凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

朝から猛暑・・・ あっ! もう稲穂が・・・!

2010年07月27日 | 田舎暮らし






今朝、いつもより少し早く目が覚めた。外の空気は涼しい。
梅雨明け以後、早朝からあまりにも日差しが強く、暑いため、毎朝のウォーキングは休業中だった。
今朝は、肌に感じる空気が涼しかったので、久々に40分コースのウォーキング。

チョット見なかっただけの田んぼの稲。



もう 穂が!



でも まだ 緑色。



白鷺。



あっ! 飛んだ!          ・・・ピンボケ。



あれェ! 煙草の葉・・・棒になっている。
暑さのせい???



刈り取りは まだ のようだ。



我が家近くの 『八坂神社』 には 古くから伝わる 



『筒粥占い(村指定無形民俗文化財)』 と言う神事がある。



この占いは 高根新屋敷の鎮守祇園宮に伝わる神事で



長さ九センチの葦の筒16本を米一合の入った鍋に入れて火を焚き、



筒の中に粥の満、満足らざるをもって



その年の



農作物の出来映えや



景気、不景気、



吉凶を占うために



古来より、正月七日に 行われている。



今年の占いが本堂にあった。



八坂神社
御筒粥神占
1.早稲   七分
1.中稲   七分
1.晩稲   六分
1.大豆   七分
1.小豆   五分
1.大角豆  四分
1.大麦   五分
1.小麦   七分
1.沗     六分
1.漁     七分
1.蚕     七分
1.雨     四分
1.風     六分
1.人     七分
1.病     五分
1.大世   四分
平成二十二年正月七日
八坂神社社務所




あっ! 出来たての 『松ぼっく』 まだ緑色。


凧絵を描く 8.『色差し』 白と金 仕上げ

2010年07月26日 | 凧の制作
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仕上げ。

波の 『白』 を入れる。















































『白』 を 飛ばして 『しぶき』 を表現。
やりすぎないように。





次は、『金』。

鯉の頭部分に 『金』 を 飛ばす。



人差し指で、筆を叩いて 『金』 を 飛ばす。







背ビレ に 『金』 を 入れる。















『鱗』 にも 『金』 を。







こんな細かい部分は 揚がっている時は、全く見えない。



















『白』 『金』 『しぶき』 が 終わり、
凧絵 『鯉金』 の 出来上がり。

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凧絵を描く 7.『色差し』 赤のぼかし

2010年07月25日 | 凧の制作
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金太郎の体の部分を仕上げる。
通常、明るい色を先に差し、後で濃い色を差すのだが、
使う染料によって、または和紙によって、逆にした方が良い場合がある。

今回は 逆でやる。

















































































































これで 『赤』 が終わった。
あとは、最後の仕上げ。 

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凧絵を描く 6.『色差し』 その他の色 と バックの赤

2010年07月23日 | 凧の制作
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細かい部分の色 と バックの赤 を差す。




弁柄色。



『ぼかし』  で。




















いよいよ 『赤』 を差す。 細かい部分。















バっクの 『赤』 べた塗り。



























バックの 『赤』 まで 終わった。
全体の感じを見て見よう。





後、残すは 『金太郎』 の体のみ。
体は、ほとんど 『ぼかし』 で 仕上げる。

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凧絵を描く 5.『色差し』 青系の色

2010年07月22日 | 凧の制作
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今日は 青色部分に色を差す。

『鯉金』 は、水の部分が多い。 ここが綺麗に描ければ 絵が引き立つ。


まず、鯉の目と金太郎の目を 『ぼかし』 を使って入れて見る。
ここで使用の 『青』 は二種類。
『目藍』。 目に 『青』 が入ると 顔がキリっと引き締まる。



『水』 を描く時、私は3種類の青を使う。
薄い青 から差す。



薄い青。
『ぼかし』 で描く。



やや濃い青。



濃い青。
この順番で差す。



刷毛の、向かって左側が、水、右側が青。
左側の縁の 『ぼかし』 が 判るかと思う。



























滝の長い部分も同じ。




























今日は ここまで。
続きは また明日。




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凧絵を描く 4.『色差し』  明るい色から

2010年07月21日 | 凧の制作
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『薄墨』 が入ったら、いよいよ 『色差し』。
色は明るい色から差していく。

