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保活レポート:りりぱっと①

2012-03-13 | 保活レポート

「保活レポート」第4回は、津田沼の保育園「りりぱっと」(http://www.i-lilliput.com/)の石井大輔先生にお話を伺った。

りりぱっとの特徴は、子どもたちが小学生、中学生、大人になった時にどんな人間になっているか、どんな人間になって欲しいかというビジョンを持った保育を掲げていることだといえる。

そして、そのような保育を実践するためのキーワードとなるのが、「点から線への教育」である。

「点から線への教育」ということの意味だが、例えばスポーツの世界、日本では中学校3年間や高校3年間で子どもたちの能力を高めることに重きが置かれる傾向があるが、将来、世界で活躍できるような選手を育てるためには、小学校くらいから個々の能力に併せた指導を行い、長い目で見て計画的に育成していくことが大事になってくる。

これは学校教育でも同様で、幼稚園、小学校、中学校と縦割りで分断された教育ではなく、それぞれに連続性を持った教育が行われることが必要だ。

それでは、りりぱっとでは具体的にどのような取り組みが行われているのだろうか。

石井先生は、これについて、カリキュラムとしてこれもこれもやっていますということよりも、保育士一人ひとりがどういう意識を持って日頃接することができているかが重要だと考えている。

子どもたちが社会人になったとき、大人になって親になったとき、どんな風になっているかをイメージし、協調性、社会性、自己管理能力といった生きるために必要となる力を身に付けられるようにすることに力を入れている。

りりぱっとの取り組みの一例を挙げると、「自分絵本、自分ノート」というものがある。

通常は園で用意されることが多い、絵本や画用紙といったものを、「自分絵本、自分ノート」として、名前を書いて自分で持ってきてもらう。

そうすることで、物の貸し借りを覚えたり、片づけができたりといった、物に対する管理能力を育むことができる。

また、単に画用紙を1枚渡されるのではなく、「自分ノート」に絵や文字を書くことで、子どもたちは真剣に何を書こうかと考えるし、書いたものが溜っていけば自分だけの宝物になるというわけだ。

日常のささいなことではあるけれど、それが子どもたちの将来の姿に少なからず影響を与える、そうであれば、できる限りのことをしてあげたい。

りりぱっとの生活の中にはそんな思いから生まれたたくさんのアイデアが詰まっているように感じられた。

形に残る何かができるようになったということも大切だが、子どもたちの潜在意識の中に生きる力を授けてくれる、これが石井先生の考える「点から線への教育」だと思う。

 

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