Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

久方振りの御器被り

2007-06-29 | ローチ類
我が家で飼育しているローチはデュビア、フスカ、マダゴキの3種なのだが、基本的に彼らは手間が掛からないんで、餌としてよく使うデュビア以外は放置飼いしている。
んで本日、ふと思い立ってフスカに給餌。最近存在をすっかり忘れていたので約一ヶ月ぶりのご飯になってしまったのだが、そこはやはりゴキ。成虫が2匹ほど死んでいたが、他は特にロスも無く元気に生存していた。


 大好物である水でふやかしたレプトミンを御馳走。
成虫の死因が寿命じゃなかったとしたら、正直スマンかった…。


と、ここで何やら床材に違和感を感じる。
そっと掘り返してみると…そこにはワラジムシくらいの小虫達の姿が。
勿論、私がフスカのケースにワラジムシなんて投入するはずも無い。という事は、答えは一つ…。






フスカ繁殖成功!!!



特に繁殖に関しては意識していなかったので、これは嬉しい誤算だ。
流石は乾燥系ローチと言った所だろうか。湿度に気を配らなくても勝手に増えてくれるとは…。

ウチのフスカたちは丁度1年ほど前に幼体数匹から育てていったものなので、私にとってはこれがフスカの初繁殖となる。
当然、ここまで小さい幼虫(恐らく初齢)を見たのも初めてだ。姿やサイズはデュビアと大差無い印象だが、こちらの方が動きは素早い気がする。なるほど、これがフスカの赤ちゃんなのか…。



そういえば、デュビアもここのところ幼虫が生まれてきているようだし、現在飼育しているマダゴキ達が生まれたのも2年前の今くらいの時期だったなぁ…。








…………!!








という事は、マダゴキの方も…!












(;゜Д゜)ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁ






BIG VOLCAAA続きAAANO!!

2007-06-26 | その他日常
生来の浪費家である私にしては、今回はあまり買わなかった。
まぁ、もともと財布の中身も潤沢とは言い難い状況だったので、これも必然といったところなのだが。





まずは生体から。

ええ、性懲りも無くポエキロですよ。
ストリアータもいたけれど、レアリティを重視してこちらを購入。



それにあわせて、月夜野にてイエコ購入。カップの中には思ったよりも沢山のイエコが詰まっていた。まだ餌として与えるには小さすぎるけれど、これを育てて使ったらかなりお得なんじゃないかな。



タイワンオオタガメ。
タガメを飼うのは実は初めて。ウチには魚喰いのヘビがいるので、エサ金は大抵ストックしてある。コイツはソウカダやミズヘビほど大食漢じゃあないだろうから、エサには困らないだろう。

ペアで購入したのだが、家に着いて包装されていた袋を開けてみると、何と一匹死んでいた。しかも、よりにもよってメス。これには非常にショックを受けたね…。マジ凹みですよ。
会場から自宅までは片道一時間足らずの距離なので、搬送時間が原因というわけではないはず。実際オスの方は頗る元気なので、どうやら個体選びに失敗してしまったようだ。そういえば、袋を手にとったときに全く動いていなかったからなぁ。お祭り気分に浮かれてしまい、普段なら絶対やらないミスを犯してしまった。なに大きさだけで選んでんだバカ。もうホント反省。



その他グッズ諸々。
HERPLIFEは初めて読んだけど、全体的にキレイでいいね。やっぱりエキゾチックアニマルを取り扱う本はこのくらいスタイリッシュじゃなきゃ!あと、製作者と読者(=飼育者)との距離が非常に近いという印象を受けた。製作者の視点が我々の視点に限りなく近く、特集の内容も両爬マニアにとって馴染みのあるものなので、眺めているだけでも親近感が沸いてくる…。何だか上手くいえないけれど、これはそんな本だ。誌上のテキストは少々誤字が目立つが、同じく誤字脱字の多い私にとってみれば、それもまた親近感を覚える要因の一つだったりするw
因みに、次号はタランチュラが結構載るとの事。期待大です。


ステッカーは車にでも貼ってみようか。





他にも雑食のムシ用にクリスタルゼリーをいっぱい購入。

ついでに言うと、会場に入ってすぐ横の屋台で売っていたギョウザが旨かった。




以上、ビッグボルケーノ戦果報告終わり。




BIG VOLCAAAAAAAANO!!

2007-06-25 | その他日常
さてさて、行って参りましたよ、ビッグボルケーノ。
去年はどうしても外せない用事があって泣く泣く見送ったのだけれど、今年は何とか都合が付いた。


私が行ったのは2日目の日曜日。
当日はあいにく雨だったので車で行こうかとも思ったが、雨天だと駐車場が混むかもしれないとも思い立ち、熟考に熟考を重ねた末、結局電車で行く事にした。結果はちょっと失敗。実際は近隣の有料駐車場も含め結構余裕があったようだ。来年は車で行こう…。



会場内は混雑しているわけでもなく、かといって閑散としているわけでもない。要するに丁度良い盛り上がり具合だった。上の写真は爬虫類ブース側から全景を撮ったものなので人が少ない様に感じるかもしれないが、写真奥のカブクワ側は比較的お客さんが多かったように思う。まぁ、そっちにはリアルムシキング会場があったり、オークションコーナーがあったりしたので、これも順当な結果と言えるのだろう。


