Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

やめられない止まらない

2007-08-31 | クモガタ類
先日、ポエキロを二匹追加。
ここ半年ほどで、ウチのタランチュラのラインナップは随分と偏りだした気がする。いつの間にか半分以上がツリースパイダーだもんなぁ…。




フリンジドオーナメンタル

それほど珍しいわけではないけれど、それでも欲しい時にはなかなか居ないポエ。
現在はまだ小指の先ほどの大きさだが、自分と同じサイズのデュビアを果敢に襲って食べている。ポエキロはパワーフィーディングが有効な上に脱皮と共に結構色彩が変わる属なんで、やはりこのサイズから飼い始めるのがベストだろう。これからどんな具合に黄色が乗っていくのか、今から非常に楽しみである。


…というか、こうやって改めて写真で見てみると、既にオルナータらしい雰囲気が出てるなぁ。







マイソールオーナメンタル

ポエキロは小さいうちから育てるのがベスト…とか言っておきながら、コイツは既に結構育ってますw
まぁ、育っちゃってたもんは仕方ないよ。今更小さくなれとも言えないし。これはこれで、育ててくれたブリーダーだか、カルナータカの大自然だかに感謝しておくとしよう。

で、この個体の雌雄だけど…なにぶんストリアータを飼うのは初めてなんで、現段階で確かなことは何も言えない。でもまぁ、雰囲気はメスっぽい感じしてるし、割と期待はしていたりする(^-^)
















というか、むしろメスでなきゃ困るんだけどね。
実を言うと、この前のビッグボルケーノで買ったフォルモーサがオスっぽくなってきたんだよな…。何かもう、これ以上タランチュラに連続してオスになられると、正直私の精神は持たないかもしれない。具体的に言うと、メタリカに踏み出す勇気がいよいよ滅失してしまうだろうw



頼む、ストリアータよ。私の中に僅かに残った『信じる心』を、どうか失わせないでおくれ…。






8月の月報

2007-08-28 | クモガタ類
もはや毎月の定例報告となりつつある、タランチュラの脱皮状況。









もの凄く久しぶりにチリコモが脱皮。

どのくらい久しぶりかというと、以前脱皮した時期が全く思い出せないくらい久しぶり。正直、あまりにも久しぶり過ぎて、このクモが脱皮する事自体を忘れかけていたくらいだw




で、今はというと…ご覧の通りの美しさですよ。
脱皮前とはまるで別物。このクモが問答無用の美種であるという事実も、今回の脱皮で思い出すことが出来た。



まぁ、ちょいと写真が過露光気味ですが…(;^^)









くるぎー


オスになった。





最近になって精子網をいじってる姿を確認。

しかし残念だったな。オマエに嫁を用意してやる予定は今のところねぇぜ。
嫁が用意出来るんなら、始めからそっちを買ってるわけだからな。











以上、今月のタラ脱皮状況でした。

他にもレガリス2号やらペルビアンピンクトゥーやらが脱皮したけど、あんまり変り映えしなかったんで割愛。まぁ、これだけ色々飼ってれば、常に何かしらが脱皮時期に突入してたりするんだけどねぇ。この記事書いてる今でさえ、サレムさんが裏返しになってるくらいだもの。





土に眠る白磁

2007-08-21 | ナミヘビ科
エナメルの肌をもつ白銀の美蛇、
アリゾナエレガンス様のお食事風景で御座います。






ウチのネズミ喰いのヘビ達は、まだまだベビーのプエブランミルク、シシバナ、そして新入りのスジオを除いて皆そこそこ大きいので、結果的に与えるマウスのサイズも二極化してくる。
具体的に言うと、我が家にはアダルトL~リタイアくらいのマウスと、ベビー&肉食蟲用のピンクLの2サイズがストックされている。

そんな中、アダルトマウスを呑み込むほど大きくもなく、かといってピンクマウスだけで腹を満たせるほど小さくもない、中途半端且つやんごとなき身分のネズミ喰いが唯一匹。何を隠そう、それがこのお方なのであった。






