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園コミ

育児が趣味の公認会計士・税理士のブログです。
保育園の情報など子育て家庭に役立つことをご紹介しています。

保活レポート:りりぱっと②

2012-03-14 | 保活レポート

前回はりりぱっとの石井先生が考える「点から線への教育」についてご紹介した。

この「点から線への教育」について、りりぱっとではもう一歩踏み込んだ取り組みが行われているので、今回はそれをご紹介していきたいと思う。

子どもたちの将来を考えて、保育園でもできる限りの事はしてあげたい、ただ、残念ながら長い人生の中で、先生たちが子どもたちに関われる時間はほんの僅かしかないのも事実だ。

それならば、保育園を卒園してからも常に子どもたちとともに過ごす保護者の方たちに、何か伝えられることがあるのではないか。

そんな考えから、りりぱっとでは、「ex Program」と称して、保護者向けのワークショップを提供している。

その内容は通常イメージする子育ての枠に捉われることのない、非常に多彩なものだ。

例えば、マインドマップを使った発想の仕方や視点の切り替え法であったり、NLP(神経言語プログラム)によるコミュニケーション技法や自己啓発技法といったものである。

保護者がこういった考え方、視点を知ることで、相手の心理を推し測る方法や自分のメンタルの鍛え方などを身に付けることができる。

それは、家庭内の円滑なコミュニケーションにもつながっていくだろうし、難しい用語は分からなくても、友達とのやり取りの中でこの言葉が相手にどんな思いをさせるのか、そんなことを子どもたちに教えていくための手掛かりにもなるだろう。

また、別の回では、ツィッターやSMSなどのソーシャルメディアの使い方や、これからのソーシャルメディアの在り方といったことも取り上げている。

ソーシャルメディアは先般の大震災の時にも活躍したように、家族同士、そして保育園と保護者をつなぐ重要なツールになり得る。

そして、こういったものに批判的な保護者の方もいるとは思うが、子どもたちが生きる将来において、これらのものは間違いなく今以上に社会に浸透していて非常に身近なものになってくる。

社会のめまぐるしい変化にも対応し、しっかりと理解した上で、あるべきルールを教えて正しく使えるようにしてあげることが、親として大人としての義務だと考えたとき、こうした場を設けてくれることは、非常にありがたいことではないだろうか。

子どもたちが家庭にいる時間、そして卒園してからの人生についても真剣に考えてくれている石井先生だからこそ、次々とこうした新しい取り組みに情熱を傾けることができるのだと思う。

 

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保活レポート:りりぱっと①

2012-03-13 | 保活レポート

「保活レポート」第4回は、津田沼の保育園「りりぱっと」(http://www.i-lilliput.com/)の石井大輔先生にお話を伺った。

りりぱっとの特徴は、子どもたちが小学生、中学生、大人になった時にどんな人間になっているか、どんな人間になって欲しいかというビジョンを持った保育を掲げていることだといえる。

そして、そのような保育を実践するためのキーワードとなるのが、「点から線への教育」である。

「点から線への教育」ということの意味だが、例えばスポーツの世界、日本では中学校3年間や高校3年間で子どもたちの能力を高めることに重きが置かれる傾向があるが、将来、世界で活躍できるような選手を育てるためには、小学校くらいから個々の能力に併せた指導を行い、長い目で見て計画的に育成していくことが大事になってくる。

これは学校教育でも同様で、幼稚園、小学校、中学校と縦割りで分断された教育ではなく、それぞれに連続性を持った教育が行われることが必要だ。

それでは、りりぱっとでは具体的にどのような取り組みが行われているのだろうか。

石井先生は、これについて、カリキュラムとしてこれもこれもやっていますということよりも、保育士一人ひとりがどういう意識を持って日頃接することができているかが重要だと考えている。

子どもたちが社会人になったとき、大人になって親になったとき、どんな風になっているかをイメージし、協調性、社会性、自己管理能力といった生きるために必要となる力を身に付けられるようにすることに力を入れている。

りりぱっとの取り組みの一例を挙げると、「自分絵本、自分ノート」というものがある。

通常は園で用意されることが多い、絵本や画用紙といったものを、「自分絵本、自分ノート」として、名前を書いて自分で持ってきてもらう。

そうすることで、物の貸し借りを覚えたり、片づけができたりといった、物に対する管理能力を育むことができる。

また、単に画用紙を1枚渡されるのではなく、「自分ノート」に絵や文字を書くことで、子どもたちは真剣に何を書こうかと考えるし、書いたものが溜っていけば自分だけの宝物になるというわけだ。

