レース鳩日記 勝利の翼

1933年 
ポーのレースで
デュレイ鳩舎の鳩の帰還を見守る愛鳩家達

ヘンリー・レイ

2018-02-26 22:16:05 | 日記
今日も晴天で気温9度越
春がだんだん近づいて来ました!

協会から連合会対抗の通知が来ましたが
4月以降の輸送方法については
決定次第お報せします・・・だって!
まあ~連合会対抗はパスですけどね~

鳩輸送が難しくなったり高額になれば
「当鳩舎は自然淘汰」などと
悠長な事は言ってられなくなる
それに品種改良には淘汰は必要不可欠です

並河先生の著書「作出と競翔」でも
淘汰についてはかなりのページを割いてます
その中で昔読んだ中で今でも覚えてる記載

アンダーソン博士の著書に記されてる
オランダのヘンリー・レイ鳩舎の管理方法

私はオランダのヘーグの古い友人であった
故ヘンリー・レイ氏のことを思い出す

彼はある年 素晴らしい若鳩の一群を作出した
その若鳩達は正しく若鳩鳩舎に移されかつうまく馴致された
当時新しい鳩舎管理人を採用したばかりで
ヘンリーレイ自身はフランスへ旅行したのである
旅行から帰って彼は鳩舎を一巡し
若鳩鳩舎の若鳩が半数しかいない事に驚いた

彼は大量の舎外失踪が起こったと一瞬考えたのであるが
事実は新しい管理人による特別の選択による結果である事を知った
管理人は3日間若鳩達には飲料水だけ与え
飼料は全く与えていなかったのである

若鳩のうちで飢えかたの少ないもので元気であり
止まり木にとまってるものは残して
その他の鳩舎の隅に寄り集まって
止まり木にとまれない若鳩は殺してしまったのである

中略

この方法でより出された若鳩の精鋭達は意外にも良く飛び
失踪もきわめて少なく かつ のちにはヘンリーレイ鳩舎で
彼が所有した最良の成鳩になったと彼自身が認めてるのである

アンダーソン博士の記載は以上の通りである

中略

私達がその後の問題として考えられるのは
厄介者のいない粒のそろった若鳩チームの強さ
舎外飛翔の時間も違ってくるはずであり
また飛翔スピードも 
もたもたした厄介者がいなくなったのだから
当然速くなったに違いない

さらに好都合なのは若鳩小屋を少数で占領できた事
訓練も数が少ないから十分に出来たであろうし
1羽1羽に対する管理も十分に行きとどいた事であろう


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