Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

紅い大悪魔

2008-01-18 | ローチ類


レッドローチ成虫のペア。

こいつらは先日のデュビアとは違い、我々日本人の描く「ゴキブリ」の姿に限りなく近い外見をしており、特に成虫ともなればそのゴキっぷりは半端なものではなくなる。

よって、念の為サムネイルにモザイクをかけてみた。
ゴキブリを愛して止まない人だけ、画像をクリックして下さいね♪





さてさて。

レッドローチの育成は滞りなく進行しており、現在は成虫が2ペアほど揃うまでになった。まだ飼い始めて数ヶ月しか経っていないので、彼らの成長速度が他のゴキに比べて早いのか遅いのかはわからないが、とりあえず25度前後の室温と、適度な餌と水分さえあれば問題無く飼う事が出来るようだ。餌はテトラフィンや某ショップの配合フードが主であり、たまに水分補給も兼ねて昆虫ゼリーなどを与えている。あまり大食家ではないようなので、適当に餌をばら撒いておけば、それだけでかなりの長期間をもたせる事が出来るっぽい。
因みに、成虫の大きさや動きは予想通りチャバネゴキブリを髣髴とさせるものだった。しかし、全体的なフォルムはレッドローチの方が扁平で細長く、模様もシンプルな印象…。そして何より違うのは、メス成虫に翅が無い事だった。う~ん、やっぱりコイツらって、チャバネとは離れた位置付けなのかしら。


話は変わって。
私は以前の記事で、レッドローチをストックする上での障害として“臭い”を挙げたが、暫く餌として使っているうちにもう一つの不都合に気付いた。それは、飼育ケースから目的の個体を摘み出すのが困難であるという点だ。
チャバネの動きを思い出していただければ解りやすいかと思われるが、小さくて素早い生き物を捕えるのは中々に難しいものだ。しかもこの場合、取り出したい個体のサイズが決まっている上に、捕まえる際に個体を傷付けてはならないのである。
これでは少なくとも、マダゴキやデュビアのように目的の個体をヒョイッと摘み上げるような事は出来ない。私の場合は、手で標的をケースの隅に追い遣り、そのまま掌で掬う様なかたちで捕獲している。


まぁ、何はともあれ、今のところレッドローチは優秀な餌昆虫であり続けている。次なる目標はやっぱり繁殖!今年の夏あたりにブワッと増えてくれれば言う事無しですな。



夢での貯え / Dream Cache

2008-01-14 | ローチ類

夢を見た。



スチロール箱いっぱいの新種の餌ゴキが我が家に届いた。

そいつらはデュビアを一回り小さくしたようなゴキブリだったのだが、身体の表面はデュビアよりも格段に柔らかかった。私はこの昆虫の質感を確認した瞬間、歓喜のあまり舞い上がった。タランチュラは、牙を穿ちにくい硬い昆虫を嫌う傾向にあるので、柔らかいゴキはまさに理想の餌となるのだ。

「こいつは…イエコやフタコに取って代われるシロモノだ!」

素晴らしい餌昆虫にめぐり逢い、興奮しきった私は、ゴキブリを両手で大量に掴み上げ、そのままゴキブリの渦の中へ埋もれていくのであった…。


………

と、ここで目が覚める。
ああ、新種の餌昆虫は夢だったか…。残念。











…で、ゴキブリにまみれたのが夢だと判ってガッカリしてる俺ってなんなのさ。



白い森と茶色い森

2007-12-09 | ローチ類
以前の記事でも紹介したけれど、デュビアはよく見ると結構個体差のあるローチだ。同じ親から生まれた兄弟であっても、その容姿は各々で若干異なってくる。少々大袈裟かもしれないが、全く同じ外見の個体など一匹もいないと言っていいかもしれない。






これもその一例。

こいつらは同じ時期に同じケース内で成虫になったので、恐らく姉妹だと思われるのだが、その違いはご覧の通りだ。よく見ると模様の入り方だけでなく、体型や体色までが異なっている。


私は最近、この個体差こそがデュビア飼育の醍醐味なのかなぁ…とか思っている。これだけ沢山いてもそれぞれ外見が違うわけだから、増やし甲斐があるというものだ。まぁ、ウチの場合、こいつらは結局エサ昆虫なんだけど。

因みに、手前の白く縁取られた個体は結構珍しい部類に入る。レアとまではいかないけど、アンコモンくらいの希少性はあるかな。




紅い小悪魔

2007-11-13 | ローチ類
餌昆虫の新星、レッドローチをついに入手。

いや~、こいつは素晴らしい!
色艶といい、走り方といい、実にゴキらしい魅力を備えたゴキだと思う。更に同サイズのデュビアより柔らかく、動きもあるので、小型個体相手なら餌昆虫としても優れている印象。ウチの若いポエキロ連中なんて、デュビアなんかには見向きもせず、コイツばっかり咥えています。

ただネックなのは、臭いも非常にゴキらしい事かな…。小さいナリのくせして、ほんの20匹ちょっとでかなりのフェロモン。こいつらが増えたら、何らかの消臭対策が必要になりそう…。





ここで気になるのは、やはりこの種の分類だ。
しかし、私の愛読書にはレッドローチに関する記述は無いし、ググってもよく分からない…。

素人なりに予想すると、キゴキブリ科、ホラアナゴキブリ科、ムカシゴキブリ科の可能性はまず無いだろうと思われる。オオゴキブリ科は色んなのがいるけど、幼虫の姿を見ていると、これもちょっと違う気がする。

私はレッドローチの幼虫を初めて見た時、ゴキブリ科のトビイロゴキブリに似ていると感じた。体色もそうだが、身体の幅が何となくそう感じさせたのだ。
しかし、レッドローチは成虫になっても2.5cm程だという。となると、これはチャバネゴキブリの仲間である可能性が高くなってくるのだろうか。よく見ると、頭部もチャバネっぽいし、成虫の姿はまさにチャバネ…。



うーむ、やはり無知の横好きな私がアレコレ考えても、余計混乱するだけですな。
でも、生き物を飼っている以上、その学名くらいは知っておきたいと思うのが我々の性。
どなたか詳しい人がいらっしゃったら…教えてプリーズ!



白翅地鼈虫

2007-07-31 | ローチ類
幾多ものデュビア幼虫の中に、羽の部分が白くなっている個体が何匹か混じっている事に気付いた。




これって何でしょ。パイボなのか?
私はデュビアを何世代か繁殖させ続けているけれど、こういう個体には初めて巡り合ったなぁ…。いや、今まで気付かなかっただけかもしれないけれどw
とりあえず、「アルゼンチンフォレストローチ“ホワイトスポッテッド”」って感じのカッコいい名前つけて可愛がってみますよ。