みなさん、こんにちは。
さて、前回は資金収支計算書に記載される収入と支出の範囲についてご説明しましたが、今日は資金収支計算書の記載方法についてです。
資金収支計算書は、以下の3区分に分けて記載することになります。
・経常活動による収支
・施設整備等による収支
・財務活動による収支
経常活動による収支には、運営費収入や職員に対する人件費の支出など、日常的な事業活動によるもの、及び預金の利息収入や借入金の利息支出を記載し、経常活動資金収支差額を記載します。
施設整備等による収支には、固定資産の取得に係る支出及び売却に係る収入、施設を整備するための補助金の収入などのほか、公益事業会計への元入金の拠出に係る支出など、経常活動による収支及び財務活動による収支に属さない収入及び支出を記載し、施設整備等資金収支差額を記載します。
財務活動による収支には、長期の資金の借入れ及び返済や、積立預金の積立て及び取崩しに係る収入及び支出を記載し、財務活動資金収支差額を記載します。
また、資金の流れを把握する資金収支計算書は、予算と実績を比較するのに適しているため、決算額と予算額とを対比する形式で記載することも特徴といえます。
『保育園の経営を支える』会計事務所です。是非こちらもご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/encom/d/20121126