松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

手染メ屋さんの「赤白橡(あかしろつるばみ)」挑戦がTVで

2010-05-01 04:50:07 | 販売奮闘日記
今日はお知らせです。京都の草木染職人「手染メ屋」さんによる京人形の着物の生地を染める様子が関西地域でTV放映されるとのことです。

着物の生地の色は「赤白橡(あかしろのつるばみ)」。

この辞書によると赤白橡は禁色の7色に含まれており、平安時代、主に上皇が着用した禁色とのことです。

色はうすい黄みの赤。櫨の芯材の黄色に茜の赤を染め重ねた色だそうです。橡という字は「くぬぎ」と呼びますが、この赤白橡に橡は使われてないってのが不思議ですね。


これを見ると画面上では、単に黄色がかったピンクなんですがね、おそらく実際に見ると、とても美しくて微妙な色合いなんじゃないかなぁと想像しています。

手染メ屋さんは以前にも関西系のTVLIFE~夢のカタチという番組に出演しており、戦国時代の陣羽織の染め「猩々緋」という赤色に挑戦しました。ラックカイガラムシの巣という、なんか聞いただけでもレアすぎる素材で染めたんですって。小早川秀秋が着ていたという「猩々緋」は、まさしく戦場に赴くためのアドレナリン全開の色みたいで、私もぜひ一度、生で見たいものです。土曜の朝放送という時間に関わらず、大変反響があった模様です。

で、今回の「赤白橡」は「猩々緋」とは対照的に、赤は赤でも薄いベールに包まれた上品さの中に、ただならぬ権謀述数をはらんだ色のような…。

5月7日(金)関西テレビ 9時55分~「よーいドン」という番組の「発見関西ワーカー」というコーナーです。

九州では見られないんで残念ですが、関西系の方はぜひ見て下さいね。他の地方の方は手染メ屋さんのブログ報告を待ちましょう。

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