2025/7/25
何かしらの編集者と新人部下が、缶詰状態でアプリの利用規約を書く小説家を見守る話。
利用規約を書く仕事に注目するのはおもしろい。アプリだと適当な規約も多そう。
実際には現役の小説家に仕事が殺到するような量の規約を書かせるというのは考えにくい。規約の文面を見る限り、元々法律系の知識がある人でもなさそうだし。
エンドロールによると、四人の演者さんは劇団献身というところに所属している(劇団は2023年に解散)。
映像作品にしては全体的にオーバーアクトで、コメディ感が出ている。
「小説家と言えば〆切直前の缶詰だよね」「利用規約って長くて絶対読まないよね」「わざと読ませないように長くしてるよね」という感覚で、軽く見流してもらえるように作られている。
ある意味、作品テーマと一致している。
公共性で考えると、彼らの仕事はどちらかと言うと存在しない方がマシなので、その意味でもあまり深く考えてはいけない作品だと思われる。
あと、たぶんあの新人さん、村上春樹のほうは読んだことないんだと思う。
※SAMANSAで観たけど、U-NEXTでも見られる。
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