Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

風が吹けば蜥蜴が儲かる

2007-11-18 | その他ペット


餌昆虫としてレッドローチを導入。
   ↓
タランチュラがレッドローチばかり喰う。
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ローチの使用頻度に反比例して、コオロギの消費量が落ちる。
   ↓
トカゲのコオロギ食い倒れ祭開催



上の写真はイエコのストックケースに放たれたキスジプレート。都市に突然現れた怪獣の様に、平和なイエコの生活を蹂躙しています。

まさに一大スペクタクル。映画化決定。




鞭と高枝切りバサミ

2007-11-15 | クモガタ類
こいつを飼育し始めて、もうすぐ半年が経とうとしている。
購入した当初は、ヒヨケムシ程ではないにせよ、すぐ死んじゃうかな…と不安に思っていたものだが、実際は何とまぁ丈夫な事。掛かる手間はタランチュラと殆ど変わらないと来たもんだ。








正直な感想を述べてしまうと、この蟲は見た目に反して地味なペットだと思う。餌を捕るとき以外は殆ど動かないし、いつもコルクの裏に隠れてるし…。

でも、そこがまた魅力なんだよな。ここらへんもタランチュラと同じ。

日々そこに存在するだけの生体を眺めて、変わらぬ姿に安心感を覚える…。ウデムシを飼育するなら、そんな付き合い方こそ理想だろう。








折れたままの右第一脚を見て判る通り、コイツはウチに来てからまだ一度も脱皮をしていない。というか、既にかなりの大きさに育っているので、もしかしたらこれ以上脱皮はしないのかもしれないなぁ。
両方の第一脚が揃った完品個体を手にしたいのもあるが、個人的には何より脱皮シーンそのものを観察したいと思っている。よく考えたら、ウデムシってどうやって脱いでいくのか知らないんだもの。勿論、抜け殻の形状や質感にも興味が湧いてくる。


あー…、一度で良いから脱皮しておくれ~。



紅い小悪魔

2007-11-13 | ローチ類
餌昆虫の新星、レッドローチをついに入手。

いや~、こいつは素晴らしい!
色艶といい、走り方といい、実にゴキらしい魅力を備えたゴキだと思う。更に同サイズのデュビアより柔らかく、動きもあるので、小型個体相手なら餌昆虫としても優れている印象。ウチの若いポエキロ連中なんて、デュビアなんかには見向きもせず、コイツばっかり咥えています。

ただネックなのは、臭いも非常にゴキらしい事かな…。小さいナリのくせして、ほんの20匹ちょっとでかなりのフェロモン。こいつらが増えたら、何らかの消臭対策が必要になりそう…。





ここで気になるのは、やはりこの種の分類だ。
しかし、私の愛読書にはレッドローチに関する記述は無いし、ググってもよく分からない…。

素人なりに予想すると、キゴキブリ科、ホラアナゴキブリ科、ムカシゴキブリ科の可能性はまず無いだろうと思われる。オオゴキブリ科は色んなのがいるけど、幼虫の姿を見ていると、これもちょっと違う気がする。

私はレッドローチの幼虫を初めて見た時、ゴキブリ科のトビイロゴキブリに似ていると感じた。体色もそうだが、身体の幅が何となくそう感じさせたのだ。
しかし、レッドローチは成虫になっても2.5cm程だという。となると、これはチャバネゴキブリの仲間である可能性が高くなってくるのだろうか。よく見ると、頭部もチャバネっぽいし、成虫の姿はまさにチャバネ…。



うーむ、やはり無知の横好きな私がアレコレ考えても、余計混乱するだけですな。
でも、生き物を飼っている以上、その学名くらいは知っておきたいと思うのが我々の性。
どなたか詳しい人がいらっしゃったら…教えてプリーズ!



