goo blog サービス終了のお知らせ 

遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

劇団怪獣無法地帯×3ペェ団札幌『10才児』

2015-07-08 16:03:15 | 演劇を見てきた


2015/7/11

・毛色の異なる4作品のオムニバス。
・それぞれの持ち味がこれでもかというくらい発揮されており、お腹いっぱいになる。
・どんなにバカバカしい作品でも、それらをしっかり支える舞台美術に音響、照明がすごい包容力だった。安心感。
・各作品しっかり空間を使い切っているので、どのシーンも「見た目」がいい。
・製木とかちょうかっこいい。
・横引きの幕もいい。
・三宅さんの振り幅。ここ最近の演技の充実ぶり。
・梅津くんの変態演技。これを受け止めて、なおかつエンタメとして綺麗にまとめられるほど余裕のある劇団は、この近辺ではそれほど多くなさそう。
・団体10周年でもそれよりずっと前から演劇やってる人たちばかり。とても10才児の完成度ではない。
・なので年をごまかしてるという結論。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田嶋隆『コラム道』

2015-07-08 12:25:48 | 読書感想文

 

小田嶋隆のコラム道

小田嶋 隆
ミシマ社

2015/5/13

・コラム指南の体で、コラムを書くのはいかに難しいかという言い訳が書いてある。
・この言い訳の文章が十分お金の取れるレベルで立派な芸になっている。
・書けない時間は、ものを書く人間にとって、決してムダにはならない。逃避であってさえ。
・「自分で書いた出来の悪い前提に視野を限定されて、手に負えないバカな結論に立ち至っている不幸な書き手。」教訓。
・「私はモチベーションを失ったのではない。モメント(きっかけ)を失ったのだ。」共感。
・ネットを開けばいつでも目に入ってくる凡百の駄文群とは一線を画す言い訳の数々。
・難しいことを易しく、易しいことを面白く、面白いことを真面目に書く。井上ひさしイズム全開のメタ的なコラムだった。
・「原稿を書く人間が、ときに拒筆発作に襲われるのは、推敲による分裂から身を守ろうとする本能ゆえ(こういう嘘は他人に言いふらすならともかく自分で信じてはいけない。)」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする