2018/8/7
・ついに完成した人造人間の教育方針を巡り、二人の科学者とそれぞれの仲間たちが争う話。
・自分はリベラルシアターの本公演が初めて。なので解散公演というお祭りに乗っかる資格はなく、できるだけ自然体で臨む。
・人物描写やお話自体はわりとざっくりしている。
・最低限のシチュエーションで役者陣の自由演技を楽しむ感じ。
・演劇で自由演技ってなんだよ(セルフツッコミ)。
・解散をネタにしたり、衣装をいじったり、メタ視点のネタが多い。
・きゃめさんのキラーぶり。客演だろうとなんだろうと容赦なくねじ込まれる無茶ぶり。
・自分は役者じゃなくてほんとによかったし、特にリベラルに出る役者じゃなくてほんとによかったと思ってしまう。怖い。
・ウケるウケないにかかわらず、あの場へ果敢に飛び込める人こそ役者の適性があるんだと思う。
・劇団代表チヒロくんのシーンを見ていると胃が痛くなる。ニシウリさんの名前は面白かったのに、出オチすら許されない修羅場。まわりの人が容赦なさすぎる。
・そして、デザイナーの精神状態が心配になる、さとしんくんの奇天烈な衣装。
・「よしきた! どいたどいた!」という面白いセリフ。
・そんな危ういバランスの中で緊張感を損なわず2時間やりきれるところが、何年もやってるチームならでは。
・劇団は解散しても個々の活動は続くからそんなにウェットにならなくていいんだろうけど、この場このノリを他の団体で再現するのは難しそう。
・ついさっきまで内輪ネタで盛り上がってたくせに、クライマックスになると「最初からずっとヒューマンドラマやってましたけど?」みたいなノリで熱演しだす神経の太さ。
・ほんとにだまされそうになるから悔しい。攻守の切り替えが早い。
・爆発エンドが作風にとても合っている(その後もちょっと続くけど)。
・解散する選択をした劇団の最後の作品が、研究を続ける選択をした科学者の話というのが趣深かった。