日常のささいなことではあるけれど、それが子どもたちの将来の姿に少なからず影響を与える、そうであれば、できる限りのことをしてあげたい。

りりぱっとの生活の中にはそんな思いから生まれたたくさんのアイデアが詰まっているように感じられた。

形に残る何かができるようになったということも大切だが、子どもたちの潜在意識の中に生きる力を授けてくれる、これが石井先生の考える「点から線への教育」だと思う。

 

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保活レポート:ドルフィンキッズランド②

2012-03-09 | 保活レポート

今回は三育法に関する、ドルフィンキッズランドでの取り組みを紹介していきたいと思う。

三育法とは、知育(あたま)、体育(からだ)、徳育(こころ)をバランスよく育む保育のことだ。

まず、知育では、2歳半以上の子どもたちには、週230分間の時間を設定して、遊びを通して読み書きなどを教えているそうで、机に向かい、イスに座り、エンピツを持つ姿に保護者の方々もとても喜んでいらっしゃるそうだ。

そして、その時間以外にも、オリジナル教材を活用した教育が行われている。

長谷川先生は、どんなことも積み重ねが重要だと考えていて、日本地図が描かれたパズルも、毎日同じ時間帯に繰り返し行うことで、1歳半の子でもできるようになるという。

また、数字を学ぶための教材としては、数字が記載された積み木が使われる。

この積み木は、積み木自体の大きさと数字の大きさとが比例していて、数の概念を視覚的に理解することができる。

これらを使って、足し算や引き算だけでなく、掛け算や割り算、分数まで学ぶことができるそうだ。

さらに、英語教育も取り入れられていて、英語の先生には毎日の保育にも入ってもらっているため、週2回の英語の学習の時間だけでなく、日常的に英語に触れられる環境になっている。

ここでも積み重ねが重視され、毎朝、何月何日何曜日というのを日本語と英語の両方で声に出すことで、3歳くらいでJanuaryFebruaryMondayTuesdayといった単語が出てくるようになるそうだ。

また、日常の生活の中で英語に親しめるようにすることで、stand up pleasewater pleaseといった言葉を子どもが自発的に使うようになるというのだから、英単語を特別な勉強として覚えることよりも、ずっと生きた英語が身に付いているといえるのではないだろうか。

次に、体育だが、ドルフィンキッズランドでは、天気の良い日はみんなでお散歩に行って思い切り体を動かすようにしている。

歩いて行ける範囲に5つもの公園があるそうで、子どもたちが存分に遊べる恵まれた環境にあるといえる。

最後に、徳育だが、この柱となるのは異年齢児保育である。

小さい子も大きい子も一緒に保育して、兄弟のように育てていくことで、尊敬の心と思いやりの心を育んでいく。

小さい子は大きい子を見て真似をしようとするので、1歳の子でもおまるに座りたがるし、おむつが取れるのも早いそうだ。

また、大きい子は小さい子たちに優しくできるようになり、ミルクを飲ませてあげたり、靴をはかせてあげたり、帽子をかぶらせてあげたりするようになる。

まだ自分のジャンパーのチャックを上げられない子が、小さい子を手伝ってあげようとする様子を見ると、とてもほのぼのとした気持ちになると話してくださった。

さて、最後に今後の園の目標を伺ったところ、待機児童であるかどうかに関わらず、選ばれる保育園を目指したいとのことであった。

というのも、現在はやはり保育料の違いなどもあって、認可園の入園が決まると自園を離れていってしまう子どもたちがいるそうだ。

園にいる子どもたちに深い愛情を注いでいる長谷川先生だからこそ、そんな時はとても寂しく感じるという。

子どもを持つ親から積極的に自園を選んでもらえるようにしたい、そのために、ドルフィンキッズランドだからこそできる、温かく家庭的な保育を続けていきたいそうだ。

子どもたちが安心して過ごすことができるこの優しい場所を、今後も大事にしてもらいたいと思う。

 

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保活レポート:ドルフィンキッズランド①

2012-03-08 | 保活レポート

「保活レポート」第3回は、鎌取の保育園「ドルフィンキッズランド」(http://hoikusho.jp/dolphinkids/)の長谷川郁代園長にお話を伺った。 

