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園コミ

育児が趣味の公認会計士・税理士のブログです。
保育園の情報など子育て家庭に役立つことをご紹介しています。

保活レポート:キャンディ検見川園①

2012-02-21 | 保活レポート

「保活レポート」第2回は、新検見川の保育園「キャンディ検見川園」(http://www.kidslink.jp/candy-kemigawa/)の平賀淳園長にお話を伺った。

1回から随分と間が空いてしまったが、ようやく第2回を掲載できることになり、お忙しい中お時間を割いてくださった平賀先生に感謝したい。

さて、キャンディ検見川園は、JR総武線新検見川駅から徒歩3分と、非常に便利な場所にある。

外観は大きく立派な一軒家といった感じで、1階が小児科、2階が保育ルームとなっている。

開園したのは3年ほど前で、この小児科の医師である石川先生が、当時空きスペースとなっていた2階部分を保育ルームとして活用することを思い付いたのがきっかけだったそうだ。

そして、石川先生が共通の趣味を持つ友人であった平賀先生に園長となることを打診したところ、それまでは保育の業界に縁があったわけではない平賀先生は当然に迷いはしたが、少子化、少子化と言われる中でも増え続けている待機児童、この問題の解決に少しでも貢献できるのならと、引き受けることを決められたという。

とはいえ、それからのご苦労は想像に難くない。

保育所保育指針の読み込みから始めて、保育園の立ち上げに伴う書類の作成、監査の対応などをお一人でこなされ、また、認可保育園での豊富な経験を持つベテラン保育士の方の協力も得て、定員いっぱいに子どもたちの集まる、人気の保育園を創り上げた。

キャンディ検見川園の保育方針は「元気にのびのびと遊ぶ子」であり、保育目標は①丈夫で健康な身体②やさしく、思いやりのある子、となっている。

「元気」、「丈夫」、「健康」といった言葉が並んでいるのは、やはり小児科内にある保育園といったところだろう。

このような元気な子どもを育てるため、天気の良い日は午前も午後も散歩に行くし、夏にはベランダでプール遊びをするだけでなく、ほとんど毎日のように稲毛海岸や香澄公園まで出掛けて水遊びをするというのだから、子どもたちがのびのびと過ごしている様子が十分に伝わってくる。

ところで、平賀先生に実際の保育現場に立たれた感想を伺うと、即座に「楽しいですよ」と、本当に気持ちの良い回答が返ってきた。

続けて、「子どもたちは、嬉しいことにも嫌なことにもとても素直な反応を見せる。だからこそ、こちらは自分の言動には十分に気を付けなければいけないと思う一方、その純真さにパワーをもらうことも多いんですよ」そう言って顔をほころばせる姿に、平賀先生のあたたかい人柄が感じられた。

 

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保活レポート:weepee(ウィーピー)幕張本郷③

2011-12-09 | 保活レポート

weepeeの保育には海外のプログラムが取り入れられているというお話をした。

海外のプログラムというと、今の保護者たちにとって、英語教育も含まれるのかという点は、気になるところではないだろうか。

weepeeでは、一週間に1度外国人の先生が保育に参加する機会が設けられていて、それを目当てに一時保育をお願いされることもあるほど関心は高い。

本明先生は外国人の先生に参加してもらう意義を次のように考えている。

小さいうちから遊びを通じて外国人の先生と触れ合う中で、目の色、髪の色、言葉の違いはあっても同じ人間だという認識を持つことが、人見知りの克服につながったり、他国の人とも堂々とコミュニケーションが取れたりすることにつながる。

また、外国の文化との触れ合い、例えば保育園でサンクスギビングのインディアンヘッドバンドを作ったという思い出、これが、将来そこに込められた開拓民のインディアンに対する感謝という意味を知った時に、再び蘇って深い理解につながるといったことも期待しているという。

こういった側面とともに、しっかり英会話を身に付けさせたいという場合には、英語のスクールも併設されている。

幼い子どもの脳は英語を学ぶのに適しているという意見もあれば、日本語との混乱が生じるといった意見もあり、考え方は様々だと思う。

ただ、国籍を超えていろいろな人と関わることは、子どもの好奇心を育てることには一役買うだろうし、幼いころに覚えた英単語が、将来英語を学ぶ楽しみを感じるきっかけになる可能性はゼロではないと言えるのではないだろうか。

nice to meet you」という言葉を知らない人は少ないと思うが、初めて会った外国の人にも気おくれせずに挨拶できるような大人になってもらいたい。

自分が卒園させた子どもたちが、イメージする力、アイデアを生み出す力を身に付けて、世界で戦っていける人間になっている姿を見たい、それが、本明先生の夢だという。

認可保育園に勤めていたころ卒園させた今度成人式を迎える子どもたちと、タイムカプセルを掘り出すという約束もあって、近いうちに会うそうだ。

この子どもたちは保護者も含めずっと交流が続いているそうで、このこと自体、本明先生がクラスをまとめてきた結果だと思う。

子どもたちの未来のために本気で取り組んでくれる先生、そんな印象を強く感じたインタビューであった。

 

