Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

『抜け殻』  第二夜

2007-02-24 | ペット徒然
 前回はヘビの抜け殻を紹介したが、今回は虫の抜け殻にスポットを当ててみる。






 まずはデュビア。
 不思議な事に、デュビアは脱ぎ捨てた殻を食べない。なので、この虫の抜け殻はストック用のチェストを開ければいつでも入手可能である。
背胸部からパックリ割れている事からも察せられるように、デュビアを含め大抵の昆虫は背中から殻を脱ぎ始め、身を前へ押し出すように脱皮する。セミの脱皮シーンなどを想像してもらえれば解り易いだろう。

 この抜け殻を注意深く観察すると、殻の割れ目から白い糸のような物が出ているのが判る。これはセミの抜け殻などでも観られるもので、私は幼い頃からこの糸が一体何なのか疑問に思っている。どなたかこの糸の正体をご存知でしたら教えてくだされ。


 脱皮直後のデュビア幼虫。白く透き通ったその姿は「キモ美しい」といった所だろうか。







 お次はフスカ。この虫もデュビアと同様に、背中から前へ移行する事で脱皮する。こうして見てみると、抜け殻の亀裂の範囲もデュビアと全く同じだ。

 余談だが、ブラベルス属のローチは成虫のかっこよさもさる事ながら、幼虫も実にカッコイイ。こげ茶の甲冑を身に纏った姿は重厚感があり、横幅の広い体型が更にこの幼虫の迫力を増している。終齢幼虫などは、成虫と比較しても引けをとらない存在感を誇ると思う。


フスカとデュビアの終齢幼虫。二つ並べると、まるでポケモンの進化のようだ。








 続きまして、ピンクゼブラビューティー。
この写真は半年ほど前に携帯のカメラで撮ったものだ。

 私はバードイーターの類は基本的に「可愛い」と思って飼育しているのだが、流石にこの抜け殻だけはキモイと思うw
何と言うか…脚とか牙が納まっていた穴の部分が蓮コラを連想させるんだよな…(;´д`)

 こちらは正面から撮った写真。
牙すげぇやる気。

 これは裏面。
抜け殻が脚部・顎部――腹部・内臓――背甲と繋がっているのがよく判る。







 最後にスリランカオーナメンタル。
 なぜ今回の記事を前回から日を開けて投稿したのかというと、実は丁度コイツに脱皮の気配があったからだった。我が家では初めての脱皮なので少々心配したが、プラスチックカップの上部に立派なハンモックを作り、それから三日後、無事に脱皮を済ませたようだ。


 まぁ…大きさといい模様といい、抜け殻自体は先日アップしたレガリスのものと大差無かったけど…。


 脱皮直後の姿。聞き及んでいた通り、このクモは一度の脱皮でかなり大きくなるようだ。





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