んで、今回の写真で何が言いたいかというと、そんなエレガンス様がヒナウズラを食ってくれて本当に助かっている。まぁ、グロッシースネークはもともと食性の幅が広いヘビなんだけど、それでも飼育下でどんな物を食べるか…っていうと話が別だもんなぁ。勿論、その食性の幅と栄養バランスを考慮して、ピンクLも週に何匹か与えているけど。






もう何度でも書いちゃうけど、グロッシーは本当に良いヘビだと思う。美麗、強健、エサ喰い良好と、見事に三拍子揃っておりますよ。
恐らく唯一の欠点としてハンドリングに向かないってのがあるけど、そんなのは大抵のヘビに当て嵌まるわけだし、ある程度ヘビを扱ってきた人なら問題にもならないはずだ。正直言って、何でこのヘビが未だにマイナーなのか不思議に思ってしまう。

海外での人気はどうなんだろう…。






れぷしょーレポ続き

2007-08-12 | その他日常
今回買ったものをご紹介~。





ブースが入り口近くだったのもあり、会場入りして即購入した。
今回の特集はサルバトール。モニター使いの人って皆気合入ってるよなぁ…。
あと、先日のビッグボルケーノで聞いたとおり、今号はタランチュラの関連記事もチョコっと掲載されていた。これはなかなか喜ばしい事だ。でも、『飼いやすいタランチュラ』として紹介されている種の中に、あんまり飼いやすくなさそうな種が少々混じっているように見えるのは私の気のせいだろうか…(特にコバルトブルー)。まぁ、ここで言う『飼いやすい』というのは、『丈夫で手間が掛からない』という意味であり、『事故や脱走の危険性が低い』という意味合いは含まないのだろう。





タイリクスジオのエギザンティックヘテロ…らしい。
おそらく今回出品されるだろうと予想し、虎視眈々と狙っていた個体。タイリクスジオはかなり昔からずっと欲しかったヘビなので、これでようやく念願が成就した事になる。もう気分最高。興奮絶頂。



しかもヘテロアザンティック…!

今のうちに宣言しておくね。こいつ繁殖させます。





エジプシャンルーセットオオコウモリのベビー。
哺乳類に手を出してしまいました…。まぁ、こっちも以前から飼う準備だけはしていたんだけどね。
恒温動物は手間が掛かりそうだと予想していたのだが、飼い始めて一週間経った現時点での感想は、「ウチのアオジタより楽かも…」といった所。匂わない上に単独飼育なら鳴かないので、哺乳類としてはかなりペット向きな部類かもしれない。ハムスターみたいに夜中になるとガタガタ五月蝿くなるかな…とも思ったが、エサさえ与えていれば騒いだりはしないようだ。


ただし、ヘビを見るとビビって錯乱しだすw
どうやら本能的に相性が悪いみたい。そりゃそうかw







あとは餌用のヤモさんを数パック購入。最近はシシバナもマウスを食うようになったので、これらは専らカリナータのご飯となる。こういうのは買えるときに買っておかなきゃな。




…と、ここで購入ストップ。

他にもヨロイモグラゴキブリなんかに心動かされたけれど、残念ながら予算が足りなかった。まぁ、ヨロイモグラはローチの割に難しいという話を聞くし、ここはもう暫く先まで我慢しておくことにしよう。

今回はソウカダ属のヘビを見つけたら即買いする意気込みで臨んだのだが、一匹も見当たらなかったなぁ。1日目に来ていたら居たのかね…。某所で見掛けたフルブラック+レッドアイのスマトラブラッドにも淡い期待を寄せていたが…まぁアレはそうそう都合良く遭遇するものでも無いよなw



それにしても、この手のイベントは普段の欲望を解消するどころか、逆に欲望が募っていくから困る。この気持ちを一年間抱えたまま、私は来年もまたJRSに行くのだろう。




以上、れぷしょー2007レポ終了。




楽しかったジャパンレプタイルズショー2007

2007-08-09 | その他日常
というわけで、毎年恒例のJRSに行ってまいりましたよ。
相変わらずの大規模なイベントで血沸き肉踊るマイハート。
静岡マジ最高。



今回も前回同様、両爬だけでなく猛禽もいっぱい来ていた。また、先々月のビッグボルケーノ程ではないにしろ、カブクワの姿もチラホラと見受けられた。コウモリやヘッジホッグを出品してるショップもあったなぁ。
この調子だと、数年後にはアリクイだのナマケモノだのが出てくるんじゃないだろうか。







一通り各ブースをチェックした後、今回の目玉であるカメ展を観て廻る。
ここはまさに珍カメ満載!更にこの一角は人も疎らだったので、ゆっくりとカメ達を観察することができた。リクガメよりもヌマガメが多いという点も私的にポイントが高い。
因みに上の写真はレイテヤマガメ。コケの載り具合がいい感じなので撮ってみた。いつか国内で、本種のCBが安く出回る日は来てくれるだろうか…。






オーブリフタスッポンのフルアダルト。
コイツを見るだけでも入場料を払う価値があるってもんだろう。
まずは想像してたのよりデカくてびっくり。こんなの飼えねーw
マタマタみたいな顔をしたスッポンというイメージがあったのだが、実際に顔を間近で見てみると、マタマタというよりマレーコノハガエルに近い印象を受けた。フタスッポン亜科のスッポンて、やっぱりスッポン亜科のスッポンとは完全に別物だね。いい勉強になりました!






その隣には、さらに巨大なボルネオカワガメが展示されていた。
この大きさは最早モンスターの領域だな…。倒すとアダマンタイトとか落としそう。
なんか水の中にゾウガメがいるみたいで、見ていると不思議な感覚に囚われた。






『デカい』という点で驚かされたのは、何も爬虫類に限ったことではなかった。
こちらは全日本錦鯉振興会ブースにて、宮本養魚場様が展示されていたジャンボ当歳。写真では判りづらいが、この鯉達は笑っちゃうくらいデカかった。競輪選手の足くらいの太さと体長はあったのではないだろうか。まるでアマゾンの巨大魚のようだが、形状と色彩が錦鯉のものなので、やはり本当に錦鯉なのだろう…。







今回、個人的にもう一つ楽しみにしていたもの…それがこの昆虫揚げw
勇敢なるサメラーイの血を引く私にとっては、これを食すくらい訳無いのだよ。




因みに、私が食べたのはコガネムシ、コオロギ、サナギの3種。
どの虫も油で揚げて塩を振っただけ…と、調理法は至ってシンプルなようだ。素材の味を大切にしているのだろう(;^^)

コガネムシは、日本のクロコガネをオオコフキコガネくらいにしたようなサイズで、結構大きかった。お味の方は意外と不味くはなく、カワエビの唐揚げを硬くしたような感じだった。まぁ、これを食うくらいならエビを食った方が遥かに美味いという事は間違いないが、もし本格的に食糧難に陥った場合は、そこらへんを飛んでいるアオドウガネを捕まえて食うのもいいかもしれない。確か銭金でそんな事してる人が出てたしな…。まぁ、キチン質多めだから消化に悪いだろうけど。

次にコオロギ。これまた異様にデカい…。一瞬リオックかと思ったぞ。
味は…まぁ、ギリギリ食えないことも無いといった所だった。エビフライの頭の部分を食ってるような感じに近いだろうか。…いや、それじゃ褒め過ぎだなw

最後にサナギ。これがヤバかった。
噛んだ瞬間、グシュッとした中身が飛び出し、口中にムシの匂いが充満する。更にそれが揚げ油のコッテリ感と合わさり、耐え難い不快感となって五臓六腑を蹂躙した。これはお世辞にも美味いとは言えないな…。一番食えそうな物だっただけに、これには衝撃を受けたよ…。
数もいっぱいあったので、ここで已むを得ずお茶を購入。口内でサナギを噛み潰しながらお茶で胃に流し込み、何とか食べることが出来た。




完食ッ!!
有機物は毒が無きゃ食えるんですよ。













………ところで、一人で黙々とゲテモノ食ってると、妙に寂しい気分になるのね…。
初めて知ったよ…。




                               To Be Continued→





上記の錦鯉の撮影とブログ掲載につきましては、宮本養魚場様から快く御承諾頂きました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。有難う御座いました。