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保活レポート:weepee(ウィーピー)幕張本郷②

2011-12-08 | 保活レポート

本明先生が最初に保育士として活躍し始めたのは、認可の保育園で、そこで10年間勤められている。

たくさんのペーパーワークや会議も複数こなす多忙な日々で、このままだと自分が目指す、子どもたちの内面まで深くケアする保育ができなくなってしまうかもしれない、という不安を感じていたそうだ。

そんな中、当時国際交流の班長の役割も担っていた関係で、外国の人たちのおおらかな人柄、愛情表現の豊かさに触れるにつれ、海外での子育て・保育を学びたいという気持ちに駆られる。

そして、意を決して職場を辞め、カナダに渡り、3か月間、ボランティアとして、小学校、幼稚園、教会などで海外での子育て・保育を体感する。

外国の全てがそうというわけではないだろうが、本明先生が経験した世界は、時間がゆっくりと流れ、父親も母親もまさに子ども中心の生活を送っていたという。

例えば、会社の管理職の男性が、ある日、夕方16時に帰宅を申し出る。

理由を聞いてみると、息子を少年野球に連れて行くためだったそうだ。

また、カナダの親たちは、他人の前で自分の子どもを褒めることが多いのにも、文化の違いを感じた。

人前で褒めてもらえることで、子どもは認められていると感じ、自信につながる。

日本の親はつい謙遜(?)してしまいがちだが、それを聞いた子どもが自分に恥ずかしさを感じて引っ込み思案になってしまうとしたら、少し考えた方がいいと思う。

日本で頻繁に自分の子どもを褒めるというのは受け入れられにくいところもあるが、このような認識を共有した親しい家族同士では、意識して変えてみるのも良いのではないだろうか。

さて、本明先生は、日本に戻った後も、さらに、海外のプログラムを学ぶためのセミナーに通って知識を深め、やがてweepeeの施設長として、その経験・知識を発揮できる機会に巡り合う。

この海外のプログラムの内容を私が正確にお伝えすることは難しいが、少し紹介すると、まず、将来のビジネスマンになるためのカリキュラムという考え方が根本になっているそうだ。

これは保育園の日常の生活の一つ一つが、その子どもの将来にどのような影響を与えるかといった未来志向を表したもので、ビジネスマンというのは未来を示す言い回しの一つであり、保育者の方が自信を持って保育に取り組むための目安ということもできる。

また、子ども自らがやりたい遊びを選ぶといった意思決定能力、おもちゃの取り合いなどが生じた時に、保育者が一方的に決めつけるのではなく、子どもたちが考え話し合うといった問題解決能力を磨くという点にも特徴がある。

海外のプログラムというと、日本の他の保育園で身に付くような基本的なことがおろそかになってしまうのではと、心配する方もいらっしゃるかもしれない。

しかし、weepeeでは、保育所保育指針の定める発達過程に応じた成長が認められるかという点は、きちんとフォローしているし、千葉市内の認可保育所と同様の研修を受講して研鑽にも努めている。

未来志向の海外カリキュラムと、保育所保育指針に従った現時点での着実な成長、この両方をバランスよく組み合わせた保育こそが、本明先生の目指す保育だといえる。

 

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保活レポート:weepee(ウィーピー)幕張本郷①

2011-12-07 | 保活レポート

「保活レポート」記念すべき第1回は、幕張本郷の保育園「weepee幕張本郷」(http://www.weepee.jp/makuhari.html)の施設長である本明日出紀先生からお話しを聞けることになった。 

なぜ、この保育園が最初になったかというと、実はうちの子どもがお世話になっている保育園だからである。

まずは身近な方のご厚意に甘えるという安易なやり方ではあったが、こちらの唐突なお願いにも関わらず快諾くださり、感謝、感謝である。

お迎えの時間に合わせて保育園を訪れ、子どもを連れて帰るのは妻に任せて、私は保育室に入れてもらった。

こんなにたくさんの子どもたちがいる状態で保育室の中に入らせてもらうのは初めてであったが、子どもたちの歓迎ぶりにまず驚かされた。

「優奈ちゃんのお父さんなの?」と次々と子どもたちから声を掛けられ、私の膝に抱きついてくる子どもたちもいる。

よい保育が行われている園では、子どもたちの気持ちも安定し、活発になり、お客さんにかけよってくるなど好奇心も育まれるというが、まさにそういう状態だと感じた。

わが子のためによい保育園を選べて良かったという安堵感と、このような園を創っている先生からどのようなお話が聞けるのかという期待感を胸に、奥の部屋へと通してもらい、いよいよインタビュー開始である。

