英語のしくみ・骨格「可視化プログラム」その1
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以下の動画をU-tubeにアップロードしました。新年を迎えようとしているみなさんに今後の英語・英会話学習の指針やヒントになると思います。
【英語のしくみ・骨格「可視化プログラム」(自由に英語を話すための最短学習プログラム)】
これだけ英語教育を受けてもどうして日本人だけが英語がさほど英語が話せないのか、疑問に思う人が多いと思う。それはアメリカ、つまりGHQの占領政策、ウォー・ギルト・インフォ-ーメィション・プログラムにある。
彼らが日本を占領し、憲法や皇室制度を変え、農地改革、財閥解体、教育委員会制度、様々な占領政策をした。しかし英語教育には手を加えなかった。フィリピン、ハワイ、中南米では話せる英語教育を強制したが、日本だけは明治時代の読解教育を温存させたのだ。
理由は簡単だ。英語を武器に日本人が置かれた立場を主張することを嫌った。政治家も、官僚も、あるいは民間人も高等教育を受けながら英語が話せない。定型の挨拶はなんとか英語でできるが、相手に肝心の意志の伝達ができない。これがわが国の英語教育の現状だ。
明治時代からの読解教育の柱となってきたのが五文型理論である。
これによって、二つのことが犠牲となっている。
一つは、Listening, Speaking、Reading, Writing, に悪影響を及ぼしていることだ。特に英文を最後まで聞いたり、読んだりして初めて英語の意味をとらえるというのは致命的だ。
さらもう一つは、いくら学習時間をかけても語彙が定着しないことだ。
ことばというものは、フレーズ、つまり「意味ある単位で成り立っている」。
特に動詞は補語や目的語と一体のものとなって「意味ある単位」で結びついている。これをわざわざ動詞単体の意味は何か、補語、目的語の単体の意味は何かととらえるから使える語彙が定着しないのだ。
以下は、動画でご覧ください。
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[今日の学習]
日本人が英語を話せなくしているのは、書かれた英文の文法的な仕組みばかりを教えるからです。つまりこの英文は五文型では何文型かとか、進行形か受身形か、構文は何かといったことばかりを教えています。
そもそも五つの文型のパターンで英語のしくみが理解できるのしょうか。それが不可能だから構文とかいてディオムとかの学習となってしまうのです。
重要なことは、舌足らずな表現でもいい、そしてそれをきちんとした表現にするのが英語教育なのです。
今回から、goとcomeの動詞フレーズが登場します。
学校では、goは「行く」、comeは「来る」などと教えています。しかしそれが日常会話をするのにどれだけ手枷(かせ)、足枷になっていることか。
be going toの表現において、「このgoには「行く」という意味がありませんとか。単に食事などのときに呼ばれてI'm going.ではなくI'm coming.(行きますよ)と言うべきだとか。
[goの動詞フレーズ]
第1節 「進み行く」を表す動詞go
■goの基本粋な意味は「進み行く」
goを理解するには、comeとの対比でとらえるとわかりやすい。
goもcomeも共通するのは、いずれも目的語、つまりある対象に働きかけるのではなく、主体(主語)がある場所から他の場所へ移動する行為を表すことだ。
私たちがある表現をするとき、必ずどこかにものごとを見る視点があることを前提にしている。そんな場合、たいていは主体自身がいるところ(here)となる。そのような中心点、つまり主体のいる場所の中心点に移動するのが「出現」を表すcomeであり、それから遠ざかり「進み行く」のがgoの受け持ち範囲となる。「私の父は死んだ」をMy father has gone.とも表現できるのが英語の発想だ。
The sun comes up in the west and goes down in the west.
太陽は東から昇り、西に沈む
●「(機能的に)動いている」と考えられるものは、goで表せる
goにはcomeの反対の意味を示すだけではなく、単に、ものが「動く」ことを示す用法がある。
My watch is not going[working].
私の時計は動いていません
This machine goes well.
この機械はよく動く(性能がいい)
この用法はだんだん拡大して、何ごとによらず、「動いている」と考えられるものはすべて、goで表すことができることになる。
goの動詞フレーズのパターン
[1] goをV感覚で使う
go+(副詞/副詞句)
Go at once!
すぐに行け!
[2] goをVC感覚で使う
go+形容詞 (補語)
He went mad.
彼は気違いになった、怒り狂った
go+~ing形動詞フレーズ
We will go cycling.
私たちはサイクリングに行きます
go+~ed形動詞フレーズ
The natives of the island goes naked.
その島の原住民は裸で暮らしている
[3] goをV感覚で使う
go to+原形動詞フレーズ /go and 動詞フレーズ
Let's go to buy some cakes
ケーキを買うために行きましょう
Let's go and buy some cakes
ケーキを買うために行きましょう
[4] two-word verbsで使う
Whisky goes against me.
ウイスキーは私の肌に合わない
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[1] goをV感覚で使う
go+(副詞/副詞句)
Go at once!
すぐに行け!
【英語発想を身につけなさい】
go at once.
すぐに行け!
↓
You had better go at once.
すぐに行った方がいい
【Sample Sentences No.35-1】
(5) My watch is not going.
私の時計は動いていない
(6) Has your toothache gone?
歯の痛みは取れましたか?
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
go | going | gone |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
go(es) | went | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | V感覚(動詞+(副詞)) | (歯の痛みが)とれる |
※実際のプログラムを省略しています。ご了承ください。
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
My toothache goes
歯の痛みは取れる
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
My toothache went
歯の痛みはが取れた
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
My toothache may go
歯の痛みは取れるかもしれない
My toothache seems to go
歯の痛みは取れるようです
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
My toothache is going
歯の痛みがとれようとしています
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
My toothache has gone
歯の痛みは取れました
対照学習のための準拠教材 日常会話必須基本16動詞編HTML版」
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【goの動詞フレーズ】
goの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのgoの動詞フレーズだけで,合計139の文例が所収されています。
サンプルを一部公開しています。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【goの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
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