大阪府立岸和田高等学校『オドリ ・ バリデ ・ ジュー』(OPENREC)
2023/12/10
演劇部の高校生たちが、オーディションに参加する地下アイドルを題材にした演劇作品を作ろうとするがなかなかできない話。
一割くらい声が聞き取れない。個人差は多少あるものの、ほぼ録音環境の問題と思われる。
オーディション司会者がよりうるさくて聞き取りにくいので、パワハラ感が増している。
聞き取れたところを何となく頭の中でつなげて話を理解しようとする。
脚本ができなくてギスギスしているあたりはこういう話の定番だけど、「手伝えることがあったら~」という言葉の欺瞞性を指摘しているのは少ないような気がする。
とても内省的な話で、どうして演劇部を続けているのか、どうして演劇をやっているのか、巷の多くの演劇部員が悩んでいるようなことを真正面から受け止めている。
決めポーズが四人バラバラなのに、それぞれにこだわりを感じる。みんなアイドル好きなのか。
身体表現が不得意な感じもしなかったし、せっかくだから一曲披露してほしかったかも。
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