絨毯はシルクの肌触り

2007-11-11 | ボア・パイソン
今月の初めに“ノーザンカーペットパイソン”の名前で購入。この名前で来る個体は分類が判然としない場合があるけど、コイツは体色からしてかつてイリアンジャヤと呼ばれていたMorelia spilota harrisoniだろうと思われる。となると、ノーザンカーペットという名で紹介するより、パプアンカーペットとして紹介した方が通りが良いかもしれないな…。

因みに、現在のサイズは40cm弱といった所。ハッチリングより適度に育った、安心サイズのベビーというやつだ。




実はこの種、私が本格的にヘビ飼育を始めた当初からずっと狙っていたのだが、遭遇時になかなか折り合いが付かず、現在に至るまで入手が叶わなかった。
しかし先日、ちょうどタガメがお亡くなりになり、プラケが一つ空いていた。この絶妙なタイミングで、ベビー&餌食い良好な本種に巡り逢えたのだから、これはもう運命だろう。抗う術を知らぬちっぽけな私としては、その運命に嬉々として従うのみであった。


上の写真は購入から数日経て、初めて自宅でハンドリングした時のもの。
何と言うか…パイソンの幼蛇の触り心地というのを、私は久しく忘れていた気がした。非常に滑らかで、ずっと触れ合っていたい衝動に駆られる。また、動きが穏やかなのも良い。糞尿撒き散らして暴れるミルクや、やたらアグレッシブなスジオは見習うといいよ。





充電完了

2007-11-04 | クモガタ類
久々の更新もやっぱりポエキロネタ。
先月脱皮したポーキー達を、つらつらと気の向くままに書き連ねて参りますよ。









レガリス2号が最終脱皮。

判りきっていた事だけど、やっぱりオスになった。
しかし、パワーフィーディングの甲斐あって、オスにしてはかなり巨大な個体に仕上がってくれた。やはり色彩の地味さは否めないが、迫力に関しては他のタラ達にも引けをとらないと思う。


…もちろん、だからといって嬉しいかと問われれば、決してそんなことは無いけど。





 

ファッシアータも脱皮。

実際、タランチュラがオスになっても私の心が折れないのは、オスが出る陰でメスも着実に出てくれているからなんだよなぁ。

コイツに関しては言う事無し!日に日に美しくなる御姿にメロメロでございます。
何と言うか…この世の全ての賛美歌が本種を讃える為だけにあってもいいんじゃないかと思えるくらい美しい。美の女神アフロディーテも、このクモの前では恐らく姿が霞んでしまう事だろう。もう仕方ないから、今日からこのファッシアータが美の女神って事でいいんじゃね?(←バカ)





 

オルナータ。

翅イエコを危なげなく食えるくらいのサイズになった。全身の黄色味も増し、脱皮する度にどんどんフリンジされていくのが判る。脚の裏の黄色もハッキリ出ているので、幼体にしては多種との見分けもつきやすい。

でもまぁ、まだまだ赤茶けた小蜘蛛の域だなー。
引き続き、今後の成長に期待しとこう。






 

サブフスカは、我が家に来て一度目の脱皮を無事済ませてくれた。

こちらはオルナータよりも脱皮一回分ほど小さいが、その佇まいは既に独特な雰囲気を醸し出している。ちょうど同時期のフォルモーサをクリーム色にして、紫色の光沢を無くしたような印象だろうか。






 

で、こちらは現在のフォルモーサ。

や ば い
か っ こ よ す ぎ !


デザートカラーにハッキリと入る漆黒のストライプ!
その上にほんのりと乗るメタリックパープル!
これが興奮せずにおられようか!

もともとコイツを飼う前から、本種はポエキロの中でも私好みな感じがしていたのだが、これは予想以上のブツかもしれない。なんかもう、ここまで私好みなカラーリングだと、このカッコ良さを保つ為ならオスでもメスでもどっちでもいいやという気持ちになってくるw


…あ、いや、やっぱメスの方向でお願いします。








以上5匹が先月脱皮したポエ。
本属は飼育数が多いと、毎週何かが脱皮する状況になるので、飼育する側としては飽きの来ないペットライフが楽しめる。気の短い私にとっては打ってつけだ。

それと、今回は紹介種類数が多かったので前後編に分けようかなとも思ったが、画像サイズを小さくする事で対処してみた。大きいサイズが見たい場合は、画像をクリックして下され。
というか、是非大きいサイズで見て下さいw