松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

8月26日(金)のつぶやき

2011-08-27 02:26:26 | 販売奮闘日記
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22:49 from ついっぷる/twipple
高島野十郎の里帰り展が終わったので、この際、言えなかったことを言っておこうと思う。あれは「絵」なんだから、誰にも断定はできないだろうけど、野十郎氏の細部まで描いた写実画だからこそ、言える。あの野十郎のろうそくは、櫨の和ろうそくじゃない。 #hazerou #kurume
22:49 from ついっぷる/twipple
そもそも芯を見れば一目瞭然。細い糸芯を描いているから。糸芯で作った櫨の和ろうそくをお目にかかったこともないし、あるとも思えない。糸芯だと手がけもできないしさ。 #hazerou #kurume
22:51 from ついっぷる/twipple
和ろうそくじゃない理由は他にもある。蝋の色が白っぽくて少し透明がかっている。他の蝋については詳しくないので断定はしないが、私たちになじみ深い普通のパラフィン蝋の透明感がある。 #hazerou #kurume
22:52 from ついっぷる/twipple
もう一つ。炎の描き方だ。曲線の細かいメラメラした炎は、どちらかといえばパラフィンろうそくの燃え方に近い。櫨蝋はもっとダイナミックに大きな曲線を描いて炎が揺れる。櫨のろうそくを「揺らめく和ろうそく」と呼ぶ所以だ。 #kurume #hazerou
22:53 from ついっぷる/twipple
今のパラフィンろうそくが、野十郎のろうそくのような燃え方をするかといえばNoだ。今のパラフィンろうそくは、コストパフォーマンスがよいように、できるだけ炎が小さく一定するように技術革新を行った結果だ。昔は違ってたのではないかと推測している。 #hazerou #kurume
22:54 from ついっぷる/twipple
さらにもう一つ。櫨蝋は江戸時代に各藩の財政を支え明治時代になってもお金になる商品だった。いわば旧世界をしきるゴージャスさの象徴。だから、清貧な画家の道を選んだ野十郎とは、実のところそぐわない。 #hazerou #kurume
22:54 from ついっぷる/twipple
野十郎のろうそくは櫨の和ろうそくじゃない。ところが野十郎のろうそくの絵と、和ろうそくを重ね合わせる人が多いのはなぜか。私は「菜の花」にヒントがあるような気がする。 #kurume #hazerou
22:54 from ついっぷる/twipple
野十郎の描いた「菜の花」を見て、久留米の人間は筑後川の菜の花を思い起こす。たとえ絵を描いた当時、久留米にいなかったことはわかっていても。頭の中に筑後川の菜の花の景色があったのではないかと思ってしまう。 #hazerou #kurume
22:56 from ついっぷる/twipple
野十郎は醸造家の生まれで姉の嫁ぎ先は櫨蝋屋。金持ちだから小さい頃から櫨ろうそくは見慣れている。野十郎はパラフィンろうそくを見て描いていたのに、その頭の中のイメージには幼い頃からの和ろうそくがあったのではないかと思われてならない。 #kurume #hazerou
22:58 from ついっぷる/twipple
野十郎の絵は、菜の花に筑後川の景色が込められ、ろうそくに櫨の和ろうそくの炎が込められているのではないか。そんなことをつらつら思わせる野十郎の絵の奥深さに、人々は魅せられるのかもしれない。 #hazerou #kurume
23:54 from Togetter
「野十郎のろうそく」をトゥギャりました。 http://t.co/Sq1b3ug
by elstere on Twitter

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1 コメント

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高島野十郎のこと (下川廣喜)
2011-08-29 08:27:19
高島野十郎の「絵」についての 呟き
 櫨蝋の専門家らしく「蝋燭」の 核心をついた呟きと思います。
 何事も 本物は その道の人でないと、見きれなし、言えないし、書けない、と思います。
 かれの「絵」 私の見る目は「写実画」であって「絵」ではない。青木、坂本氏等の絵で「肖像画」以外は「創作」「画家の想いが込められている」。唯単なる「写」は絵ではない。
 私は絵の「その道の人」ではありませんので申し添えます。

 
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