Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

こんなのってないよー!!

2007-05-13 | クモガタ類




 脱皮から何十時間か経過し、そろそろ体も固まった頃合かなと判断したので、改めてブラジリアンブラックを観察してみる事にした。
う~む、流石は脱皮直後!惚れ惚れするほど見事な毛並みだ。





 前回の脱皮はあまりサイズは変わっていない印象だったが、今回の脱皮ではかなりサイズアップしたように窺える。
特に、歩脚がスラリと細長くなったので、全体の雰囲気がガラリと変わった。やはり人間が感じるクモの大きさは、体長よりもレッグスパンに左右されるという事だろうか。





 …………。






 変わったのは脚の長さだけではない。
触脚の先端や、第一脚の脛節にもカッコいいパーツがくっついたよ!





 ………………。






 うん…間違いないね。





コイツ雄になりやがった(つД`)







 全体的な雰囲気を見たときは「ハハ、まさかな…」と思ったが、移精針とセックスフックを見つけたときは流石に現実を受け入れるしかなかった。
小さいサイズから手塩を掛けて育てた個体が雄になるってのは、やっぱり凹みますな…。




ハイペース脱衣

2007-05-12 | クモガタ類



 ブラジリアンブラックが脱皮した。
以前脱皮した日は2月13日だったので、脱皮の間隔は3ヶ月くらいという事になる。
既にコイツは結構なサイズに成長しているのだが、この期に及んでまだまだ脱皮頻度が高いようだ。流石は大型種といった所だろうか。





 それにしても、前回の脱皮からまだ3ヶ月しか経っていなかったのか…。私の感覚ではもっと前の出来事のように思えるのだが、結構アテにならないものだ。
こんなふうにブログ書いてなきゃ気付かなかったなぁ。



地球産エイリアン

2007-05-10 | クモガタ類



 『NASAが隕石の中から宇宙生物を発見!!』などと言って一般人にこの蟲の画像を見せたら、状況によっては信じてしまう人も居るのではないだろうか。そうでなくても、この蟲はパンスペルミア説を思わず支持したくなりそうなフォルムをしている。

 正直言ってコイツのビジュアルは、「日本には生息していないから、日本人にとっては馴染みが薄い」などと言って片付けられるようなレベルではないと思う。
現に、私はこの生き物を初めて知った時、何よりもまず我が目を疑ったのを憶えている。
そしてその直後、私はこの得体の知れない怪生物を生み出した"進化の妙"に、賛美と感謝のディンドンを高らかに鳴らしたのだった…!





 …まぁ、大げさな前置きはこのくらいにして、今日は初のタランチュラ以外のクモガタ類、ウデムシさんを紹介します。






 この個体は先月初めに購入したばかり。
当初はまたポエキロでも追加しようと思ってショップに足を運んだのだが、ちょうど比較的状態のいいウデムシがセール品として並んでいたので、ついついこっちを買ってしまった。






 残念ながら右の第一脚が折れてしまっているのだが、それを除けば完品と言ってよいクオリティ。この触覚も、脱皮する事があれば元に戻るだろう。






 結構大型なのだが、ショップの店長さんによると、コイツは大型種として出回る頻度の高い「タンザニアバンデッド」とはまた別の種であるとの事だった。






 長きに渡って明確な飼育法が確立されていないとされてきたウデムシだが、ウチではショップでストックされていた状況を参考にしている。このまま長期飼育が可能かどうかは分からないが、とりあえず現状では問題無く飼えているようだ。
 今のところはあまり自主的に餌を捕獲する仕草を見せないので、コオロギなどをピンセットで目の前に近付けてやる事で給餌をしている。一度餌に喰らい付けばそのまま貪欲に餌を啜り続けるのだが、やはりいつかは自分から餌を捕らえる瞬間を目撃してみたいものだ。





春の足音

2007-05-08 | ボア・パイソン




 爽やかな鶯の鳴き声、芽吹く桜の蕾、吹き抜ける春一番、忌まわしき花粉の猛襲…etc。
人に春の到来を感じさせる出来事は多々あれど、我々ハチュ飼いが春の足音を感じるイベントといえば、ボールパイソンが絶食期を抜ける瞬間が挙げられるだろう。





 今年の場合は3月上旬からマウスを呑み始めた。
本来コイツは結構食欲が旺盛な個体で、5月になった現在に至っても、まるで冬の間に食べられなかった分を補うようにアダルトLを爆食している。とりあえず、飼育者としては一安心だ。



 ヘビ飼育は給餌シーンを観察できてナンボのもの。ヘビが自発的に餌を食ってくれるという状況は、やはり気持ちがいいものである。




Elevenses Laboratory流、コオロギストック法

2007-05-06 | ペット徒然




①ケースの片側に餌(ウチの場合はテトラフィン)をサラサラと敷く。



②買ってきたコオロギをプラケの中に放す。



③コオロギを入れてあった紙袋や、その中に入っていた新聞紙を適当に破いて丸め、ケース内の『餌を撒いた側』に積み重ねるように置く。



④2センチ位の台をケースの『餌を撒いた側』の下に置き、ケース内に緩やかな高低差をつける。



⑤ケース内の『餌を撒いてない方』のスペースに、コオロギが溺れない程度の水を張る。



⑥餌や水が無くなったら追加する。ついでに霧吹きで湿度を保つ。ケース底面が糞で汚れてきた場合は、紙とコオロギだけを選り抜いて他のケースにササッと移してしまえばよい。






 以上。
繁殖させたり、長期に渡ってストックする必要が無い時は、恐らくこのスタイルが最も手っ取り早くて楽な手段ではないだろうか。
宜しければ、皆様も是非お試しあれ。