《GENE[ゲーン]》シリーズで、ラーチョオ王朝皇室最後の一人となった主人公イリ・イン・チャンシャン(旧姓★ラーチョオ)にとって、後に終の棲み処となる第3の祖国チャンシャンでの内乱、表向きはチャンシャン王位を我が物にしようと醜い争いを起こした“2人の王太子”の国中を巻き込んだ内乱だけれど、真相はイリ争奪戦(妾腹の第2王子ヤンアーチェと正嫡の第1王子タオホンが闘った真の動機はこちら)の主役である第1王子のタオホンの描写は、あれでは、単に暴力をふるってイリを虐待するだけのバカでしかないような印象を与えています。タオホンには、『ターンAガンダム』で悪役の時は“悪でもクールな”がファンの間で定着していた子安武人さんが怪演してビックリさせた、狂気と熱情に満ちた男 ギム・ギンガナムが欲しいですね
口に出しては言わねど露骨にイリを要求するラカに反発したのを契機にイリを離すまいとして常に傍らに置く内にタオホンは本心からイリを欲するようになりました。妾腹の弟ヤンアーチェが恋する自覚を持たずに“自分はイリを侮蔑し憎んでいる”と錯覚し、そしてまたイリの“心の奥底に秘められたヤンアーチェへの愛”をタオホンは悟ります そして、心からイリを渡すまいとしてタオホンは以前にも増して虐待を繰り返し ました。しかし、それだけではない、もっと狂乱と熱い情熱が彼には欲しいです。
誰の作品でも良し悪しはあり心を惹かれるか否かはあるけれど、五百香ノエルは無能だから、ただヤッているだけ。しかし、あさぎり夕先生の作品はエロにも深いモノがありますね。《GENE[ゲーン]》の前半でイリを妾妃として召し抱えたタオホンは情交の時も、そうでない時も殴る蹴るの一点張りのワンパタでした。しかし、《猫かぶりの君》シリーズの「新婚旅行」編でエピローグ直前での“初夜(何度もやっているくせに、今更という声が多々あるけれど)”での、久住弘樹(くずみ・ひろき)の“スパンクはこう使うものだ”には感心しました。
(株)集英社COBALT文庫の《猫かぶりの君》シリーズの第4弾『猫かぶりの君 4~新婚旅行編~』の「10 初夜に酔いしれて」で感情が高校時代に戻ってしまっていた久住が“ようやく元に戻ったと思えば、これかい!”と言いたくなるほどに見も蓋もないけれど、“何度も叩かれては、そのたびに突き上げられて、やがて痛みさえも快感になってくる。繋がった部分から湧き上がる卑猥な音と、喘ぎ続ける自分の声が、さらなる羞恥を煽って、最後に残った理性を粉砕する。もはや快感に揺さぶられるだけの器と成り果て、力無くシーツに取りすがる芳を、久住は遠慮もなく貫いた。”とあるように、久住曰く“スパンクというのは、ココの素晴らしさを味わうためにするものです。あのバカみたいに、闇雲に打ち据えるのは愚の骨頂だ”とのことです。単に暴力を振るっているだけだったタオホンに、こういうモノがあったら良かったのに。
口に出しては言わねど露骨にイリを要求するラカに反発したのを契機にイリを離すまいとして常に傍らに置く内にタオホンは本心からイリを欲するようになりました。妾腹の弟ヤンアーチェが恋する自覚を持たずに“自分はイリを侮蔑し憎んでいる”と錯覚し、そしてまたイリの“心の奥底に秘められたヤンアーチェへの愛”をタオホンは悟ります そして、心からイリを渡すまいとしてタオホンは以前にも増して虐待を繰り返し ました。しかし、それだけではない、もっと狂乱と熱い情熱が彼には欲しいです。
誰の作品でも良し悪しはあり心を惹かれるか否かはあるけれど、五百香ノエルは無能だから、ただヤッているだけ。しかし、あさぎり夕先生の作品はエロにも深いモノがありますね。《GENE[ゲーン]》の前半でイリを妾妃として召し抱えたタオホンは情交の時も、そうでない時も殴る蹴るの一点張りのワンパタでした。しかし、《猫かぶりの君》シリーズの「新婚旅行」編でエピローグ直前での“初夜(何度もやっているくせに、今更という声が多々あるけれど)”での、久住弘樹(くずみ・ひろき)の“スパンクはこう使うものだ”には感心しました。
(株)集英社COBALT文庫の《猫かぶりの君》シリーズの第4弾『猫かぶりの君 4~新婚旅行編~』の「10 初夜に酔いしれて」で感情が高校時代に戻ってしまっていた久住が“ようやく元に戻ったと思えば、これかい!”と言いたくなるほどに見も蓋もないけれど、“何度も叩かれては、そのたびに突き上げられて、やがて痛みさえも快感になってくる。繋がった部分から湧き上がる卑猥な音と、喘ぎ続ける自分の声が、さらなる羞恥を煽って、最後に残った理性を粉砕する。もはや快感に揺さぶられるだけの器と成り果て、力無くシーツに取りすがる芳を、久住は遠慮もなく貫いた。”とあるように、久住曰く“スパンクというのは、ココの素晴らしさを味わうためにするものです。あのバカみたいに、闇雲に打ち据えるのは愚の骨頂だ”とのことです。単に暴力を振るっているだけだったタオホンに、こういうモノがあったら良かったのに。