今日は 『黄色系』 の 『色差し』 をする。



べた塗り <金太郎の腹掛け 後部>






金太郎の足もとの岩 






黄色が乾かない内に 茶色を差す。
黄色と茶が混ざり合ってぼかす事ができる。 <簡単なぼかしの仕方>



『墨入れ』 で使った 『ぼかし』 の技法を使う。



刷毛の半分に色(黄色)をしみ込ませる。



刷毛の反対側の色の入って無い部分に水をしみ込ませる。



刷毛の向かって左側が色、右側が水。
真ん中で混ざり合って一筆でぼかしができる。



凧絵では、この 『ぼかし』 を あちこちに使う





































今日は、黄色系の色差し。
明日は、滝の部分、水色系を差す。




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凧絵を描く 3.『薄墨入れ』

2010年07月20日 | 凧の制作


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墨が完全に乾いたところで、薄墨を入れる。
薄墨を入れる事により、濃淡ができて絵に立体感ができる。
















髪の毛の部分には、やや濃いめの薄墨を入れる。









鯉の体は立体感を出すために、中心を明るく、両端を暗くしたいので、
まず、明るくしたい部分に水を差す。






暗くしたい部分に濃いめの薄墨を入れ、徐々に濃さを加減しながら、
水を差したところまで入れる。




























これで薄墨が入った。
さあ、今度は色差しだ。
色は明るい色から差していく。

続きはまた明日。




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凧絵を描く 2.『墨入れ』  ぼかし・べた塗り

2010年07月19日 | 凧の制作
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墨の線描きが終わると 『ぼかし』 と 『べた塗り』 に入る。
『鯉金』 は鯉を黒で描きたいので、墨の部分が多い。



鯉の頭部分を墨で塗る。 『ぼかし』 の技法を使う。
『ぼかし』 はいくつかの方法があるが、ここで使ったのは刷毛の半分に墨を入れ、
反対側に水を含ませて一回でぼかす。
『ぼかし』 を使わず、縁を白く残しても良いが、使った方が仕上がりはきれいだ。



縁をぼかして中を墨で塗る。












鱗は夏毛の刷毛で刷毛線を残して描く。
後で薄墨を入れた時にこの線が生きてくる。










































すべての鱗に墨が入り、だいぶ雰囲気は出てきた。
この後、薄墨を入れるが、墨を乾かすために一日寝かせる。

今日の作業はここまで。
つづきはまた明日。


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凧絵を描く 1.『墨入れ』  筋描き

2010年07月18日 | 凧の制作

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六尺江戸角凧の墨入れです。
大きさは 縦180cm × 横108cm
この大きさだと組み立て式に作ります。
和紙だけでは弱いので絹に和紙を裏打ちしてあります。
絵は絹面に描きます。
面相筆、細筆、中筆、太筆、刷毛などを使い分けて描きます。

名前の部分は隠しました。





























































つづきはまた明日。


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亀の『たまご』

2010年07月01日 | 我が家のペット
我が家に長年一緒に暮らすペットがいる。

名前が  喰う太  くうた。

良く食べるからだそうだ。

今年30歳になる息子が小学生の時につけた名前だ。

もうかれこれ20年位我が家のペットとして居る事になる。

それが これ!



クサガメ!

甲羅の大きさが、約 20cm × 13cm。
金魚やさんで買った時は 10cm以下だったと思う。
実は二匹居た。一匹じゃあ、亀くん、寂しいだろうと二匹買ったのだ。

名前は 「ガンバ」 と 「クウタ」

「ガンバ」は 飼い始めて何年もしないうちにお亡くなりになった。
「亀は万年」と言うが、この日が彼にとって万年だったのか・・・???

以来、お友達も無く、食う太くんは、一人で生活・・・。

息子、娘は小学校の時にすでに飽きてしまい・・・
結局 後は親が面倒をみると言うお決まりのスタイル。



十年程前に、何故か、餌をあげても一切食べず、飼っていたポリ容器
の外へ出たがった。

数日続いた・・・ふと見ると、水の中に卵が転がっていた。
5~6個あったと思う。鳥の卵よりも細長い感じで、やや黄色みを帯びた白で
きれいな卵だった。外へ出たがったのは卵を生みたかったからだったんだ・・・。

我が家の住人全員がオスの亀だと信じていた『食う太』は 
メスだったことが初めて分かった日だった。

それからは、二年に一回位のペースで卵を生む。

ここ数日、何か餌を食べないので、もしや・・・と思っていたら
案の定 卵を産んだ。



今回は7個。

大きさは 4cm × 2cm 位・・・

卵を産んで、お腹が空いたのか…勢いよく餌を欲しがった。

あっと言う間に あげた餌を全部たいらげて 

ご満足!



『喰う太』 くん  別名を 『眞理子』と申します。