こちらとしては、まず、自園のPRをしていただいて・・・と考えていたわけだが、本明先生が最初に語り始めたのは、現在の園便りの改善策についてであった。

weepeeでは、保護者とのコミュニケーションの手段として連絡票というものを用意していて、保護者はこれを通して子どもの毎日の様子を知ることができる。

この保育園の先生が書いてくださる日々の報告を楽しみにしている保護者は多いと思うし、その内容によって保育園への信頼度は大きく変わってくるのではないだろうか。

園便りというのは、この連絡票と一緒に時々渡される園からのお知らせで、例えば親子遠足といった行事の日程などが書いてあるものだ。

本明先生は従来事務連絡的な役割がメインだったこの園便りに、さらなる工夫をしたいそうだ。

具体的には、それぞれの年齢ごとの発達段階における子どもの特徴、特有の行動の持つ意味といったことを保護者に伝えるための手段としても活用するということだ。

このような情報を随時共有することで、保護者が、なぜうちの子だけがこういう行動を取ってしまうのかといったことで悩むことも減るし、保育園で起こった出来事についても理解が得られやすくなると考えているそうだ。

ところで、なぜ、最初にこの話になったかというと、先日そのような内容の研修を受けたばかりだそうで、早速取り組もうと考えていたからということのようだ。

自園を良くするために、思い付いたことに夢中で取り組む、そういったまじめで真っ直ぐな性格が、とても好感の持てる方だと思う。

 

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保活レポート

2011-12-06 | 保活レポート

「保活」という言葉が一般化してきた。

「保活」とは、子どもを保育園に入れるために行う活動のことで、子育て家庭にとっては、これがうまくいくかどうかによって、自分たちの思い描く生活スタイルを実現できるかどうかに大きな影響を与える。

そして何よりわが子の大事な乳幼児期を過ごす場を選ぶわけだから、非常に重要な課題といえる。

「保活」のメインとなるのは、情報収集で、一つは保育園に優先的に入るための自治体ごとの基準を調べることで、もう一つは認可、認可外含め、入園を希望する保育園の情報を集めることに奮闘することになる。

このブログで主に取り上げているのは、後者の保育園の情報という点で、今は多くの保育園が自園のHPを開設しているので、それを見れば概括的な情報は入手できる。

ただ、その中である程度候補を絞ることができれば、その後はやはり見学に行って、直に様子を見ることは欠かせないと思う。

これから保活を始めるという人にとっては、見学に行った際に確認するポイントや、質問する事項を整理するのも簡単ではないと思うが、一般的には以下のような項目が挙げられるだろう。

・年齢ごとの定員と空き状況

・保育時間、延長保育の有無

・保育する人の人数、資格や経験の有無

・施設・園庭の広さや、陽あたり・風通しの良さ

・給食やおやつの献立内容や安全性へのこだわり

・年間の行事にどのようなものがあるか、親が参加するものがあるか

・認可外であれば保育料金、認可の場合でも制服代など別途かかる費用の有無

誰もが思いつくであろう「保育の方針」というのを、上記の中に含めなかったのは、私はこれが最も重要だと思うし、ぜひ強調したかったからだ。

そんなこと言われなくても聞くに決まっていると思うかもしれないが、私の経験では保育園の見学に行って「保育の方針」について、園長先生などそれを園全体に浸透させる役割を担う方から詳細にお話を聞く機会が得られないケースは少なくない。

望めば可能なのかもしれないが、見学の時はだいたい施設を巡りながら担当の先生に単発的な質問をするくらいなので、異年齢児保育をやっているとか、外遊びの時間はどれくらいかといったことが聞ける程度である。

理想を言えば、候補とした全ての保育園の責任者の方から、保育の方針、保育にかける思いなどをじっくりと聞いて、その方の人柄まで感じたうえで、自分たちの子育て観と一致する保育園を選ぶべきだと思う。

また、既に保活を終えて子どもを保育園に通わせている方も、園長先生と腰を据えて話をする機会を設けると、きっとより大きな信頼関係の構築につながるのではないかと思う。

今後このブログでは、私がいろいろな保育園の先生方から伺った、理想とし目指していらっしゃる保育の在り方や、子どもに対する熱い思いなどを紹介していきたいと思う。

この「保活レポート」が、子育て家庭にとって、保育園選びの参考になり、あるいは日々の子育てのヒントになるとともに、保育園の存在意義の深さが社会的に改めて見直されるということに、少しでも貢献できれば幸いである。

なお、このレポートの文体は、このブログの他の記事と異なっているが、筆者が違うというわけではなく、保育園の先生方の熱い思いをそのまま表現しやすい文体としているので、ご了承いだきたい。

  

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