イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

葉麗卿という生き方

2014年08月11日 18時15分45秒 | 秋田書店

『天空の玉座』 第16回

麗卿:!(娘娘がやったんだ!こんなことまでするなんて…。)……………。

皇太后:わらわが毎日そなたのために心をくだいてるというのに、当のそなたは。

麗卿:(ううん、わかってた。娘娘は皇后の位のためなら、どんな手でも使う人だって………。私は見て見ぬふりをしてただけ――。)
李金鈴:あ、麗卿。聞いた――?許妃のやつ、庭で草いじりしてて虫が刺されたんだって。
少女:庭師かよっていうー、バカみたーい。
金鈴:せいせいしたわね。
少女:いよいよ皇后陛下ね、おめでと――。
麗卿:(私たちも娘娘と同罪。いや、自分がやってるという自覚がないぶん娘娘より、たちが悪い。毒を喰らわば皿まで。)そんなことで喜んでる場合?私が皇后になったら私は女主人、あなたたちは使用人よね。昨日の陰口…聞こえてたわよ。
2人:えっ。
麗卿:フッ。(この醜い世界をとことん見届けてやる。)
金鈴:え…。
少女:ええ~~?!

北風捲地忽覚夢(冷たい風に夢は破られた)
一心愁謝如枯蘭(心は沈んで枯れた花のよう)
飄泊天涯遇塵世(生をうけて濁世にであった)
当須刮目観魈魅(ただ目を皿のように開けて魑魅魍魎を見続けてやる)


 隠れオタクの裏の顔こそ真に麗卿の望む生き方だった。それを踏み躙られ毒を喰らわばと悲しい決意をする彼女が痛々しい!ところで黄雪英は何処に消えたのだろう?金鈴と同じ唇の少女は誰?


最新の画像もっと見る