松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

三重で点滴の事件

2008-06-13 23:01:42 | ニュース
三重県の病院で点滴の作り置きをしたため、患者の血液から細菌が出た事件がありました。

----以下引用---------

点滴毎朝作り置き、血液から細菌 院内感染の疑い強まる
2008年6月12日

三重県伊賀市の診療所「谷本整形」で点滴を受けた患者が相次いで体調を崩して1人が死亡した問題で、同診療所が毎朝、午前中に使う点滴を10パック単位で作り置きしていたことが11日、同県の調べでわかった。多い時は30パックを作り、残った分は次回の診察日に回すなど作り置きは常態化していた。県警は点滴にからんだ院内感染との見方を強め、業務上過失致死傷の疑いで捜査している。

 県によると、同診療所は鎮痛薬とビタミン剤を組み合わせて点滴に使っていたが、8人の看護師のうち、特定の看護師ではなく、パックが足りなくなっているのに気づいた複数の看護師が調合していた。

 谷本広道院長は11日午前、記者団に対し、30歳代の女性看護師が「院長の指示に反して点滴を作り置きしていた」と申し出たと説明していた。

 また、伊賀保健所が9日に同診療所で調査した際、看護師は「10パックぐらい朝に作るが、忙しいのですぐになくなる。今日はもうない」と説明したが、10日に調査した保健所職員が、診療所の医療廃棄物用のごみ箱のようなものから未使用の8パックを回収していたことも分かった。

 県警は11日、死亡した市川満智子さん(73)の遺体を司法解剖した。死亡推定時刻は10日未明と分かったが、死因はわからなかった。点滴パックの保管状況などが適正でなかった疑いもあるとみて診療所側から事情を聴いている。

     ◇

 谷本整形で点滴を受け、相次いで体調を崩した患者を受け入れた2病院が11日、複数の患者の血液から細菌が発見されたことを明らかにした。

 岡波総合病院の猪木達院長によると、入院した5人のうち1人からグラム陰性桿(かん)菌が検出された。8人が入院する上野総合市民病院も会見し、「複数の患者から菌を検出した」と述べ、細菌の特定を急いでいるという。

 国立感染症研究所の荒川宜親・細菌第二部長によると、グラム陰性桿菌は、自然環境に存在する常在菌で、このうち、緑膿(りょくのう)菌やセラチア菌などは院内感染の原因となる場合がある。強力な毒素を排出するため、血液に入ると、健康な人でも高熱や命にかかわる低血圧を起こす。腎臓や肝臓の機能が弱り、多臓器不全などで亡くなることもあるという。白血球数が極端に減少し、敗血症を引き起こす場合もある。

 県などによると、11日に新たに5人の入院がわかり、谷本整形で点滴を受けた後に容体が悪化したことが確認された患者は計19人になった。アサヒコム

------引用おわり---------

私は点滴ってのは、どこかの無菌施設で点滴専門の業者が作ってるんだと思ってました。
そしたら看護師さんたちが診察室の裏で、大鍋をかきまぜて?
毎朝せっせと作っていたわけですね。

考えてみたら、病院はいろんな菌があるわけですから、
よほど注意していないとこうした事件は今後も起こるのではないでしょうか。
点滴打つのも命がけですね。

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