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松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

穂木採り やり直し

2008-03-14 22:28:45 | 復活奮闘日記
こないだ接ぎ木用の松山櫨の穂木採りに行ったら、
二本枯れていたうえ、元気のない枝を採ってきてしまい、
大崎農園さんにダメだしをくらってから数日後、
もう一度穂木採りに挑戦しました。

今度は高い枝付近のものを、以前使った高枝切りばさみでチョキンと切りました。
実がついてるのも切りました。(上画像)
今度こそ大丈夫だと思って、上機嫌になって持って行くと…

「ダメ。できん!」
枝を見るなりダメだしです。
なんだよぉ。思わずムッとする私です。

「実がついとうとやら、いかんて言うたやないか。こげなんとはいかん!」

そういえば、実がついている枝は接ぎ穂には適さないと一年前に教えられたような…。
一年経ってみたら、そんなことすっかり忘れていたのです。
また、やっちまった。
再び採りに行かなくちゃいけないと思うと、自分のドジぶりにアタマがクラクラしてきました。

しかし大崎さんが念入りに枝をチェックすると、どうにか使える枝もあったようです。


「ふん、ま、このヘンならいいやろうな。」
少し多めに採ってきたのが幸いしたのか、なんとかOKみたいです。やれやれ。

ところが切り口に濡れた新聞紙を巻こうとしたら、
「いらんこつしたらいかんて!」と止める大崎さん。
「なんでですか?乾かないように、こうしなくちゃいかんて言う人もいますよ。」
「ば~かじゃん。ばーか。ばかがすると。」
「……。」
「そげなこつするけん、うまく接がらんっちゃん。素人やん。」

実際には切り口を保湿する人の活着率もそう悪くないとのことです。
もっとその話を掘り下げて聞きたかったんですが、
「ばか」三連発で聞く気をなくしました。
もっと他の植木職人に聞くことにしようっと。

大崎さんはスタスタと接ぎ穂を持って、そのまま奥の保管庫に行きました。

あとには実がついた枝が残されたので、家の花瓶に飾ることにしました。
とにかくこれで穂木採りは完了です。

4月になったら、忘れないように大崎さんをせっついて接ぎ木をしてもらわなくては。
今年もうまく接げますように。

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