遠藤雷太のうろうろブログ

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札幌西高校「風光る流るる時を眉走る」(第22回俳句甲子園 地方大会 札幌会場 第1試合)

2019-06-17 20:18:32 | レポート

俳句甲子園で作品に触れる文字数が足りなかった。

試合ではあまり評価されなかったなかで、個人的に好きな一句。

「る」の続く文字面がくるくるしててかわいいし、渦巻く風っぽくもある。

眉とくるくるからの連想で髪の毛もたぶん巻き毛。これだけくるくるしているのにストレートはない。

走っているから、汗ものっててキラキラしている。

ここまで季語「風光る」にかかっている。

「なぜ眉か?」という質問も出たけど、眉というのは人格を表すのに重要。

手塚治虫先生が、動物ですら眉を書くことで驚くほど人間的な表情が生まれるという意味のことを書いている。→

眉が前面に出ているので、たぶんこの人は前傾姿勢。若さを前面に押し出した高校生ならではの句だと思う。

後で確認しながらここまで書いたけど、あらかじめ出そうな質問を想定して準備するのも難易度高そう。


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