[今日の学習]
現在このブログで346人の方がオンライン講座を受講されています。(10月20日現在)
ブログの記事から離れて「こう言いたいのですが,英語でどのように言ったらいいのか?」などの質問はできますか?とオンライン受講生の方からのメールが来ました。
できる限りそんな質問にもお答えしてきました。遠慮なくどうぞ。
自分で英語でこう表現したいと思ったことは簡単に暗記できるものです。
(中嶋)
● 子どもは母国語の発想で育つ
前回の記事を加工しました。少し強引ですが。
さて、どこが変わったでしょうか。
中嶋: そうとも! 親は幼い子どもに、毎日毎日片言で話しかける。
もちろんむずかしい表現はしない。それは子どもにオウム返しをさせるためだ。簡単な言葉のくり返しによっていつの間にか子どもは言葉を獲得していく。
子ども 「ママ、おっぱい飲みたい」
Kenny: ネイティブの子どもも負けてはいない。
Child : Mom, want to drink milk!
中嶋: ところが少し時が経過すると、彼らの言葉に大きな違いが出てく
る。それは語順であり、日本語の発想で育った日本人にとってこれが大問題なんだ。
子ども 「ママ、おっぱい飲みたい」
Kenny: ネイティブの子どもなら次のように言うよ。
Child : Mom, want to drink milk!
中嶋:日本人の場合、ママが毎日「おっぱい飲みたいの?」と聞くから、子どもはその通りオウム返しをして「おっぱい飲みたい」と答え、ネイティブの子どもは、ママがwant to drink milk?と聞くから、そのまま Want to drink milk. と答える。
ほしい(=want)が先か後か、なぜこのような決定的な違いが出てくるかというのは、実に簡単なこと。ネイティブの子どもは英語の環境で育ち、私たちは日本語の環境で育ったからだよ。
Kenny:どちらの子どもたちも親の言葉をオウムのようにまねるんだね。
<日本語の発想>
ママ 「おっぱい飲みたい?」 *上げ調子
子ども 「おっぱい飲みたい」
<英語の発想>
Mom: Want to drink milk? *上げ調子
Child: Want to drink milk.
中嶋:ここで注目してほしいのは、これらの文にはDo youやIといった言葉がなくても、ママと子どもの間では十分わかり合えるということだ。これは日本語でもまったく同じだ。日本の子どもは「わたし」「ぼく」と言えるようになるまでは、「花子ちゃん、おっぱい飲みたい」などと言うよ。ふつう親は「花子ちゃん、おっぱい飲みたいの?」と、子どもの名前を呼びかけるからね。
Kenny: ネイティブもそれはまったく同じだ。でもそれが基本となって、いつの間にかIとyouの意味がわかってくるみたいだね。
Mom: Kathy, you, want to drink milk? *上げ調子
Child: Kathy, want to drink milk.
中嶋:そう、親の涙ぐましい日頃の努力が実を結ぶときがやってくるということだよ。
<英語の発想>
Mom: Do you want to drink milk? *上げ調子
Child: I want to drink milk.
でもね、以上の表現では文法では不定詞の名詞的用法などと呼ばれていてむずかしく感じるかもしれません。
でもネイティブはI want toをI wanna、つまり「アイ ワナ」と発音したり,Do you want toを「ドゥユ ワナ」などとまとめて発音する人もいます。
とすれば、「アイワナ ドゥリンクミルク」とか「ドゥユ ワナ ドゥリンクミルク」などとなりますね。
「アイワナ ウォッチティヴィ」 watch TV
これが学校で学ばなかった英語発想です。英語は名詞,動詞,形容詞に強勢がおかれます。前置詞のtoはほとんど音としては出ません。これを知らないから「アィ ウォントゥ ドゥリンクミルク」と言っても通じない訳です。
HTML版より抜粋
[オンライン受講生の方に]
受講生の方には,引き続き「あなた、このミルク欲しくないの?」といった否定疑問,「あなた、このミルク欲しのでしょう?」「あなた、このミルク欲しくないのでしょう?」といった付加疑問表現をあげておきます。
以上のような記事に対応した「英語脳構築プログラム」をオンライン通信講座受講者用ページからご覧になれます。
これは当方がお知らせしたIDとPasswordを一度入れておくと、クリックなどしなくてもこのブログの画面で「オンライン通信講座受講者用ページ」が見れます。
「こんな言い方ができるの?」と疑問に思った方は遠慮なくメールをください。
英会話は決して一文丸暗記ではありません。
続きの記事や過去記事を読む
このブログは,拙書「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」日本実業出版社刊を元にして配信しています。
以下のブログでは、オンライン通信講座を開設しています
プログ「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」オンライン通信講座
プログ「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
-----------▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽------------------
[お知らせ]
語彙力増強教材の決定版「イメージトレーニングシリーズ」が発売以来すごい勢いで売れ続けています!!
イメージトレーニングシリーズ教材は,当研究会発行のENGLISH TREKKING教材を再編集してPDF形式に変換したものです。
PDF形式においても、左の画面に各動詞フレーズのもくじが表示され,それをクリックすると主画面に目的の動詞フレーズが、また文字の大きさはAdobe Readerなどで調節できます。
なお、価格はほぼ同じに維持したまま、ENGLISH TREKKING教材を併せて販売しています。
サンプルをたくさんあげていますので,どうぞダウンロードしてください。
ENGLISH- TREKKING教材Vol.1?Vol.5 HTML版
-----------▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽------------------
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます