今日の学習
英語には3つの非時制動詞フレーズがありますが、原形動詞フレーズ、ing形動詞フレーズについての学習は終りました。
そして今回をもってed形動詞フレーズの学習も最終となります。
今回も、最終のed形動詞フレーズの学習となります。PDF文書のアドレスをクリックして「第3節 ed形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす」の部分をご覧ください。
ed形動詞フレーズ編 PDF文書
[チャート]
~ed形動詞フレーズは「頭に描いた過去の映像世界」~
他の非時制動詞フレーズと同じく,ed形動詞フレーズにも「名詞として」「形容詞として」、そして「副詞として」の働きがあります。
[3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
●過去分詞の分詞構文
to+原形動詞フレーズにも、ing形動詞フレーズにも副詞的に使われる表現がありました。
She came here to drink beer.
彼女はビールを飲むためにここに来ました。
She ate breakfast, drinking beer.
彼女はビールを飲みながら、朝食をとった
ed形動詞フレーズにもまったく同じしくみを持った表現があります。
(a) 様態を表すもの
She entered, (As he was) accompanied by her parents.
彼女は両親に付き添われて入ってきた
(b) 理由を表すもの
Wounded in the leg, he could hardly walk.
(=As he was wounded in the leg)
脚を怪我したので、彼はほとんど歩けなかった
Scolded by the teacher, she began to cry.
(=As he was scolded by the teacher)
先生に叱られたので、彼女は泣き出した
Written in haste, the book has many errors.
(=As it was written in haste)
急いで書かれたので、その本にはミスが多い
(c) 付帯状況を表すもの
略
どうして教育文法では英語が話せないのかわかりますか。
以上ご覧になればわかる通り,過去分詞の分詞構文は受身形での表現が元になっています。
つまり疑問詞と主語、それにbe動詞をとれば、分詞構文になるワケです。
ところが教育文法では受身形を,be動詞+過去分詞と教えています。
あるいはすでに登場した現在分詞の分詞構文ではどうだしたか。
He ate breakfast, reading a magazine.
(= As he was reading a magazine)
彼は雑誌を読みながら、朝食をとった
これもAs he wasを取ると、ing形動詞フレーズで始まります。
教育文法では進行形を,be動詞+現在分詞と教えているのです。
つまり教育文法はまったく英語の言葉としての有機的な結びつきを教えていないということです。
これはナニが原因かわかりますか? 教育文法は五文型理論によって英文を日本文に変換する術を教える日本独特の文法理論なのです。
ネイティブにとっては,ing形動詞フレーズは「~しながら」と継続的な状態を表し,一方ed形動詞フレーズは「~されて」と受身形の状態を表すだけなのです。
以上のことで、どうしてコミニカ英作法が二段階で英文を生産するか理解していただけたと思います。
つまり以下の②はそのまま分詞構文でも生き続けることになるのです。
[コミニカ英作法]
(1) 彼女はビールを飲むつもりです
「~は ドンナだ文」
① 彼女は ~つもりです → She is going to
② ビールを飲む → drink beer
(完成文) → She is going to drink beer.
She came here to drink beer.
(2) 彼女はビールを飲んでいました
「~は ドンナだ文」
① 彼女は ~いた → She was
② ビールを飲みながら → drinking beer
(完成文) → The door is closed.
She ate breakfast, drinking beer.
(3) 彼女は先生に叱られました
「~は ドンナだ文」
① 彼女は ~いた → She was
② 先生に叱られて → scolded by the teacher
(完成文) → She was scolded by the teacher.
Scolded by the teacher, she began to cry.
(=As he was scolded by the teacher)
先生に叱られたので、彼女は泣き出した
以上のことで、どうして英会話発想トレーニングが二段階で英文を生産するか理解していただけたと思います。
つまり以下の②はそのまま分詞構文でも生き続けることになるのです。
[英会話発想トレーニング]
(1) 彼女はビールを飲むつもりです
→ She is going to drink beer.
She came here to drink beer.
(2) 彼女はビールを飲んでいました
→ She was drinking beer.
She ate breakfast, drinking beer.
(3) 彼女は先生に叱られました
→ She was scolded by the teacher.
Scolded by the teacher, she began to cry.
(=As he was scolded by the teacher)
先生に叱られたので、彼女は泣き出した
英語ほどシンプルで合理的な言葉はありません。
1年配当,2年配当の学習が高校範囲の現在分詞や過去分詞の分詞構文での表現の土台になるべきです。
学習時間に応じて語彙が定着・蓄積させるには、動詞をフレーズ(意味ある単位)としてとらえ、覚えてしまう必要があります。
現在当研究会が発行している「English Trekking Series & Image -Training Series」が脚光を浴びているのは動詞フレーズをメインにした日本で始めての教材だからです。
事実表現と情緒表現によって自由な英会話が実現できます。
学習時間に応じて語彙が定着・蓄積させるには、動詞をフレーズ(意味ある単位)としてとらえ、覚えてしまう必要があります。
現在当研究会が発行している「English Trekking Series & Image -Training Series」が脚光を浴びているのは動詞フレーズをメインにした日本で始めての教材だからです。
今話題の英会話教材「見て聞いて覚える中学英語やり直し教材」
続きの記事や過去記事を読む
ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの組み合わせで文を生産します
脳にある「記憶の束」に対して、ある刺激に対してシナプスという神経がその取り持ちをする。
上記の教材を購入された方のために以下のブログにおいて無料のオンライン通信講座を併設しています。英語脳構築プログラムもとりあげています。
ブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」
[お知らせ]
大好評語彙力増強教材
「English Trekking Series & Image -Training Series」HTML版 & PDF版
日常英会話必須基本動詞全27,504文例所収及びワンランク上の日常会話全約15,000文例を所収
サンプルをたくさんあげていますので,どうぞダウンロードしてください。
「English Trekking Series & Image -Training Series」対応ブログ
今までの英会話学習法とはまったく違う、英語発想に基づく一歩先行くファンクションメソッドによる英会話講座
ブログ 「英会話語彙力徹底強化講座基礎編」
イメージトレーニングシリーズ Aセットに対応
(BASIC VERBS 16 SERIES、FUNDAMENTAL VERBS 96 SERIES)
ブログ 「英会話語彙力徹底強化講座応用編」
イメージトレーニングシリーズ Bセットに対応
(ESSENTIAL VERBS 236 SERIES)