」という映像世界のように頭に思い浮かべるようになればいいのですね。
T:そうです。それができれば、「風邪をひいてはダメよ」、「そんなことをしたら、風邪をひくよ」、「風邪をひくかもしれない」といった表現をしたければ、それを表すファンクションフレーズを結びつけたらいいのです。
Don't get a cold.
If you do that, you will get a cold.
If you do that, you may get a cold.
【Sample Sentences No.1-3】
(15) Where did you get a broken arm?
どこであなたは、腕を折ったの?
(16) You may get a blow.
あなたは殴られかもしれないよ
(17) You can get a burn if you are not careful.
注意しないとやけどすることがあるよ
略
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
get a cold | getting a cold | got a cold |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
get(s) a cold | got a cold | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | VO感覚(動詞+目的語) | 風邪をひく |
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す) get(s) a cold
I often get a cold.
しばしば風邪をひくよ
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為) got a cold
I got a cold.
風邪をひいたよ
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為) get a cold
Do you often get a cold?
しばしば風邪をひくの?
Did you get a cold?
(その時)風邪をひいたの?
You will get a cold.
風邪ひくよ
You may get a cold.
風邪ひくかもよ
Do you want to get a cold?
風邪をひきたいの?
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為) getting a cold
Are you getting a cold?
風邪をひきそうなの?
Are you afraid of getting a cold?
風邪を弾くのが怖いの?
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為) got a cold
Have you ever got a cold?
今まで風邪をひいたことがあるの?
Have you just got a cold?
(ちょうど)風邪をひいたの?
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【getの動詞フレーズ】
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。「日常会話必須基本16動詞編HTML版」ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
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【getの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
PDF版より抜粋
HTML版サンプル
HTML版動詞フレーズ感覚別表現サンプル
「日常会話必須基本16動詞編HTML版」に含まれています
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