あと、JRSなどと比べて子供が多い印象を受けた。やはりこれもカブクワ店舗が全体の2/3を占めるが故だろうか。
カブトムシに見入って興奮している子供の様子というのは実に微笑ましいものだ。初めてエレファスゾウカブトを間近にした小学生時代の私も、恐らく彼らと同じ顔をしていたのだろう。
最近の子供はゲームばかりして他の遊びを知らない…といった類の話は、ファミコン世代の私にとっては当の子供の頃から今に至るまでずっと耳にし続けているが、例えそんな世の中でも、カブクワ達は子供の好奇心を捉えて離さない。子供を取り巻く環境は変わっても、子供の本質は不変なのだと改めて実感。そんなビッグボルケーノ。

まぁ…子供の頃の私は、店で売っている昆虫には興味を持たず、ひたすら野外採取に心血を注ぐタイプだったけどw
そもそも、今みたいに外国産のカブクワを手に入れる機会なんて無かったもんなぁ…。今のガキは幸せだな全く。





とまぁ、以上が会場を客観的に見た感想なのだが、これを一転して主観的な見方で評価させてもらうと、正直イマイチといったところだった。

いや、大変良いイベントだったとは思うんですよ!?カブクワも思ったより種類豊富に並んでたし、どのショップの方からも大変気さくに接客して頂きました。参加店舗も多く、あれなら関東最大規模と称するに値するでしょう。実際、私も大いに楽しんでおりました。
じゃあ、一体何が不満なのかと言いますと…




奇蟲・奇ヘビが少ない!!

これに尽きるのではないでしょうか。(主観暴走中)




爬虫類側は何だかありきたりな種ばかり並んでいて、どうもサプライズに欠けている気がした。
もっとこう…ライノやプラシナがビックリ価格で投げ売られていたり、巨大なベースンがナナメ上から睨んでいたり、ズグロ様のアルビノやナンベイオオチャバネゴキブリが神々しくディスプレイされていたり…といった様な、忘れられないイベントシーンが欲しかったんだよなぁ。
しかしまぁ、そんな中でもオオカミヘビやミズベヘビなんかを出しているショップがあったのは良かったと思うけど。


更に本音を言うと、タランチュラが少なすぎ。
ムシ繋がりでタランチュラもそこそこ出品されるかと思っていたのだが、見かけるのはチリコモとかスミシーみたいな常連ばかり。
これでトロピカルジェムさんが参戦していなかったら、危うく何の生体も買わずに帰ってしまう所でしたよ。






そんな中、私の目を一際惹いた一角があった。最近恒例になりつつある、ボールパイソンのカラーバリエーション展示だ。
中でも、Bp・Supply様のブースは大変充実しており、流石といったところだった。

展示されていた品種ではアザンティックなどの暗くて渋いカラーが私好みなのだが、神秘的な雰囲気を漂わす淡色系のボールパイソン達はより一層印象的に思えた。やはり白や黄は一目を惹く色である。


【イエローゴースト】
「ゴースト」と名の付く生き物は、ぼやけた色彩で少々パッとしない風貌をしていたりする事が多いが、こいつに限っては別。
後ろにいる個体は脱皮前なのだが、脱皮前ですら美しいときた。反則だろそれは。


【レッサープラチナ】
まさしく白金。
実際はもっと淡い色彩だったけれど、写真では何故かこういう色に。


【ホワイトゴースト】
まるで象牙や大理石で作られた工芸品のような品種。
匠の手により形作られた彫刻が、神々の祝福により命を得た。



私は常々思うのだが、無事に飼えるかどうか解らないような難易度の高いレア種を飼うより、ボールパイソンのように飼育法が確立されたヘビの色彩変異種を飼う方が、我々アマチュアからしてみれば遥かに現実的であるし、その方がヘビの為にもなる。コーンやボールの色彩変異を作り出し増やそうと試みている全ての人々は、そういう意味では両爬ペットシーンの救世主なのだ。私は彼らを尊敬しているし、彼らの作り出す品種の数々はこれからも常に気にかけていくつもりである。





そんなこんなで帰宅。横浜線は相変わらずノロくてイライラしますな。
戦利品に関してはまた後日。


                               To Be Continued→





上記のボールパイソンの撮影とブログ掲載につきましては、Bp・Supply様から快く御承諾頂きました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。有難う御座いました。
尚、当ブログの画像は、管理人に御一報下されば基本的に転載は自由ですが、このページのボールパイソンの画像についてのみ転載不可とさせて頂きます。

仕方なかったんだ

2007-06-24 | クモガタ類

金曜日。

アフターファイブ(実際は残業したけど)に高速を飛ばし、都内の某ショップへ直行。
ちょっと分の悪い賭けである事は承知の上で、サンタイガー(Psalmopoeus irminia)のベビーを購入した。


ショップの店長は「たぶんオスですよ」と何度も忠告してくれたんだけどねぇ…。
もう衝動が抑えられなかったんですよ。




でも…こういう事ってあるでしょう?







玄関の一歩外の日常

2007-06-23 | その他日常
以前にウズラカメムシの記事を書いて以来、ウチの近所の草むらには結構多くの虫たちが暮らしている事に気付いた。




 オオヘリカメムシ。
私はカメムシに関してそれ程精通しているわけではないのだが、本種が国内に生息するヘリカメムシの中でも最大種である事は辛うじて知っている。
体の大きさといい、茶色の渋い体色といい、まるで土塊で出来たゴーレムのような風貌だ。胸部の両側から勇ましく張り出した側角も実に厳つくてカッコいい。



ガキの頃はこんな地味な虫には目もくれなかったものだが、今となってよく見てみると、こういうのもなかなか捨てたモンじゃないな…。




カメラの視線に気付いたのか、この写真を撮った直後、いそいそと葉の裏へ移動してしまった。