みなさん、こんばんは。
さて、今日は、社会福祉法人新会計基準における資金収支計算書の意義について、ご説明したいと思います。
新会計基準においても、資金収支計算書は、当該会計年度におけるすべての支払資金の増加及び減少の状況を表示する役割を果たすという点は、現行会計基準から変更ありません。
また、資金収支計算書は、事業活動全般の支払資金の予算統制にも利用されます。
社会福祉法人が提供するサービスは、営利法人の利益のような業績指標だけで評価できないものがあり、理事会で承認された事業計画、これを数値化した収支予算により、事業遂行がコントロールされる必要があります。
加えて、保育園の場合、各種の資金の弾力通知が発せられていますが、その判断基準としても、資金収支計算書が利用されています。
したがって、社会福祉法人の会計には事業運営の効率性を把握するという機能が求められるようになってきているものの(これは主に事業活動計算書が担います)、新会計基準においても資金収支計算書の重要な位置づけは変わらないといえます。
『保育園の経営を支える』会計事務所です。是非こちらもご覧ください。
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