長谷川先生は、保育に携わってきたこれまでのご経験を踏まえ、自らが理想と考える保育を実践したいと考え、3年程前にこの保育園を開園された。

先生が理想と考える保育、それは子どもたち一人ひとりの個性に合った保育だという。

乳幼児期の子どもたちの繊細な心、その時々の気分を損なわないよう、頭ごなしに押し付けるような保育は行わない。

叱るときでも、ただダメなものはダメだと言ってしまうのではなく、なぜやってはいけないのかを説明し、その子がなぜそれをやってしまったのか、あるいは今何をやりたいと思っているのか、その一つ一つの感情に丁寧に耳を傾けていく、そんな保育を目指しているそうだ。

このような先生の理想の形は、まさに子ども目線の子ども中心の保育といえるだろう。

また、このような保育への取り組み姿勢を若い保育士の方々に伝え、育てていくことも目標だという。

若い先生たちが、時間に追われてしまうような保育を身に付けてしまわないように、じっくり見守りながら、そして自ら見本を見せることで考えを伝えていく。

長谷川先生は、自分がやってみせるのが一番効果的だし、職員との良好な関係を保つのにも適していると考えているため、ほとんど毎日保育の現場に参加しているそうで、保護者たちの中でもいつ休んでいるのだろうと噂になるほどだそうだ。

そして、もう一つ、園の広さにもこだわりがあり、保育室の面積当たりの定員数を一般的な保育園よりも少なく抑えている。

これは子どもたちにのびのびと過ごしてもらいたいというのはもちろんだが、職員にも心の余裕を持って働いてもらいたいという思いがあるそうだ。

このようなゆったりとした温かみのある運営方針のために、子どもたちも先生たちのことをお母さん、お父さんのように身近な存在に感じることができる。

実際、取材をしているときも、2歳くらいの子だろうか、思うままに園内を歩き回りながら、私の顔を覗きこんできたり、長谷川先生に抱っこをねだったりしている男の子がいた。

とてもリラックスしている様子だったが、聞いてみると、入園してまだ1週間程度なのだそうだ。

入園したばかりでも子どもたちが穏やかな気持ちで過ごせる環境を用意してくれている保育園だから、親としても安心してわが子を任せることができるのだと思う。

 

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保活レポート:キャンディ検見川園②

2012-02-22 | 保活レポート

キャンディ検見川園は、小児科内の保育園であることが最大の特徴といえる。

ただし、病児保育を行っているわけではないので、37.5度を超えるような発熱の場合には、子どもを預かることはできない。

それでは、他の保育園と比べてどのような利点があるのか、共働きのご家庭にとって特に気になるであろう点を伺ったので、ご紹介する。

保育中に高熱が出るなど子どもの具合が悪くなった場合、普通は何とか仕事の都合をつけて迎えに行き、時にはぐったりしていることもある子どもを、バタバタしながら診療時間に間に合うように病院に連れていくことも多いと思う。

キャンディ検見川園でも早めのお迎えをお願いすることには変わりはないが、併せて同じ建物内の石川小児科での診察を受けるかどうかを確認してくれる。

受診をお願いすれば、保育士さんが付き添ってくださり、石川先生の診察が受けられる(受診料や薬代は保育料の中に含まれているので追加の負担は生じない)。

そして、具合が悪くなってしまった子どものための別室で安静に過ごさせてもらい、石川先生の指示により、薬を飲ませてもらうこともできるので、早期の回復が期待できる。

月極で通っている子どもたちの全員が石川先生をかかりつけ医としているそうで、このような環境であれば、少し体調が悪いような日でも、子どもを保育園に預けることになる保護者の不安な気持ちが、いくらか和らぐのではないだろうか。

それから、キャンディ検見川園では病後児保育も行われている。

病後児保育は、病児保育とは異なり、病気は治っているものの、まだ本来の状態に戻っておらず、普通の保育メニューを受けるのが厳しい子どもを預かる保育である。

例えば、インフルエンザにかかった後でも、石川先生の診察を受けて他の子どもに影響がない程度に感染力が弱まっていると判断できれば、預かってもらうことができる。

この病後児保育については、普段は他の保育園に通っているご家庭からもお願いされることがあるそうで、これも子育て家庭にとって、とても助かるサービスだと思う。

さて、平賀先生に今後の園の目標を伺ったところ、施設を拡充して、定員を増やすことを検討されているそうだ。

というのも、キャンディ検見川園自体に待機児童が生じているような状況のため、これを解消していきたいと考えていらっしゃるという。

そして、施設を拡充しても、現在の小児科との連携が取れた保育は維持していく方針だ。

子どものかかりつけ医がいつも傍にいて、救急車を呼ぶよりも早く、子どもたちに最善の処置を施してくれる、こんな安心感のある保育園を利用できる子どもが一人でも増えることは、とても素晴らしいことだと思う。

 

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